贈呈式には奥田知志理事長とボランティア部の奥田伴子部長が出席し、表彰を受けました。
西日本文化賞は、西日本新聞社と西日本文化財団が、九州・沖縄地域を舞台に文化、芸術、学術などの分野で顕著な業績を上げた個人や団体を顕彰する事業で、昭和15(1940)年に創設され今年で81回目を迎えます。
認定NPO法人抱樸は「伴走型と呼ばれる困窮者支援に長年取り組み、個に寄り添う地域社会の構築を実践する功績」により、西日本文化賞(社会文化部門)の受賞となりました。
贈呈式には理事長の奥田知志と妻でありボランティア部の部長を務める奥田伴子が出席し、西日本新聞文化財団の柴田理事長から表彰状を贈呈されました。
受賞スピーチには理事長の奥田知志が登壇。「今回このような賞を受賞できたのはスタッフやボランティアの方々、ご支援いただいている方々の力によるものだが、何よりも一番頑張ったのは、かつてホームレスだった自立者の方たちだ」と述べ、彼ら・彼女たちと受賞の喜びを分かち合いたいと語りました。スピーチの最後には、現在抱樸が取り組む「希望のまちプロジェクト」に触れ、「北九州市から全国のモデルとなるようなまちづくりを発信していきたい」とも述べました。
同賞は二部門あり、抱樸以外にも、学術文化部門からは九州工業大大学院工学研究院教授・趙孟佑さん、社会文化部門の個人では詩人の高橋睦郎さんが選出され、奨励賞には九州大大学院薬学研究院教授・西田 基宏さんと久留島武彦記念館館長・金 成妍さんの計4名が受賞されています。
12月4日(日)には受賞者による受賞記念講演会が開催され、理事長の奥田知志が講演する予定となっています。
【西日本文化賞の過去の受賞者】
作家の火野葦平氏(第1回)、詩人の北原白秋氏(第2回)をはじめ、陸上競技の金栗四三氏(第12回)、洋画家の香月泰男氏(第27回)、作家の石牟礼道子氏(第45回)、医師の中村哲氏(第52回)、陶芸家の井上萬二氏(第61回)、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの王貞治氏(第67回)、漫画家の松本零士氏(76回)など著名な方々が受賞されています。