- イベント概要
・開催概要 海ごみゼロ新潟実行委員会
・日程 10月1日
・開催場所 日和山浜海水浴場、白山駅前周辺
・参加人数 それぞれ20人
・協力団体 新潟医療福祉大学 健康科学部 健康スポーツ学科 佐藤 敏郎
- 取り組みの背景
近年、日本では健康のために走っている人、ウォーキングしている人が増加していると言われています。新潟県でも`やすらぎ堤´で平日や休みの日など関係なく普段からランニングを行う人が多く見られます。しかしながら、やすらぎ堤だけでなく新潟県内の道路や海岸も漂着ごみや、ポイ捨てされたごみが多く放置されているような現状です。
- 普段の運動にごみ拾いを取り入れ健康効果の増進を目指した実証実験
こういった現状課題をうけて本取り組みでは、普段の運動の中でごみ拾い活動を行うことで健康効果を増進できないかと考え、主に「ウォーキングにごみ拾いを取り入れたらどんな運動効果が得られるのか」「ウォーキングをしながらごみ拾いを行うことでカロリー消費に変化はあるのか」といった視点での実験を行います。それぞれチェーン店や居酒屋などが多い白山駅前周辺、そして海岸エリアの2か所で実施いたします。さらに、当日はアンケートを実施し「参加者自身にどのような変化があったのか」も合わせて調査を行います。
イベントチラシPDF:https://prtimes.jp/a/?f=d77920-20220928-baf2d90f0ebcb99f22a00563f74e64d7.pdf
- 測定予定内容
今回、新潟医療福祉大学の健康科学部健康スポーツ学科の佐藤敏郎教授に協力をいただき測定を実施いたします。実施する内容は、「ストレス状態:唾液に含まれるアミラーゼの濃度を測り、ごみ拾い前後のストレス変化を確認」、「気分:二次元気分尺度という質問紙を用いて、ごみ拾い前後の気分の変化を確認」、「運動強度:RPE質問紙を用いて、ごみ拾い前後の自覚的運動強度の変化を確認」とストレスや気分の変化など心理的な状態を中心に調査を実施します。また、2箇所で実施するため、年齢層などの諸条件も統一して行う予定としています。また、新潟県の健康管理アプリ「グッピーズ」の万歩計でアスファルトの清掃と海岸清掃では歩数の違いがあるのかも調査。期間になると、ポイントが貯められて、連携するお店で割引ができるなど、参加してくれた人たちにお得な情報もお届けする予定としています。
- 今後の展望
本研究で得られた結果や知見を踏まえ、どのようなカロリー消費や、ごみ拾いを行う前後でどのような気分の変化があったのか研究結果を明らかにしてまいります。また、海洋ごみゼロを目指して、来年度も継続して企業を巻き込んだ清掃活動も実施するほか、この研究結果は12月に大人向けの海洋ごみの出前授業としての講演に活用する計画を予定しています。
<団体概要>
団体名称:海ごみゼロ新潟プロジェクト実行委員会
URL:https://niigata.uminohi.jp/
活動内容:海に関するイベント開催や清掃活動
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/