【調査の背景】
働き方改革をきっかけとしたテレワークやハイブリッドワークの普及とともに、オフィスの在り方も従来から大きく変化し、これまで主流だった座席固定からフリーアドレスを導入するオフィスが増えています。そこで今回は、フリーアドレスの利用状況や課題について調査を実施しました。
【調査の内容】
次の内容を含む、フリーアドレスの現状、今後、課題に関する21問を用意し、事務所規模に応じたクロス集計を実施しました。
- 現在のオフィス出社率
- オフィスにおけるフリーアドレスの導入率
- フリーアドレスの座席・スペースの増減傾向
- フリーアドレスの座席の選び方
- フリーアドレスの課題点
- フリーアドレスに対する満足度
- フリーアドレスに関する改善点
【調査結果のポイント】
現在のオフィス出社率
オフィスの出社率は企業規模を問わず5割台であり、平均値は53.6%でした。オフィスワークとテレワークを併用したハイブリットワークが浸透している様子がうかがえます。
図表１ 現在のオフィスの出社率について
オフィスにおけるフリーアドレスの導入率
オフィスにおけるフリーアドレスの座席割合の平均値は60.8%と、固定席よりもフリーアドレスの席が多く設けられています。「全席フリーアドレス」に着目すると、「100人以下」が26.5%で最も高く、次いで「2,501人～10,000人以下」は24.1%、「1,001人～2,500人以下」は20.8%と続きます。
図表2 オフィスにおけるフリーアドレスの導入率
フリーアドレスの座席・スペースの増減傾向
企業規模を問わず半数以上の回答が「変わらない」であったものの、「増加しそう」が平均値31.4%と、3割強の企業が増加を検討していることがうかがえます。「増加しそう」と回答した企業の傾向としては、「10,001人以上」では36.5%、「2,501人以上～10,000人以下」では34.4%と、規模が大きいほどフリーアドレスのニーズが高いことがうかがえます。
図表3 フリーアドレスの座席・スペースの増減傾向
フリーアドレスに関する改善点
企業規模を問わず「誰がどの座席にいるかが分かる」という改善要望が43.3％と、他の改善要望を大きく上回っています。その他の改善要望は、「座席予約ができる」「誰がどの座席を使ったのか管理できる」と続いています。
図表4 フリーアドレスに関する改善点
今回実施した調査ではオフィスにおけるフリーアドレスの座席割合は6割強であるものの、空席状況の確認、座席の事前予約、座席使用者の確認、チーム等複数人での座席予約など運用管理の改善点が複数あげられていました。
サイオステクノロジーの「YourDesk（ユアデスク）」は、テレワークやフリーアドレスに対応した座席管理システムです。社内外の出勤状況の可視化、座席指定予約（複数可）、座席ランダム予約、座席使用履歴の記録、フロアごとの利用率分析、コミュニケーション活性化などの機能を有しており、ユーザーの快適なオフィス環境の運営を支援します。
【調査概要】
調査テーマ：「フリーアドレス職場調査」
調査期間：2022年4月21日 ～ 4月25日
調査方法：インターネットリサーチ
調査地域：全国
調査対象者：勤務先でフリーアドレスを導入している会社員、会社役員、経営者
回答数：1,000
【調査結果】
調査結果は以下からダウンロードできます。
https://mk.sios.jp/market_research
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