ヒューリック錦糸町コラボツリーのテナントとして、アストロスケールは1階に515平方メートルの広さを誇り、衛星の製造や衛星部品の試験を行うクリーンルーム、2階にはミッション管制室と、一般の方もご来場いただける見学可能エリア、そして3階に、社員数200名以上を想定したオフィスエリアを設けます。
見学可能エリアには、スペースサステナビリティについて知り、理解を深めていただくためのコンテンツや、軌道上サービスのパイオニアとして、最先端の開発を進める様子を見ることのできるエリアを用意します。2023年初夏のオープンを予定しています。
アストロスケール創業者兼CEOの岡田光信は、以下のように述べています。
「アストロスケールはスペースサステナビリティの実現を目指し、2030年までに軌道上サービスを日常的な活動の一部にすることを中期的な目標にしています。そのための大きなマイルストーンの1つとして、創業10年目という節目にこの新拠点をオープンできることを嬉しく思います。」
アストロスケール について
アストロスケールは、宇宙機の安全航行の確保を目指し、次世代へ持続可能な軌道を継承する為、全軌道における軌道上サービスに専業で取り組む世界初の民間企業です。 2013年の創業以来、軌道上で増加し続けるデブリの低減・除去策として、衛星運用終了時のデブリ化防止のための除去(EOL※1)、既存デブリの除去(ADR※2)、寿命延長(LEX※3)、故障機や物体の観測・点検(ISSA※4)など軌道上サービスの実現を目指し技術開発を進めてきました。また、長期に渡り安全で持続可能な宇宙環境を目指す為、技術開発に加え、ビジネスモデルの確立、複数の民間企業や団体、行政機関と協働し、宇宙政策やベストプラクティスの策定に努めています。
本社・R&D 拠点の日本をはじめ、シンガポール、英国、米国、イスラエルとグローバルに事業を展開しています。
https://astroscale.com/ja/
※1 EOL:End-of-Lifeの略称
※2 ADR:Active Debris Removalの略称
※3 LEX:Life Extensionの略称
※4 ISSA:In-Situ Space Situational Awarenessの略称