11月16日（水）〜18日（金）まで、パシフィコ横浜で開催される「EdgeTech+2022」においてソリューションをご紹介します。同社CEO Blaine Mathieu（ブレイン マシュー）は「クラウドのメリットをエッジへ」”Bring the Benefits of Cloud Computing to the Edge”のタイトルで基調講演を行う予定です。
IoTや人工知能（AI)の技術進歩により、現実社会をデジタル化しリアルタイムにビジネスを把握し処理できる、より高度なDXソリューションが期待されています。しかし、クラウドへの大量データ送信に伴うコスト、遅延、セキュリティやプライバシーなどが課題となり、DXは期待したほど進んでいません。Pratexo社はこれらの課題を解決する為、AIとIoTを加速するエッジコンピューティングプラットフォームを開発しました。
従来はIoTのデータを直接クラウドに送信していましたが、Pratexoを使うことで、まずいくつかのIoTデバイスをエッジにまとめることができます。さらにPratexoの機能を最大限活用することで、複数のエッジノードをクラスター化したマイクロクラウドを形成し、コンピューティング処理を分散・共有することで、クラウドコンピューティングのメリットをエッジで享受することができます。Pratexoにより、スケーラビリティ、可用性、耐障害性、セキュリティレベルの高いソリューションを構築できます。
エッジマイクロクラウド
Pratexo Studio
しかも、ローコード開発環境のPratexo Studioにより複雑なエッジソリューションの開発・運用を著しく簡素化・加速化することができます。ソリューションアーキテクトは、予め用意してあるデバイス、エッジノード、マイクロクラウドやソフトウエアコンポーネントをドラッグ＆ドロップの操作でキャンバス上にデザインします。デザイン完了後、ボタンをクリックするだけで仕様書やインストールスクリプトを自動生成し、デジタルツインとして、或いは物理的環境にソフトウエアをデプロイできます。
ステップ 1 : エッジコンピューティングとマイクロクラウドアーキテクチャの設計
Pratexo Studioデザイン
ステップ 2 : デザインしたアーキテクチャを仮想環境或いは物理環境に即座にディプロイ
Pratexo Studioデプロイ
Pratexoとパートナーソリューション
Pratexoは、オムロン株式会社（以下、「オムロン」）の産業用PC上でグローバルシステムインテグレーター＆コンサルティングのコグニザントジャパン株式会社（以下、「コグニザント」）と共に、先進ソフトウエア・コンポーネントを組み込み、それらの技術および先進ソリューションの検証を行っております。
Pratexo を使うことで、高いスケーラビリティ、耐障害性、セキュリティのあるエッジコンピューティングソリューションを実現できます。しかも、分散エッジインフラストラクチャの開発・運用を、従来の方法と比べ著しく簡素化・加速化することができます。豊富な経験・知識を持つ専門家に依存せずに、一般のソフトウエアアーキテクトやエンジニアが分散エッジコンピューティングのソリューションを数日から数週間（数ヶ月ではなく）で構築し、柔軟に運用することが可能になります。
EdgeTech+2022への出展
Pratexoは、11月16日（水）〜18日（金）パシフィコ横浜で開催される日本最大のエッジコンピューティングイベントEdgeTech+2022のオムロンブース内でコグニザントの協力を得てPratexoエッジコンピューティングプラットフォームを展示します。
オムロンは現場のロボットや機械をより効率的に制御するため、産業用PC上のソフトウエアを仮想技術やオーケストレーション技術を使って配信し制御システムを柔軟に構築する「仮想化制御プラットフォーム構想」を提唱しています。
Pratexoは、オムロンの提唱する仮想化制御プラットフォーム構想を強力にサポートします。本展示会では、本構想を早期・確実に実現する一つのソリューションとして紹介します。
オムロンのコントローラPMG マネージャー 夏井敏樹氏は、以下のとおりコメントしています。
