橋本陽子氏ならびに浮川初子が制作する藍染め作品は、伝統的な藍染めではなく、草花、木々、山、海など自然を写生し図案化し、ろうけつ染め(*)により藍の濃淡で表現する独特な藍ろうけつ染技法によるものです。
浮川初子は、MetaMoJi経営の傍ら、長年にわたり藍染作家で実母の橋本陽子氏に師事し、藍染め文化の継承と発展に貢献してまいりました。今回のル・サロン2023受賞を機に、今後もますます藍染め文化の普及・啓蒙の活動を進めてまいります。
* ろうけつ染めとは、生地に溶かした蝋(ろう)を塗ることで、その部分が染まらないようにする染色技法です。
「ル・サロン」について
1667年にパリで生まれた「サロン」(現在フランス芸術家協会が運営するル・サロン(Le Salon)のこと)。ルノワール、ミレー、モネ、マネ、ドラクロワ、セザンヌなど歴史に名を遺す偉大な画家たちの多くは、この展覧会への出品が世に知られるきっかけとなりました。
「橋本陽子と青藍工房展」のご案内
2022年11月23日〜27日の期間、東京銀座かねまつホールにて「橋本陽子と青藍工房展」が開催されます。橋本陽子氏が昨年ル・サロンで入賞した「上巳の渦(じょうみのうず)」をはじめ、同氏が主催し阿波藍の普及のために永年支えてづけた青藍工房(https://seiran.art )で生み出された、ロングドレスやスカーフなどの作品や藍染め文化に関する展示を行います。
・日時:2022年11月23日〜27日
・場所:中央区銀座6-9-9 銀座かねまつホール(銀座かねまつ銀座6丁目本店5階)
https://www.ginza-kanematsu.co.jp/hall/
・入場料:無料
・主宰:青藍工房
・時間:10:00~18:00 ※最終日は16:00まで
・問い合わせ:info.ja@metamoji.com
■株式会社MetaMoJiについて
株式会社MetaMoJiは、研究開発(R&D)機能を有するビジネスインキュベーターです。先進的なIT技術をベースとし個人や組織の活動から製品やサービスまで多様な情報の革新的な知識外化(みえる化)システムの研究開発、さらにそれらを基盤とした多方面にわたる知的コミュニケーション・システムを研究開発し、その成果を事業化することを目指します。