- 資金調達の背景と目的
あるやうむは、「NFTによる地方創生」を推進するため、ふるさと納税NFT事業、観光NFT事業を展開しています。2021年12月に事業開始後、4つのNFTプロジェクトと協業、8つの自治体(2022年12月17日時点)と連携。採用いただいたふるさと納税返礼品は、リリースしてから3分ほどで用意した返礼品全てに対して寄付が集まる等、順調に事業拡大をしています。
資金調達を実施することで、事業継続性を確保しつつ組織体制を拡大し、自治体や関係企業との協業を加速します。そして、より多くの方に地域の魅力を載せたNFTを提供することで日本経済の活性化に貢献するとともに、NFTを軸に観光領域におけるDXの推進を加速します。
- 今後の展望
2023年度中に100自治体との連携を予定しています。NFTにより自治体の納税額増加、シティプロモーションの強化、関係人口や観光客の増加を実現するとともに、地域に関連するNFTを持つユーザーを増やしていきます。NFTを活用して観光DXを推進することで、地域経済の活性化に貢献していきます。
- 株式会社あるやうむ 代表取締役 畠中博晶コメント
今回の資金調達に関して一番重要なことは、資本力の増強により事業継続が確実になったことです。公金を取り扱う事業者として、一番あってはならないのは中途半端な所で事業が頓挫し、自治体・寄付者の皆さまにご迷惑をおかけすることです。今回の資金調達によって、そういった事態に陥ることがなくなりました。この安定した事業基盤の上で事業を成長させ、税収減に苦しむ自治体やコロナ禍による疲弊に苦しむ観光地をNFTで少しでも明るくできたらと思っております。
木下さん、今回も投資ありがとうございます。木下さんがあるやうむに投資してからの1年は、日本web3産業の黎明期という言葉がぴったりでした。私はNFT・web3に詳しく、木下さんは既存のIT産業のプレイヤーに沢山繋がりがあって、お互いの足りない所を補いあって、2人3脚で「ふるさと納税NFT・観光NFT」という新しい世界を作ってきたと思っています。数えきれないくらい沢山の経営者・キーパーソンを紹介して頂きました。また、あるやうむに投資したことをきっかけにSVがweb3のための新ファンドを立ち上げ、業界に新しい波ができて、ついにはSVの投資先がNFTのドラマを作った時は、1人のブロックチェーンユーザーとしても、とても感慨深かったですし、この流れのきっかけを作れたことを光栄に思っております。一般的な起業家像からかけ離れた謎深い札幌のトレーダーにリモート即決で出資したということが、正しかったことを証明するためにも、引き続き事業成長に邁進して参りますので、今後ともご支援よろしくお願いいたします!
スパークルの福留さんとは、今年2月にSV木下さんが札幌で開いたイベント「Web3 City Sapporo No.1」の時に来札頂き、そこで初めてお会いし、大谷地の「北のたまゆら」にて熱く地方スタートアップについて語り合いました。スタートアップ振興に関して、北海道も東北も、小さな差異はあれど概ね似た課題を抱えていることが確認できました。私があるやうむを通じてフルリモートで地域に縛られないスタートアップ雇用創出を行い、スタートアップの再生産を太平洋ベルトの外側で起こすことを目指している話をした所、大変共感していただきました。そして、福留さんに秋田・由利本荘に在住の大学生・中村さんを紹介していただき、彼はあるやうむでとても活躍されています。スパークルの出資を通じて、東北のスタートアップ雇用創出を積極的に行い、由利本荘の中村さんのような好事例を沢山作っていきます。地方スタートアップのボトルネックとして「人材不足」がしばしばあげられますが、北海道と東北の人口を足せば1370万人、あわせて28の国公立大学と11の高専を抱えています。私は、これだけの基盤があってスタートアップが作れないとは全く思っていないですし、賃金水準の低い地域だからこそ、スタートアップ雇用創出が地域・企業・労働者・投資家の全てにとってwin-winになると確信しております。このロジックが正しいことを証明し、あるやうむとスパークルの取り組みが広域連携の好事例になるためにも福留さんのご支援が不可欠です。引き続きよろしくお願いいたします。
本資金調達ができたのも、あるやうむの観光NFTソリューションをいち早く導入頂いた北海道きたひろ観光協会の松田様はじめ観光協会の皆さま・ふるさと納税NFTソリューションをいち早く導入頂いた北海道余市町の斎藤町長はじめ職員の皆さま、および今あるやうむのソリューションを導入するため奮闘されている・してくださった自治体職員の皆さま、寄付をくださった寄付者の皆さま、そして日夜業務をきちんとこなしてくれるあるやうむメンバーのお陰であります。周囲の人達に感謝しつつ、「NFTによる地方創生」の推進と「web3 city sapporo」の実現に向けて尽力してまいります。
- 各投資家からのコメント
■Skyland Ventures パートナー木下 慶彦 氏
あるやうむ社長の畠中さんとは、ふるさと納税×NFTをテーマに事業展開して行くことを合意し、2021年末に初回投資させて頂きました。その後、順調に複数の自治体と二人三脚でNFT販売を開始し各地の寄付を集めており、この事業の拡張性を信じる優秀なメンバーが集っています。2021年度のふるさと納税の全国の寄付額は8000億円を超えており、NFTはその寄付額をさらに押し上げるマーケット拡大のキーなると確信しており、あるやうむには業界のリーディングプレイヤーとしての成長を期待しています。応援しています。(Skyland Ventures General Partner & CEO 木下慶彦)
■スパークル株式会社 代表取締役 福留 秀基 氏
弊社は「新しい世界の経済循環をつくる」をミッションに掲げ、震災や感染症拡大を乗り越えた先に新たな東北を作り出すことを目指しています。代表の畠中さん(@2929ojisan)との出会いは、あるやうむ社現CCOの稲荷田さん(@oinariiisan)からTwitterにて「札幌でのweb3イベントに合わせて、畠中さんを繋ぎたい」との言葉をいただいたことがきっかけです。札幌の日帰り温泉にて共に語りあった地域間格差解消・産業振興の起爆剤としてのスタートアップ振興についての話から、私自身も「若者の起業」が地域発スタートアップの要であること、地域向けスタートアップにおいてweb3に大きな可能性があることを強く感じました。畠中さんは東北にルーツがあることに加え、自他ともに認める「地方フリーク」です。彼が仕掛けるふるさと納税NFTによる事業を盛り上げ、東北・北海道の北日本同盟を確固とするためにも、ますます応援致します。共に頑張っていきましょう。
- 株式会社あるやうむ会社概要
・会社名 :株式会社あるやうむ
・代表者 :畠中 博晶
・所在地 :札幌市北区北38条西6丁目2番23 カトラン麻生302号室
・設立 :2020年11月18日
・資本金 :2300万円(準備金含む)
・事業内容 :NFTを活⽤した地方創生コンサルティング・開発
・URL :https://alyawmu.com/
・Twitter :https://twitter.com/alyawmu/