- 背景
近年、企業価値創造のための人財マネジメントに関して、「人的資本経営」が注目されています。2022年5月には、経済産業省より「人材版伊藤レポート2.0」が発行され、人的資本経営の実践方法が示されました。また、適切な人財マネジメントを企業内で促進し、企業価値創造に結び付けていくためには、一連の取り組みを外部に情報開示していくことが必要不可欠です。
こうしたなか、人的資本の情報開示に関するガイドラインとして、2018年に国際標準化機構(ISO)が公表した「ISO 30414(ヒューマンリソースマネジメント-内部及び外部人的資本報告の指針)」を取得する企業が、国内外で今増えています。
2022年11月には、金融庁から「企業内容等の開示に関する内閣府令」等の改正案(有価証券報告書の人的資本に関する開示)について公表がなされ、また、米国においても米国証券取引所で人的資本開示をめぐる法制化(人材投資の開示に関する法律:WIDA)の審議が進んでおり、今後ますます人的資本に関する企業の関心が高まることが推測されます。
このような背景をふまえて、SOMPOリスクでは、新たに、現在国内唯一のISO 30414審査・認証機関であるHCProの公式パートナー企業として、企業の人的資本経営を支援するサービスの展開を図ってまいります。
- 今後の展開
今後、SOMPOリスクは、人的資本経営支援サービスの具体的な検討を進めていきます。人的資本経営の促進、情報開示に関する新たなサービスを開発し、提供していくことで、お客さま企業の将来価値向上と課題解決に貢献できるよう、取り組みます。
■SOMPOリスクマネジメントについて(https://www.sompo-rc.co.jp/)
SOMPOリスクマネジメント株式会社は、損害保険ジャパン株式会社を中核とするSOMPOホールディングスのグループ会社です。「リスクマネジメント事業」「サイバーセキュリティ事業」「デジタル事業」を展開し、全社的リスクマネジメント(ERM)、事業継続(BCM・BCP)、サイバー攻撃対策などのソリューション・サービスを提供しています。
■株式会社HCプロデュース(HCPro)について(https://hcproduce.co.jp/)
株式会社HCプロデュースは、2021年10月株式会社ドリームインキュベータからマネジメント・バイアウト(MBO)方式により設立。日本国内初の「ISO 30414コンサルティングファーム」として、人的資本に関するあらゆる経営課題に対して最適なソリューションを提供することで、日本企業の中長期的な成長に貢献しています。