本稿インタビュアーの成瀬久美氏(株式会社Eternelle Beaute and Co. 株式会社 代表取締役)よりいただいたコメントをご紹介いたします。
‘’自然資産を守り維持することの大切さを解きつつ、文化資本を使って商品を販売して儲けるのではなく、資本者の資本力から剰余が生み出されることが全体的に為されれば、一社が独占して儲けるという状態からは脱却される。そこをAGBIOTECHは理解し、一社が独占する仕組みではなく参入障壁をできるだけ下げる意識をしながら資本力で剰余を生み出すモデルを形成し続けている。目指すのは次世代に向けた、経済・環境・命の調和だ。そのありようを彼のみならず、多くの資本者側が成して行けば、次世代の農環境は変化すると確信している。‘’
- 赤穂達郎氏
Red Rice自然農園株式会社代表取締役。
京都府中小企業における「知恵の経営」実践モデル企業に選ばれ、認定農業者として京都府木津川市の認定を受け、2期連続で黒字経営を自然栽培の生産で実現している。
- 季刊 iichiko
1986年から三和酒類株式会社により発行。現代産業社会のなかで、見えなくなりつつある固有の文化(そこに生きる人々をとりまく自然や精神や心・道具の技術)、これらをもう一度掘り起こし、見直し、産業社会とのバランスある関わりをとらえてゆく。私たちがいま「生活する文化」とは何か、をしっかりと見据えてゆくことを目的としている。場所に根ざした文化や一人一人=男女のあり方─「民俗」と「精神」のふたつのテーマを軸に真正面から切りこみ、大胆な視点ときめ細かな研究を世界の最先端の知と交流させておこない、さまざまな反響を呼んでいる。
季刊iichikoの詳細は、以下のページをご覧ください。
▶︎iichiko 特集 農の文化学へ
https://www.iichiko.co.jp/design/library/?year=2023