EVフリートマネジメントの対象車両を随時拡大
提携の背景
日本政府は、2020年10月に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を2050年までに実現することを宣言し、「グリーン成長戦略」を策定しました。その取り組みの一つとして、電動車の普及を推進しています。
一方で電動車導入後の運用にあたっては、最適化されたEVスマート充電を実施するためにEVのSoC(State of charge)やGPSなどのリアルタイム情報が必要になります。
AAKELは「デジタルイノベーションで脱炭素化社会を実現する」を企業目的に掲げ、気候変動問題の解決とビジネスとの両立を目指し、事業展開する福岡発のCleantech企業です。
2022年にはAPAC Cleantech 25のリストにも掲載され、アジア太平洋地域の重要25社として、エネルギー&パワー分野において日本では唯一の企業として選出されています。
※Cleantechとは、世界規模の課題に対して資源や環境に配慮した解決策を提供しながら、投資家および顧客に競争力のある収益を提供する新技術及び関連するビジネスモデルのこと
※詳細(プレスリリースURL)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000058244.html
テクトムは自動車からの情報取得と収集を目的とする、データ解析とデバイス開発の技術を30年以上培ってきました。テクトムが供給する車載機は、自動車の挙動やセンサー情報を送信するコネクティッドカーのデバイスとして、国内外で多数採用されています。
現在はガソリン車、ディーゼル車での実績を活かし、EVフリートマネージメントに不可欠なEV情報収集デバイスを開発しています。また、長年培った解析技術によって新型EV車両へ迅速に対応し、幅広い車種への対応を可能としています。
業務提携の内容
現状、企業等が複数のEVを所有し充電する際、「どのEVのSoCが一番減っているか」「どのEVから順番に充電すべきか」などの最適化をしていくためには、EVのSoCやGPSなどのリアルタイム情報の取得が必須となります。
そうした課題の解決に向け、AAKELは、テクトムと業務提携し、EVのリアルタイム情報をダイレクトにクラウド格納し、EVフリートマネジメントが可能なシステムを開発しました。
企業コメント
株式会社テクトム
代表取締役:富田 直樹 コメント
急速に進みつつある世界的なEVシフトの波に備え、長期的戦略でEV環境への積極的な投資を行ってまいりました。それらの技術は特許技術としても認められ、自動車メーカー様、サプライヤー様に広くご採用いただいております。そして、今後進展が予想される自動運転との相性が良いEVは、国内はもちろん、世界中で成長段階に入っています。
今回のアークエルテクノロジーズ様との業務提携により、両者のコアコンピタンスを活かした魅力的なサービスを創造してまいります。
アークエルテクノロジーズ株式会社
代表取締役CEO:宮脇 良二 コメント
EVシフトが世界で進むなか、日本も遅れずにEVの導入を加速させなければなりません。社用車や商用車、公用車のEV普及に向けては充電量や位置などの情報をリアルタイムで取得し、適切に車両管理を行うことが重要事項となります。
弊社はそれらの課題を解決すべく、テクトム様と業務提携することで、EVのリアルタイム情報を取得して、EVスマート充電の数理最適化のインプットとする仕組みを開発しました。
テクトム様と共にこれまでの活動を更に加速させ、我が国のEV普及に貢献できることを楽しみにしております。