公益財団法人笹川平和財団(東京都港区、理事長・角南 篤)の安全保障研究グループは、日本、米国、および台湾の安全保障関連シンクタンクが連携して、情報共有・発信することを目的とするウェブサイト「日米台安全保障研究」を開設いたしました。
『日米台安全保障研究』ウェブサイト
URL:https://www.spf.org/japan-us-taiwan-research/
台湾地域での中国と台湾の軍事的エスカレーションが急速に高まりつつあるなか、ロシアによるウクライナ侵略は、現代においても伝統的な戦争が生起することの現実味を世界に示すこととなりました。
また、台湾地域の不安定化は、同地域のみならず、日本をはじめとする東アジア、東南アジア、ひいては世界の安全保障に多大な影響を与えています。
このエスカレーション・ラダーを上げることなく、地域の平和と安定を維持するため、日米による総合的な安全保障関与、そして日米と自由や民主主義などの価値観を共有する台湾との間での連携が重要となっています。
その台湾地域を中心とする平和と安定に寄与するため、2022年4月に日米台の安全保障連携を推進することを目的とし、「日米台安全保障研究」事業を立ち上げました。
目的を達成するため、これに精通した日本メンバー、そして同じ目的を有する米国(安全保障関連シンクタンク)、台湾(国防安全研究院=INDSR)と連携し、情報共有および情報発信、さらには総合的な政策提言を目指すこととしています。
本事業の活動やメンバーが執筆する論考などを、「日米台安全保障研究」のウェブサイトで随時配信していきます。ぜひご覧ください。
【日米台安全保障研究委員(日本メンバー11名 敬称略)】
(座長) 松田康博 東京大学東洋文化研究所 教授
(座長代行)福田 円 法政大学法学部 教授
(委員) 黒﨑将広 防衛大学校総合安全保障研究科 教授
西山淳一 元三菱重工業(株)航空宇宙事業本部副事業本部長
現公益財団法人未来工学研究所政策調査分析センター 研究参与
石井正文 元駐インドネシア大使
現学習院大学 特別客員教授
兼原信克 元国家安全保障局次長
現同志社大学 特別客員教授
武居智久 元海上幕僚長・元海将
現三波工業株式会社 特別顧問
尾上定正 元空自補給本部長・元空将
現企業アドバイザー、戦略研究所フェロー
本松敬史 元陸自西部方面総監・元陸将
現日油株式会社 顧問
小原凡司 笹川平和財団安全保障研究グループ 上席研究員
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員
河上康博 笹川平和財団安全保障研究グループ 主任研究員、事業担当
元防衛大学校教授・元海将補
【共同研究先】
米国:安全保障関連シンクタンク
台湾:国防安全研究院(INDSR)