不正注文検知サービス「O-PLUX」 違和感のある氏名のフリガナを審査で検知

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 クレジットカードのなりすまし注文等の不正を検知することで、安全なネット通販のインフラづくりに貢献するかっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO : 岩井 裕之、証券コード:4166、以下、かっこ)は、不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」のバージョンアップを行い、購入者として入力された氏名のフリガナが不自然だった場合、これを審査で検知できる機能の向上を実現しました。昨今、海外から行われる不正注文は、IPアドレスやデバイス情報を偽装するなど、日々巧妙化しています。
 しかし、日本語は、ひとつの漢字で様々な「読み方」をするため、海外の不正ユーザーにとって、氏名のフリガナを正しく入力する事は、難易度が高い点に、かっこは着目しました。
 この度の注文情報における氏名と、フリガナの不一致を審査する機能の拡充により、配送先情報を持たないようなデジタルコンテンツ、旅行、チケット等の不正やクレジットカードの有効性をチェックするクレジットマスター対策などで、審査精度が向上します。
  • なぜ、氏名とフリガナの不一致が起こるのか。

 クレジットカード不正について、以前はIPアドレスやデバイス情報で海外からの注文かどうかを判断していました。昨今では海外であることを隠すためこれらの情報が偽造され、国内からの注文と区別がつきにくくなっている傾向があります。情報を偽造する際、日本語の氏名は様々なフリガナのパターンがあるため、日本人以外だと読めないことも多く、漢字とフリガナの不一致が発生しています。


前田のフリガナ「ゼンデン」、中山のフリガナ「チュウザン」など

また、初回限定商品を狙い、同一人物が複数回注文する不正手口でも同様のケースが発生しており、今回の機能強化による審査精度の向上が期待できます。
 

  • 名寄せ※1機能の拡充

 「O-PLUX」は、複数の機能を掛け合わせる事で複合的に不正かどうかをリアルタイムに判断しています。なかでも、かっこが特許を有している名寄せ機能(特許第6534256号)は、これまでも氏名の「高橋」を「髙橋(はしごだか)」、住所の「1丁目1番地1」を「1‐1‐1」にするなど、表記を変えることでシステムでは同一視しにくい日本語の特徴を悪用した不正に効果を発揮してきました。
 今回は、この名寄せ機能にフリガナを使った審査を実装し、国産の不正対策サービスとして、海外製品に無い性能の強化を実現しました。
※1 名寄せ:データベースに重複して存在するデータを、名前や住所、電話番号などの情報をもとにして同一人物や同一企業のデータとして1つにまとめること。

【不正注文検知サービス「O-PLUX」】 https://frauddetection.cacco.co.jp/o-plux/
 かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービスです。

 かっこは、今後も、多様化する最新の不正手口に関する分析と研究を重ねるとともに、積極的に機能拡充・サービス開発に取り組むことで、安心・安全なオンライン取引・ネット通販の環境づくりに貢献してまいります。

かっこ株式会社
住所 : 東京都港区元赤坂一丁目5番31号
代表者 : 代表取締役社長CEO 岩井 裕之
設立 : 2011年1月28日
URL : https://cacco.co.jp/
事業内容 : SaaS型アルゴリズム提供事業
              (不正検知サービス、決済コンサルティングサービス、データサイエンスサービス)
関連サイト :
不正検知メディア「不正検知Labフセラボ」 :  https://frauddetection.cacco.co.jp/media/
データサイエンスぶろぐ :  https://cacco.co.jp/datascience/blog/
採用情報 : https://cacco.co.jp/recruitment/index.html

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