今日まで、インターネット上でのアイデンティティ認証は、ほとんど整備されていませんでした。それによって、公共交通機関の定期購入やイベントの入場管理、クレジットカードのアイデンティティ認証は消費者と企業にとって大きな負担となっています。「Qwi」はそのような負担を独自のアイデンティティ認証によって大幅に軽減し、消費者と企業の間にある距離を縮めるインフラになります。また企業に提供するアイデンティティ認証API「Qwi API」により、LTVの向上とROASのパフォーマンスの向上を実現する「アイデンティティマーケティング」を普及し、広告による集客のパフォーマンスが落ちている現代のゲームチェンジャーとなります。
■CEO 小川 涼
【今回の資金調達について】
2021年から創業7人でQwiの構想を始め、今年7月に主なQwiのサービスを全てローンチすることができました。
それに伴いアクセラレータープログラムやPoC、実際の導入が当初の予定を上回るスピードで決定していきました。そのように市場に手応えを感じてきた中で、より早くQwiのサービスを普及するために今回の資金調達を行いました。
ここまで、様々なVCやエンジェル投資家の方に知見、ご意見をいただき弊社の成長の糧とさせていただきました。この場を借りて感謝を伝えさせていただきます。今回はエンジェルのみの資金調達となりましたが、今後もシリーズA、B、Cとステップアップしていきますので、その際はご参入いただきましたら幸いです。
また、今回のファイナンスに手をあげてくださいました相川様、井上様は弊社の発展と守りの部分を補い、さらなるパワーアップを実現するベストパートナーとして弊社に投資くださいました。より多くの人の課題を解決し、その報酬を社会と弊社を信じてくださる皆様に還元できますよう、一同尽力いたします。
【なぜ今「アイデンティティマーケティング」を重要視するのか。】
「トラッキングを許可しますか?」、数年前からアプリ内でこのようなポップアップが出るようになりました。
これに「はい」というボタンを押す人は2021年の調査で12%に見たないそうです(米調査会社Flurryより※1)。
これによりAppleとAndroid端末で約40%の広告パフォーマンス低下が報告されました。
今まで私たちはSNS等の運営元に趣味嗜好をトラッキングされ「サービスを買わされ」ていたのです。Qwiはそのような失われたオーナーシップをアイデンティティという観点から消費者に返還していきます。それに加え、今までSNSのターゲティングに頼るしかなかった企業は自社に最も親和性の高いアイデンティティをもつコミュニティにアプローチできるようになります。2030年には広告全体のGDPから新たにCTAにかける費用が409%成長すると考えられています(※2)。
Qwiはアイデンティティマーケティングという視点から、この新しい市場のリーダーを目指します。
■相川光生 (公認会計士・税理士)
私はかつて30年間、税理士法人を経営しておりましたが、その間に10社近いクライアントの上場に立ち会いました。現在は、経営者塾を主宰するとともに エンジェル投資家として、若手起業家を応援すべく活動しております。
小川社長は私が主宰する経営者塾のメンバーということもあり、本年3月にQwiの提供を開始する際には、提携候補先の企業をご紹介しました。その後は順調に先方企業との関係を構築されており、今後も大いに期待しているところです。
また、現在は各校ともアナログでバラバラな学生証を、デジタル化により統一を図ることが当社の当面の目標ですが、これは日本経済の喫緊の課題である生産性の向上にも繋がる、実に将来性あるビジネスモデルだと考えております。
以上を踏まえて、今回、出資について声を掛けていただいた際には、出資を即断即決した次第です。今後は当社の成長促進の一助となるべく頑張って参ります。
■Qwiが提供する各種サービスについて
【iOS, Androidアプリケーション「Qwi App」】
「Qwi App」は、弊社の独自の認証システムによって行う「学生認証」や学生個人個人が興味を持つカテゴリーのサービスを検索することが可能なアプリケーション(以下、アプリ)です。このアプリでは、プロモーション利用時に店舗でQRコード提示(ワンタイム表示)できる他、連携しているサービスのオンライン認証に必要な「ワンタイムパスワード」を取得することができるなどの機能があります。
【企業向け認証API 「Qwi API」】
「Qwi API」は、企業向けにオンライン上で簡単な認証APIを提供しています。このAPIでは従来かかっていた認証のコストを無くし、処理に時間をかけないことで顧客離脱を防ぎます。また、APIの導入の初期費用がいらないためZ世代へのアイデンティティマーケティングをリスクなく試作できるツールです。このAPIでは、主にサブスクリプション型のサービスやECでの利用、公共交通機関の定期発行での利用を目的としています。
【店舗型企業向けQRコード認証システム「Qwi for business」】
「Qwi for business」は、実店舗でのクーポン利用や認証に利用できるiOS, iPad OS, Android向けアプリです。
このアプリは、主に飲食店やアパレル店での利用を目的としています。
■代表 小川 涼
1998年生まれ。東京都出身。2020 5月にアメリカのSouthen Adventist University卒業(Major Bio, Minor Chem)。帰国し2020年9月に株式会社レノックスの代表に就任する。また、同年11月には、子どもの施設の無料室内クラスター対策「ペアペアプロジェクト」を発足。6ヶ月で首都圏に400名超の学生ボランティア団体となり、現在まで1000人規模の公立小学校を含む25施設を施工完了。2021 2月ホームケア抗ウイルスコーティングキット「Hospital Care」リリースすると三越伊勢丹オンラインピックアップ商品として紹介された。そして、より将来的な課題解決を目指し2021年12月に株式会社Qwiを設立。
■学生認証システム「Qwi App」の概要
アプリ名 : Qwi
URL : https://qwi-cashless.com/
提供開始日 : 2022年3月6日(日)
対応OS : iOS、Android
利用料金 : 無料
運営・企画 : 株式会社Qwi
ダウンロード : https://qwiapp.page.link/download
■株式会社Qwi会社概要
商号 : 株式会社Qwi
代表者 : CEO 小川 涼
所在地 : 東京都新宿区西新宿5丁目24番14-1201号
設立 : 2021年12月
事業内容 : 学生認証システム「Qwi」の運用
資本金 : 1,000,000円
※1「FURRY」2021年4月29日
https://www.flurry.com/blog/ios-14-5-opt-in-rate-att-restricted-app-tracking-transparency-worldwide-us-daily-latest-update/
※2 「Meta Beat」2021年7月13日
https://venturebeat.com/games/brian-bowman-apples-idfa-change-has-triggered-15-to-20-revenue-drops-for-ios-developers/