「センサー、ドライブ、PLCといった多くの現場デバイスを供給し、OTのスキルに長けているオムロンは、工場デジタル化のキーになるIT技術との融合を目指しています。現場の装置稼働率の最適化は進んでいるものの工場全体の生産性向上にはまだ課題が多く残っています。その課題を解決するのが工場のデジタル化です。
その解決策として工場の現場・エッジ そしてクラウドへとつながる制御プラットフォーム「仮想化制御プラットフォーム」のコンセプトを打ち出しました。本プラットフォームでは、工場の規模に応じたエッジ環境に必要なスケーラビリティを実現するものです。
Pratexoのソリューションはエンタープライズからエッジ、更には現場のスタンドアローンの構成にまでスケーラブルに展開できます。仮想化制御プラットフォームのコンセプトの具現化に適したソリューションであると認識しています。」
コグニザントのIoT/Industryサービスのディレクター、島田茂氏は以下のとおりコメントしています。
「Industry4.0 、スマート・マニュファクチャリングの構想を実現するには、高い性能のデバイスと共にエッジコンピューター上のソフトウェア開発が迅速かつフレキシブル・スケーラブルに実現できることが重要です。クラウドにおけるエンタープライズソリューションを高速・高度なネットワークを通じて、エッジとつなげることにより、新たな世界観を作り出すことができます。」
「オムロンの「仮想化制御プラットフォーム」のコンセプトに深く共鳴しております。Pratexoのソリューションにはエッジコンピュティングにおける価値創造を大きく期待しております。」
日本市場参入について
Pratexoは、日本市場へのエッジコンピューティングプラットフォームの営業を開始しました。
Pratexo, CEO Blaine Mathieuは次のように話してしています。
「日本はAIやIoTの先進国として豊富な先端技術や製品が生まれています。既に研究開発プロジェクトで多くのAIやIoT技術が使われていますが、今後本格的に普及するためには、スケーラビリティ、耐障害性、セキュリティレベルの高いエッジコンピューティングソリューションが必要になります。Pratexoは、エッジソリューションのさらなる高度化を実現できる最適なプラットフォームです。日本のお客様やパートナーとエッジコンピューティング市場の発展に貢献したいと思います。」
さらに、日本企業との協業につき次の様に期待をしています。「Pratexoは、製造業、電力・エネルギー、公共、不動産・建設などの業界におけるインフラや設備の監視、異常検知、予知保全などのミッションクリティカルなユースケースにエッジコンピューティングの需要が高いと感じております。各業界の知見・経験のあるシステムインテグレーターやAIやIoTのソリューション企業と提携し、共同で市場を開拓する予定です。」
Pratexo社について
米国Texas, Austinに本社を置くPratexo, Inc. は、20年間に亘るNASAやPaypalなどスケーラブル・高性能な大規模システムの開発経験に基づいて2019年に創業しました。クラウドコンピューティングのメリットをエッジで（Bring the Benefits of Cloud Computing to the Edge)のコンセプトを掲げ、AIとIoTを加速するエッジコンピューティングプラットフォームを開発しています。米国本社、欧州、日本に拠点を持ちグローバルに事業展開。 オープンで実績のあるテクノロジーに基づくPratexoエッジマイクロクラウドは、スケーラビリティ、耐障害性、プライバシー、セキュリティを装備。ローコード開発環境Pratexo Studioは、複雑なプロジェクトの実装期間を数ヶ月から数日に短縮することも可能です。
Edge Computing World 2021でEdge Startup of the Yearを受賞し、2022年5月にABBのスタートアップコンペ ABB Electrification Startup Challengeを受賞しました。Pratexoの社名は、エッジ関連の活動を表すラテン語の動詞に由来します。
お問合せ
Pratexo Japan
Senior Partner 澤井隆志
電話：090-5341-8773
Mail: takashi.sawai@pratexo.com
Mail: info-ja@pratexo.com
URL: https://pratexo.com/ja/
