■取り組み内容
丸井グループとユーグレナ社は、サステナブルな社会の実現に向けた共創を目的として、1月19日に資本業務提携契約を締結いたしました。今回の取り組みは、こうした共創の一環で実施するものです。
具体的には、小売事業の株式会社丸井(以下、丸井)の店舗「マルイ・モディ」の飲食テナントなどで排出される使用済み食用油を、ユーグレナ社との取り組みに基づき、バイオ燃料の原料の一部としてリサイクル活用していきます。さらに、物流事業の株式会社ムービング(以下、ムービング)の都内「マルイ・モディ」の全13店舗へ配送を行うトラックに「サステオ」を使用することによって、サーキュラーエコノミーモデルの実現を推進いたします。
▼PRTIMES「丸井グループとユーグレナ社が資本業務提携契約を締結」はこちら
https://www.0101maruigroup.co.jp/pdf/settlement/23_0119/23_0119_1.pdf
リサイクルフロー
①「マルイ・モディ」各店から排出される使用済み食用油を原料の一部として使用することで「サステオ」にリサイクル
・使用済み食用油排出量 最大 17万ℓ/年(計画)
②ムービングが「サステオ」を使用することで、CO2排出量を削減
・CO2排出削減量 最大 20t/年(計画)
・削減率(※) 最大 3.1%/年(計画)
※削減率…21年度ムービングの総排出量に対して削減できる量の割合
■取り組みの背景
丸井グループは、サステナビリティとWell-beingに関わる目標を「インパクト」として定義し、その一つである「将来世代の未来を共につくる」の重点項目「脱炭素社会の実現」「サーキュラーエコノミーの実現」に向けて、お取引先さま・お客さまとの共創による社会的廃棄の削減に努めております。
このたびの「サステオ」の取り組みにより、かねてから課題だった、丸井各店から排出される使用済み食用油のリサイクルの実現、且つ、ムービングの燃料の脱炭素化の第一歩となり、丸井グループ全体としてCO2削減をめざします。今後もさらなるCO2削減に取り組んでまいります。
今回使用する「サステオ」は、バイオマス(生物資源)を原料とし、ムービングの配送用トラックのエンジンに対して内燃機関を変更することなく使用することが可能な次世代バイオディーゼル燃料です。この「サステオ」は、燃料を使用する際の燃焼段階ではCO2(二酸化炭素)を排出しますが、原料であるバイオマスが成長過程で光合成する際にCO2を吸収するため、燃料を使用した際に発生するCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されています。
両グループともに、「サステナビリティ」を軸とした経営方針を掲げ、サステナブルな社会の実現に向けて事業活動を営んでいる点において、めざす方向性が一致しております。幅広い事業領域を持つ両グループのリソース、ノウハウ、強みを存分に生かし、共創に取り組むことで、サステナブルな社会の実現を加速することができると考えております。
▼丸井グループが考えるサステナビリティはこちら
https://www.0101maruigroup.co.jp/sustainability/overview/
▼ユーグレナ社が考えるサステナビリティはこちら
https://www.euglena.jp/companyinfo/sustainability/
■ 各社の概要
<株式会社丸井グループについて>
「マルイ」「モディ」などの小売、「エポスカード」「tsumiki証券」などのフィンテックに未来投資(スタートアップ企業や新規事業への投資)を加えた、共創を基盤とした三位一体のビジネスモデルを展開しております。「お客さまのお役に立つために進化し続ける」「人の成長=企業の成長」という経営理念に基づき、“すべての人が「しあわせ」を感じられるインクルーシブで豊かな社会を共に創る”をミッションに、さらなる企業価値の拡大をめざしています。
https://www.0101maruigroup.co.jp
<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品などの開発・販売のほか、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供を行っています。また、2014年よりバングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を継続的に実施。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開。
https://euglena.jp