今回、双日が栽培開始するクロモジは、心落ち着くフローラル調の香りが特徴であるリナロール(※1)の含有量が高い植物であり、同様にリナロールの含有量が多いことで有名な絶滅危惧植物種である「ローズウッド(※2)」の代替になる可能性があります。
本事業は社内新規事業創出プロジェクトである「Hassojitzプロジェクト(※3)」から発案されたものが契機となっており、自動車本部(※4)が手掛ける自動車販売事業と組み合わせ、新たな領域の事業創出を目指すともに、林業の再生と地方創生の実現に貢献していきます。
※1 ラベンダーやベルガモットなどの植物に多く含まれている芳香成分。様々な研究で、リラックス効果や睡眠の質向上といった効能が期待される。具体的な用途としては、クロモジの香り成分である精油を抽出してディフューザーや化粧品の原料やハーブティーの茶葉として使用するもの。
※2 ツルサイカチ属の一種。古くから家具や楽器に使用されることが多かった為に違法伐採が盛んにおこなわれ、ツルサイカチ属の種全体がワシントン条約の附属書IIに登録(2017年10月4日から有効)されている。
経済産業省 ワシントン条約規制対象植物種一覧:https://www.meti.go.jp/policy/external_economy/trade_control/02_exandim/06_washington/download/flora_revised_1_0929_spp.pdf
※3 Hassojitzプロジェクトの詳細:https://www.sojitz.com/jp/csr/employee/future_leaders/2050/
https://www.sojitz.com/jinzai/jp/challenge/hassojitz/
※4 双日自動車本部の取組:https://www.sojitz.com/jp/business/automotive.php