基調講演、パネルディスカッション、報告の3部構成で、身近になった先進的がん治療「重粒子線がん治療」について、東北・北海道で初めて整備された山形大学医学部東日本重粒子センターや東北大学附属病院などの専門医が症例や実績を交え詳しく解説します。
県庁所在地同士が接する山形市と仙台市。山形・仙台広域交流推進協議会は、歴史と現状を理解しながら人的・文化的交流を図り、特長を生かして相互メリットや広域的な地方創生などを探ろうと、さまざまな取り組みを行っています。公開セミナーもその一環で開催しています。
今回テーマに掲げた「重粒子線がん治療」は、がんだけを狙い撃ちにする新しい放射線治療で、身体への負担が少なく、短時間での治療が可能など多くのメリットがあります。山形大学医学部東日本重粒子センターは、東北・北海道で初めての重粒子線がん治療施設です。セミナーでは、身近になった先進的治療について専門医の先生方が解説します。
セミナーは3部構成で以下の通りです。
【提唱者あいさつ】
▽寒河江浩二山形新聞社代表取締役社長・主筆(山形新聞グループ経営会議議長)
【第1部・基調講演】
▽講師:根本建二氏(山形大学理事・副学長・医学部東日本重粒子センター長)
【第2部・パネルディスカッション】がん専門医による症例解説とディスカッション
▽モデレーター :元井冬彦氏(山形大学医学部外科学第一講座教授・東日本重粒子センター副センター長)
▽コメンテーター:大越明氏(東北大学附属病院医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科講師)、大沼忍氏(東北大学附属病院総合外科下部消化管グループ特命教授)、三塚浩二氏(地域医療振興機構仙台病院泌尿器科診療部長)、木村修氏(みやぎ県南中核病院消化器内科主任部長)、金子崇氏(山形大学医学部附属病院放射線治療科医師)
【第3部・報告】
▽報告「重粒子線がん治療の適応と東日本重粒子センターの診療実績」:佐藤啓氏(山形大学医学部附属病院放射線治療科長・病院教授)
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