日本酒カルチャーをカンボジアへ!地酒の輸出事業スタート!

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株式会社蔵楽 (読み:クラク、本社: 東京都品川区、代表: 髙橋 理人) は、東南アジアへの輸出事業を開始しました。
株式会社蔵楽(以下:蔵楽)は「酒蔵を世界一働きたい場所に」をビジョンとして、全国の酒蔵をコーディネートしている企業。
この度蔵楽は、日本酒の魅力を海外に伝えるために、2022年に輸出卸免許を取得。2023年2月にカンボジアに現地視察、及びJETROプノンペン事務所が開催するイベントに出展しました。
今後、カンボジアや東南アジアの地元料理と日本酒のペアリングなど、現地流の日本酒文化の定着に向けて事業の推進を行っていきます。
  • 米食文化だから選んだカンボジア

◆日本酒の輸出状況

 日本酒の海外輸出の状況を見ると2022年度(1月~12月)の総額は 474.92億円に達し、金額ベースでは13年連続で前年を上回り、数量ベースでも35,895キロリットルと過去最高を記録しました。
この10年間で約6倍の規模になっており、大変な市場が盛り上がりを見せております。

 

◆輸出先にカンボジアを選んだ理由

 欧米諸国や東アジアにおいても日本酒市場が盛り上がっている中、カンボジアを選んだ理由としては、

➀主食が米であり、日本食文化への理解が深い

②平均年齢が24歳と低く、今後も高い経済成長が見込める

③海に面しており、物流上の優位性がある

カンボジアでは日本食レストランが10年で4倍以上に増えているカンボジアでは日本食レストランが10年で4倍以上に増えている

 

 上記条件を満たす国を検討した結果、最も可能性の高い国はカンボジアであると考え、2023年2月に現地視察及びイベント出展をいたしました。

 

  • カンボジア人を魅了する日本酒の力

 2023年2月27日(木)、日本貿易振興機構(ジェトロ)のプノンペン事務所により、カンボジアでの日本酒の普及を目的とした「日本酒テイスティングイベント」、「天皇誕生日 祝賀レセプション」の2つのイベントが実施されました。

 蔵楽は、カンボジア現地パートナー企業であるダイシントレーディング様のご協力の下、同じくパートナー企業である、笹祝酒造株式会社(新潟県)と共に同イベントに出展しました。

 

◆「日本酒テイスティングイベント」

首都プノンペンのローズウッドホテル(5つ星)にて開催されたイベントは、現地の日本食料理店のオーナーやシェフ、ホテル関係者らが招待されました。

 

 日本でも一般的に流通している純米酒や大吟醸に加えて、スパークリング日本酒「祝吹(しゅくふく)」や白ワインのような低アルコール日本酒「サササンデー」も振る舞ったところ、普段飲み比べることのない日本酒の数々に関係者は興味津々でした。

様々な日本酒を飲み比べながら興味津々に楽しむ関係者様々な日本酒を飲み比べながら興味津々に楽しむ関係者

◆「天皇誕生日 祝賀レセプション」

 同日2月27日(火)夜には在カンボジア日本国大使館主催で、首都プノンペンにある、ホテルカンボジアーナ内のガーデンにて天皇誕生日レセプションが開催されました。

 

 プラック・ソコン副首相兼外務大臣をはじめ、カンボジア政府要人や各国の外交官、在留邦人など300人強が参加。また、天皇陛下の誕生日と併せて日本・カンボジア国交樹立70周年も祝われました。
 国や立場の垣根を越えて、日本酒で皆が一体となる、大変華やかな会となりました。

プラック・ソコン副首相兼外務大臣(右)プラック・ソコン副首相兼外務大臣(右)

  • フレンチのように楽しまれる日本酒

 プノンペンでは、日本酒の取り扱い状況を体感するため、日本食料理店や日本酒を販売しているスーパーマーケットを視察しました。

 

2022年12月にオープンしたイオン3号店は、日本のイオンよりもはるかに大きい規模です。その中の日本酒専門バー「JP BAR」には約20種類の日本酒があり、それらを1USドルで3種類の飲み比べができる、まさに日本酒のアンテナショップのような場所でした。

JPバーでは1USドルで3酒の飲み比べが可能JPバーでは1USドルで3酒の飲み比べが可能

 ローズウッドホテル(5つ星)内の日本食レストラン「IZA(いざ)」では、寿司やそば、ラーメン等の料理と、10種類ほどある日本酒を日本でいう”フレンチ料理”の様な感覚で楽むことができます。

日本食レストランIZAは、日本のフレンチ感覚で飲食が楽しめる日本食レストランIZAは、日本のフレンチ感覚で飲食が楽しめる

 その他、詳細な現地の視察内容については、蔵楽のホームページ「カンボジアレポート」にて掲載をしています。

 

<蔵楽ホームページ カンボジアレポート>

【レポート】カンボジア日本酒市場の視察及びイベントのご報告 | 株式会社 蔵楽
株式会社蔵楽は、2023年2月25日(土)~3/1(水)までカンボジアへ視察及びイベントに参加しました。カンボジアの日本酒市場の「現在」について、情報を提供いたしたく本ページにてレポートとしてご報告させていただきます。 1.なぜカンボジアな

 

  • カンボジア流日本酒カルチャーをコーディネート

 蔵楽は今後、国内およびカンボジア現地での販売体制を整え、カンボジアでの更なる日本酒の普及を行っていきます。

 日本酒文化の伝統を広めつつ、現地の食習慣や嗜好を尊重し、カンボジア流日本酒カルチャーの確立を図っていきます。

 

 国内においては、「ワンストップ輸出サービス」として、全国のパートナーとなる蔵元とコミュニケーションをとりながら国内流通のサポートを行い、カンボジアへの一気通貫の輸出を行っていきます。

 

 消費量の減少に悩む日本酒業界への活力と新たな出口の確立に向け、新規市場の確立を行います。

蔵楽が提供するワンストップ輸出サービスイメージ蔵楽が提供するワンストップ輸出サービスイメージ

 

  • 株式会社 蔵楽  会社概要

【株式会社蔵楽 会社概要】
代表者:代表取締役社長 髙橋理人
本社所在:東京都品川区東中延2-7-8
設立日:2020年10月1日(日本酒の日)

事業内容:「酒蔵を世界一働きたい仕事に」をビジョンとし、全国の酒蔵をコーディネートをする企業。経営改革、販売・プロモーション、在庫見える化、サイトの制作など、「酒蔵がやりたいけどできない」ことを支援。
日本酒の飲み手にも積極的に情報発信を行い、啓蒙活動を行いながらも、デジタル技術を活用した新しい日本酒の楽しみを提供する取り組みも行う。
会社HP:https://kuraku.co.jp/
会社Facebook:https://www.facebook.com/kuraku.co.jp/

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