Opensignal、5Gグローバル・モバイル・ネットワーク・エクスペリエンス・アワード2022を発表

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Opensignal(本社:ロンドン)は、世界中のオペレーターを比較し、分析結果をまとめた5Gグローバル・モバイル・ネットワーク・エクスペリエンス・アワード2022を発表しました。

5Gのネットワークが初めて世に出てから約3年半が経過しました。2019年4月より、一部の市場のオペレーターが5Gネットワークのエリアを拡大し、さらに多額の投資を5Gスペクトラム取得・展開のために行ってた一方で、5Gが開始してまだ日が浅い市場やまもなく開始する市場もあります。
モバイル業界全体の取り組みを把握するため、Opensignalはユーザーの5Gモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスをオペレーター別に比較し、オペレーターが世界中でどのように5Gの範囲を広げているのかを分析してきました。

今回のレポートは、これまでと同様に、信頼区間を使って5Gグローバル部門の勝者を決定し、信頼区間から5Gグローバル・リーダーと5Gグローバル・ハイパフォーマーを決定しました。この2つはそれぞれスコアの上位10社と上位30社のオペレーターで構成されます (5Gグローバル勝者を除く)。

さらに4つの5Gグローバル・インパクト・カテゴリー (ダウンロード・スピード・エクスペリエンス、アップロード・スピード・エクスペリエンス、ゲーム・エクスペリエンス、ビデオ・エクスペリエンス) も含まれています。

これら4カテゴリーでは、5G接続時にユーザーが体感したモバイル・エクスペリエンスの向上 (改善) を、前世代のネットワーク技術である4Gと比較して評価します。

○    主な調査結果

5G利用率と5G到達率の両方で5Gグローバルを受賞したのは米国T-Mobile
米国T-Mobileの5Gユーザーは、最も長くアクティブな5G接続を使用しただけでなく、5G信号を検出した場所も最多です。米国T-Mobileは、40.4%のスコアと10段階評価中7.8ポイントの5G到達率で5Gの利用率における勝者となりました。また、2021年前半から2022年後半にかけての5Gダウンロード・スピード向上では2位でした。これは1位のクロアチアのHTと比較して、98.9%、5.2%の増加です。

世界最速の5Gダウンロード・スピードはSK telecomユーザー
OpensignalのSK telecomユーザーは、超高速な469.6 Mbpsで最速の平均5Gダウンロード・スピードを体感しました。韓国のオペレーターのLG U+とKTは、それぞれ429.6 Mbpsと381.9 Mbpsのスコアを持つ5Gダウンロード・スピードのグローバル・リーダーです。 

5Gゲーム・エクスペリエンスのトップはSKテレコムとKT
KTとSKテレコムは、5Gゲーム・エクスペリエンスのグローバル勝者であり、100ポイント満点中90.5~90.9ポイントのスコアを獲得しました。韓国のLG U+は、5Gを使ったマルチプレイヤー・ゲームのグローバル・リーダーであり、スイスのSalt、チェコ共和国のT-Mobile、香港のcslと並んで3位に入りました。

5Gビデオ・エクスペリエンスのグローバル勝者3社中2社がスウェーデン
3社の統計的同点により、Tele 2とTelia (どちらもスウェーデン) 、ならびにスロベニアのTelemachを使っているOpensignalユーザーは、最高の5Gビデオ・ストリーミング・エクスペリエンスを体感し、3社は100ポイント満点中82.8~84.1ポイントの統計的同点で5Gビデオ・エクスペリエンスのグローバル勝者となりました。

世界最速の5Gアップロード・スピードはスウェーデンのTeliaユーザー
50.9 Mbpsという驚異的な高速スコアで5Gアップロード・スピードを達成した単独の5Gグローバル勝者がTeliaです。Teliaは、チェコ共和国のT-Mobile、ノルウェーのTeliaとTelenor、スウェーデンのTele2、オランダのKPNなど、同率2位 (統計的同点の41.1~43.3 Mbpsのスコア) の5社を7.5 Mbps以上大きく引き離して勝利しました。

4Gより1000%以上高速な5Gダウンロード・スピードを実現したのは、4社のみ
5Gはユーザーの平均ダウンロード・スピードに非常にプラスの影響を与えました。イスラエルのHot Mobileを利用しているOpensignalユーザーは5Gを使用時の平均ダウンロード・スピードが4G比較で1183. 3%という非常に素晴らしい向上を達成しました。次点はチリのMovistar (1084.5%)、アラブ首長国連邦のdu (1051.9%)、イスラエルのPartner (014.7%) でした。

