株式会社タンソーバイオサイエンス(本社:東京都文京区、代表取締役:小笠原英明、以下当社)の高感度GPCR活性試験がマウスの250受容体に対応しました。ヒト、マウス合わせて550受容体からなる世界最大のGPCR活性試験プラットフォームで創薬研究を強力に支援します。
新薬開発においては、ヒトだけでなくマウスなどのモデル生物に対する候補化合物の作用もプロジェクトを左右する重要な要素です。当社試験プラットフォームは感覚受容体を除く300種のヒトGPCRの活性試験で創薬研究に貢献してまいりました。このたびマウス250受容体にも対応したことにより、今まで以上に有用な新薬開発のツールとなりました。
当社GPCR活性試験について
高感度で汎用性が高い当社独自の試験技術 (特許公開番号 WO/2020/026979) を用い、各種試験を受託します。カスタマイズ性の高さ、納期の短さ、経済性も試験の特徴です。
- 高感度:GPCR下流の細胞内シグナルを選択的に増幅することによ受容体の活性を高感度かつ特異的に評価します。
- 汎用性:共役Gタンパク質の種類を問わない汎用的な試験系です。業界最大の550受容体に対応しており、パネル試験、濃度依存性解析など様々な評価が可能です。また、感覚受容体を除くほぼ全てのヒト、マウスGPCRを網羅しています。他の種の受容体に関しても随時対応します。更に、試験化合物のモダリティを問いません。低分子、イオン、ペプチド、抗体など様々な化合物の活性を評価することができます。
- カスタマイズ性:研究目的に応じ自由にカスタマイズ可能な試験を各種取り揃えています。
- 迅速性:最短2週間で結果を出します。
- 経済性:競争的な価格でサービスを提供します。
取扱GPCR
取扱受容体数
ヒト | マウス | |
リガンド既知GPCR | 216 | 187 |
オーファンGPCR | 94 | 63 |
計 | 300 | 250 |
ヒト、マウスの各受容体については当社GPCRカタログ https://www.tansobio.com/ja/gpcr-catalog をご参照下さい。その他の種のGPCRにも対応可能です。
試験内容
- パネル試験
- 大規模網羅的パネル:最大ヒト294種、マウス250種に対応
- 疾患領域パネル:疾患領域関連のGPCR 48種を選んだ小規模パネル試験。免疫・感染症、がん、血液、内分泌・代謝、精神疾患、神経、眼科、循環器、呼吸器、消化器、皮膚、筋骨格系、泌尿器・生殖の13領域
- アラカルトパネル:受容体、アッセイモードの組み合わせを自由に選べるパネル
- 濃度依存性解析
- プロトン感知性評価
- カスタム試験
タンソーバイオサイエンスについて
当社は東京大学発のベンチャー企業として2018年に創業しました。独自の高感度GPCR活性評価技術を用いて創薬支援事業と創薬事業に取り組んでいます。2020年試験業務受託を開始して以来順調に売上を伸ばし、国外内の製薬企業、食品製造企業、大学研究室と継続的に取引があります。
GPCRについて
GPCRは細胞膜受容体と呼ばれるタンパク質の一群です。ホルモンなど様々な刺激を感知する機能があり、血圧調節から精神活動まで人体のあらゆる生理活動に重要な役割を担っています。GPCRの働きを調節することにより様々な疾患を治療することができ、現行医薬品の3、4割はGPCRへの作用により治療効果を発揮するとされています。
お問い合わせ
フォーム https://www.tansobio.com/ja/contact-us またはメール info@tansobio.co.jp でお問い合わせ下さい。