新型コロナウイルスの影響を受け、世界の書籍＆漫画アプリの総収益は2020年に56.8％増となった上、2021年にはさらに45.8％増となり、24億ドルを突破しました。2022年1～8月世界の書籍＆漫画アプリ収益は18億ドルに達し、前年同期比13.9％増となりました。
新型コロナウイルスの影響が薄れるにつれ、2021年世界の書籍＆漫画アプリダウンロード数は、2020年比で8.2％減少しました。2022年1月～8月世界の書籍＆漫画アプリダウンロード数は9.7億回で、前年同期比20.4％減となり、減少傾向が依然として続いています。
北アメリカおよびラテンアメリカで書籍＆漫画アプリが大幅に成長
アジアは書籍＆漫画アプリの収益が世界で最も高い市場であり、2022年1月～8月にはアジア市場からの収益が66％以上を占めました。その中でも日本市場は収益への貢献度が最も高くなっています。北アメリカ市場では、書籍＆漫画アプリの収益成長が好調で、2020年以降、それぞれ前年比171.6%、110.2%、33.5%と高い成長を遂げています。
アジア市場は、引き続き書籍＆漫画アプリのダウンロード数が世界で最も多い地域であり、2019年から現在までダウンロード数の比率は全体の50％前後を維持しています。その中でも、インドと中国が一貫してダウンロード数が最も多い市場となっています。ラテンアメリカでの書籍＆漫画アプリのダウンロード数は大きく伸びており、世界のダウンロード数に対するシェアは2019年の11％から2022年1月～8月で18％に増加しています。
漫画アプリと電子書籍アプリが世界のモバイル書籍カテゴリの成長を牽引
2020年から2022年にかけて世界の書籍＆漫画アプリ収益ランキングTOP10では、漫画およびオンライン小説アプリが大半を占めています。中でも、韓国のパブリッシャーであるKakaoの『ピッコマ』、NAVERの『LINEマンガ』は、数年連続でランキングの1位と2位を占めています。2022年8月現在、『ピッコマ』と『LINEマンガ』の世界全体の収益はそれぞれ25億ドル、20億ドルに達しました。
一方、世界の書籍＆漫画アプリパブリッシャーは、収益面でも好調に推移しました。2022年1月～8月の書籍＆漫画アプリパブリッシャーの収益ランキングTop10のうち、1位のKakaoが7.5億ドル、2位のNAVERが5.2億ドルとなり、競合他社を大きく引き離しています。オンライン小説パブリッシャーのNew Readingは5位、Dreame Mediaは8位、Crazy Maple Studioは9位にそれぞれランクインしています。
詳細情報は弊社ウェブサイトに記載しています：
https://sensortower.com/ja/blog/state-of-book-and-comic-apps-2022-report-JP
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Sensor Towerの紹介
Sensor Towerは2013年にサンフランシスコで設立された、Twitter、Unity、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。
Sensor Towerは、Pocket Gamer Mobile Games Awards 2022において、Best Analytics / Data Tool賞を受賞しました。
現在、Sensor Towerには、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、ソウル、北京など、世界中にオフィスが点在しています。 弊社日本オフィスは東京都渋谷区にかまえられ、チームメンバーは日本のモバイルパブリッシャーをサポートすることに専念しています。ハイパーカジュアルゲームのリーダーとして認知されている面白法人カヤックや、ライブ配信アプリ運営も行っている株式会社ディー・エヌ・エーなどとのパートナーシップを次々と実現しています。日本オフィスは2021年春より本格的に始動したばかりですが、パートナー企業様が急増しております。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートを強化していく所存です。
Sensor Tower 日本オフィス代表
谷内 照吾
Shogo Yachi
Sensor Towerについての詳細情報は弊社ウェブサイトに掲載されております：
https://sensortower.com/ja