5Gのグローバル・インパクトの4指標すべてでトップ30に入ったのは5社
5Gグローバル・インパクトとは、5Gを4Gと比較してユーザーが体感した向上率です。イスラエルのHot MobileとPartner、フィリピンのGlobeとSmart、アラブ首長国連邦のduの5社が4つの5G グローバル・インパクト・カテゴリーすべてで認められるという見事な結果になり、ダウンロード・スピード、アップロード・スピード、ビデオ・エクスペリエンス、ゲーム・エクスペリエンスのすべてで5Gのグローバル・インパクトにランクインしました。

フィリピンのGlobeユーザーは5Gビデオ・エクスペリエンスで最高の向上を体感
OpensignalのGlobeユーザーは、4G (ビデオ・エクスペリエンス — 5Gグローバル・インパクト) と比較して5Gでのビデオ・ストリーミング・エクスペリエンスで最大の上昇を記録しました。ビデオ・エクスペリエンスのスコアが89%向上し、さらにGlobeは5Gグローバル・インパクト・スコアでユーザーに39.6%の向上を5Gで体感させ、2番目に高いゲーム・エクスペリエンスを記録しました。

○    日本の主な特徴

  • NTTドコモとSoftBankは、4つのカテゴリーにまたがり5Gグローバル・ライジング・スターと評価されました。これは2021年前半から2022年前半にかけてユーザーの5Gエクスペリエンスを大幅に改善したということを意味します。2社ともに5G利用率、5G到達率、5Gゲーム・エクスペリエンスにおける5Gグローバル・ライジング・スターです。また、NTTドコモは5Gのダウンロード・スピードの5Gグローバル・ライジング・スターであり、SoftBankは5Gのアップロード・スピードの5Gグローバル・ライジング・スターです。国内のライバルと同様、auは5G利用率と5G到達率での5Gグローバル・ライジング・スターです。
  • SoftBankは日本のオペレーターの中で、前年比192.4%で最大かつ目覚ましい5G利用率改善を果たしました。その後にはau (130.5%) とNTTドコモ (103.4%) が続きました。同様にSoftBank、au、NTTドコモそれぞれのOpensignalユーザーは、5G到達率が前年比216.2%、154.1%、121.5%の改善を体感しました。
  • 2021年上半期から2022年上半期にかけてstc Kuwait (前年比33.4%増) の次点でNTTドコモのOpensignalユーザー は5Gゲーム・エクスペリエンスの大幅な向上を体感しました。SoftBankユーザーは0.9%増の体感でしたが、これは5Gゲーム・エクスペリエンスにおける5Gグローバル・ライジング・スターとなるに十分でした。
  • NTTドコモ の5Gダウンロード・スピードの5Gグローバル・ライジング・スターのステータスは、Opensignalユーザーが2021年上半期から2022年上半期までに体感した5Gダウンロード・スピード平均が15.2%増加したことによるものです。
  • SoftBankは2022年前半に100ポイント満点中85.6ポイントのスコアを獲得した5Gゲーム・エクスペリエンスのグローバル・リーダーです。楽天は5Gゲーム・エクスペリエンスのカテゴリーで5Gグローバル・ハイパフォーマーとして81.1ポイントのスコアとなり、順位を1つ下げました。

注:内容は、英語版の翻訳です。日本語との内容に不整合がある場合、英語版が優先されます。

Opensignalについて
Opensignal は、コンバージド、ワイヤレス、及び、ブロードバンド・オペレーター全体のネットワーク体感とマーケット・パフォーマンスを統合し、独立した知見とデータの世界的な大手プロバイダーです。当社の公開レポートは、ネットワーク・エクスペリエンスをベンチマークするための世界標準として認められています。 当社の顧客中心の総合的なソリューションは、通信プロバイダーがネットワークを改善し、商業パフォーマンスを最大化し、すべての接続を改善できるようにする前例のない知見を生み出します。同社は米国、カナダ、英国に本社を置き、南米とアジアに営業拠点を構えています。

OpensignalおよびOpensignalのロゴは、Opensignal、Ltdの商標または登録商標です。言及されているサードパーティーの商標は、それぞれの所有者の財産です。

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