横浜市東戸塚地区でコミュニティ通貨「まちのコイン(ツーカー)」を活用した神奈川県の「SDGsつながりポイント事業」7月21日から導入開始

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株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔)は、横浜市の東戸塚地区の地域活性を推進する「東戸塚SDGs推進委員会」と連携し、当社が開発したコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービス「まちのコイン」を活用した神奈川県の「SDGsつながりポイント事業」を2022年7月21日(木)より開始いたします。お金で買えないその地域ならではの嬉しい体験が得られる「まちのコイン」を活用することで、東戸塚に住む人が地元の魅力を体験したり、地域の活動に参加し住民同士のつながりが増えたりと、東戸塚に対する地元愛が醸成されることを期待しています。

 

  • 背景

「SDGsつながりポイント事業」は、神奈川県がSDGsの達成を図るために立ち上げられました。地域の社会的課題の解決に向けた活動にポイントを通じて、住民、店舗・企業の直接・間接的な参加を促し、地域活性化とSDGsの自分ごと化を図ることを目的としています。2019年11月に鎌倉で実証実験を実施後、2020年に小田原市、2021年に鎌倉市、厚木市、横浜市日吉地区で導入され、東戸塚地区で5例目となります。東戸塚地区は、かつて旧東海道の宿場町として栄えてきた歴史がある中、1980年のJR東戸塚駅開業をきっかけにベッドタウンとして駅を中心に発展してきました。一方、横浜や東京都内など都市へのアクセスが良いことから、最近では地域住民の消費活動は徐々に東戸塚以外に流れてしまい、さらに住民同士の交流も薄くなりがちになってきていることが課題となっています。そこで、東戸塚に住む人や地元企業・商店同士の交流・連携をさらに広げ、より良いまちづくりを目指すべく「東戸塚商店会」が2018年に発足し、お祭りなどのイベントを行うことでまちの賑わい創出を図ってきました。今後より一層、継続的に住民がまちに参加する仕組みや交流をより相互に生み、地域活性化を促したいという思いから「東戸塚商店会」内の有志が「東戸塚SDGs推進委員会」を立ち上げ、「まちのコイン」導入を決めました。
 

  • テーマは「子供と一緒に育つまち」 通貨名「ツーカー」

コミュニティ通貨サービス「まちのコイン」は、スマートフォンのアプリをダウンロードし、QRコードを介して非接触でコインの利用、獲得が可能な地域電子通貨です。現在、都内では秋葉原、下北沢の他、神奈川県鎌倉市や沖縄県石垣島など18の地域で導入され、それぞれ異なる通貨名を持っています。東戸塚は、ベッドタウンでありファミリー層が多く、まち全体で子供を見守っていきたいという思いから、テーマを「子供と一緒に育つまち」としました。日々変化する子供のやりたいに応え、新たな出会いの機会を提供するために、まちやそこに住む大人たちも一緒に変化しながら学びを得られるようにとの期待が込められています。また通貨名は「ツーカー」です。東戸塚のまちや、人と人の交流を想起させる由来から名付けられました。アイコンは、梨農園や100年以上の長きにわたって営まれている牧場があることから、梨と牛をモチーフとして、東戸塚ならではの体験やワクワクをお届けできるよう表現しています。

「ツーカー」のサービスは下記のような、テーマに沿った体験(案)を提供していきます。

<一例>

「もらう」
ブロケード戸塚新聞「読み終えた戸塚新聞を持っていって100ツーカーもらう」
東戸塚商店会「まちの清掃活動に参加して300ツーカーもらう」
各スポット「来店で 50 ツーカーもらう(1日1回限定)」

 

「あげる」
 ブロケード戸塚新聞「我がまち自慢情報を戸塚新聞に1000ツーカーで載せられます」

 美容室ドゥショワ「美容師が #まとめ髪 を300ツーカーで伝授します」

 

■東戸塚SDGs推進委員会 三根翔太氏のコメント

東戸塚は私自身も地元であり、幼少期から住んでいた親しみのあるまちです。現在も東戸塚に職場があり、さらにフリーペーパー「戸塚新聞」の取材にも携わる中で、商店会をはじめ地域の企業や店舗と関わる機会が多くあります。新しく移り住む方々、昔から住んでいる方々、そんな人々の関係性や文化もまだまだ形成途中のまちだからこそ、未来の子どもたちのための活動が必要だと感じています。地域のために活躍する人が多いまちなので、これからまちがより一丸となるようにこの活動にも力を入れていきたいです。

 

  • 東戸塚 「まちのコイン(ツーカー)」 概要

 

開始時期  2022年7月21日(木)
利用地域 東戸塚駅周辺を中心に戸塚区
利用方法 「まちのコイン」アプリをAppStoreまたはGoogle Playからダウンロード、 
地域選択で「東戸塚」を選択
通貨名 「ツーカー」
URL https://coin.machino.co/regions/higashitotsuka

参考資料
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  • コミュニティ通貨サービス「まちのコイン」の利用方法と特長

「まちのコイン」はひと・まち・地球にうれしい体験で地域をつなげるコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービスです。 本通貨を活用することで、 地域内外の人のつながりをつくり、 良好な地域コミュニティ形成が期待できます。「まちのコイン」は、2019年9月に神奈川県「SDGsつながりポイント事業」で採択されて以来、福岡県八女市などこれまでに16の地域*で活用されています。
鎌倉に本社を置く当社は、地域固有の魅力を資本と捉えた「鎌倉資本主義」という考えを発信しています。「まちのコイン」は、「地域社会資本」である地域のコミュニティとの繋がりを促進する、仲間づくりのためのコミュニティ通貨です。人と人とが繋がることで、その地域をもっと好きになり、地域の社会課題の解決や地域経済の活性に貢献することを目指します。

*2022年6月現在、神奈川県小田原市・鎌倉市・厚木市・日吉エリア、たまプラーザ地区、東京都下北沢エリア、秋葉原エリア、長野県上田市、大阪府八尾市、香川県多度津町、高知県高知市、岡山県新庄村、鳥取県智頭町、福岡県八女市、沖縄県石垣市、新潟県燕三条市の16地域で導入中、東京都大塚エリア、長野県佐久市は終了

【仕組み】
「まちのコイン」アプリをダウンロードし、QRコードを介して、ユーザーがポイントを獲得、利用できます。ユーザーは地域活動などに参加するとポイントを獲得し、獲得したポイントは加盟店等で利用することができます。
*円に換金することはできません。最大180日、東戸塚では90日で利用できなくなります。
 

 【特長】
1.まちの個性や課題に合わせた体験設計

少子高齢化や自然環境の保護、移住関係人口の促進やまちの賑わい創出など。そのまちの個性や課題に合わせて、コインを獲得したり利用したりする体験チケットを考え、設定することができます。
例えば、海の環境を守りたいまちでは「ビーチクリーンに参加する体験」を提供するなどです。

2.地域内外の人をつなげ、関係人口創出に寄与
地域以外の人でも利用可能です。地域内外の人が一緒に地域活動に参加したり、地域外の人が地元のお店を利用したりすることで、関係人口の創出にも繋がります。
 

3.ゲーム感覚でSDGsの自分ごと化を促進
参加頻度でボーナスポイントが付与されたり、ポイントが増えるとレベルアップしたりと、ゲームのように楽しみながら、自然と地域活動に参加する機会を創出します。後からまちのコインの「活動履歴」をみることで、自分の行動がどのSDGsのゴールにつながっているか振り返ることもでき、SDGsの自分ごともつながります。

4.経済活動の活性化
「まちのコイン」は地域のお店など「スポット」にユーザが訪問してつかうサービスです。「お金で買えないうれしい体験」を通して、店主とユーザーとの距離が縮まり、常連やファンにつながるという効果の他、来店機会が増えることで法定通貨の消費行動自体も促し、結果として経済効果が期待できます。

5.持続可能な仕組み
IT時代・スマホ時代の電子通貨なので、以前からある紙の地域通貨よりも比較的低コストでの運営が可能です。また、法定通貨への換金性がないため、原資も不要です。コインには有効期限が定められており、一定期間使わないでいると回収され、再度まちの中に再配布され循環する仕組みも、持続可能な運営につながる大きな特長のひとつです。

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株式会社カヤック
https://www.kayac.com/
固定概念にとらわれない発想力・企画力、形にしていく技術力を強みに、ゲームアプリや広告・Webサイト制作を始め、コミュニティ通貨、移住・関係人口促進など最新テクノロジーとアイデアを掛け合わせた新しい体験をユーザーに提供しています。社員の9割がデザイナーやプログラマーなどのクリエイター人材で「つくる人を増やす」を経営理念に多様性を生かしたユニークな人事制度や経営を行なっています。
設立 2005年1月21日
代表者 代表取締役 柳澤大輔 貝畑政徳 久場智喜
所在地 神奈川県鎌倉市御成町11-8
事業内容 日本的面白コンテンツ事業
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