- 調査目的
不動産仲介からリノベーション施工までをワンストップで手がける当社において、この1年で住宅取得者が購入した種別や、住宅予算の算出方法、満足度を把握し、住宅業界全体の活性化を目指すことを目的に、調査を実施いたしました。
- 調査サマリ
■1年以内に購入された住宅種別トップは「新築戸建て」で40%。マンションは2021年調査より、中古が新築を上回る。
■住宅予算は42%が「自分で決めた」、20%が「親や知人のアドバイスをもとに決めた」と回答。
■62%が「予算内におさまった」、38%が「予算をオーバーした」と回答。予算内におさめるためにした工夫と、予算をオーバーした要因。
■購入した住宅の満足度は80%が「満足している」、20%が「不満がある」と回答。満足と不満の理由。
- 調査結果
■1年以内に購入された住宅種別トップは「新築戸建て」で40%。マンションは2021年調査より、中古が新築を上回る。
1年以内に購入した住宅の種別を聞いたところ、以下の結果になりました。
・新築戸建て 40%
・中古マンション 27%
・新築マンション 23%
・中古戸建て 10%
マンションにおいて、2021年の調査では微差ではあるものの、中古よりも新築が買われていることがわかりましたが、2022年の調査では中古が新築を上回りました。
地価・物価の上昇などさまざまな社会情勢や、住宅リノベーションの普及により、中古を選択する人が増えたことが考えられるのではないでしょうか。
2021年の調査結果はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000065261.html
■住宅予算は42%が「自分で決めた」、20%が「親や知人のアドバイスをもとに決めた」と回答。
住宅購入予算の算出方法を聞いたところ、以下の結果となりました。
・自分(または配偶者)が情報収集して決めた 42%
・ハウスメーカーや不動産仲介業者など、業者の提案をもとに決めた 23%
・自分(または配偶者)の親や知人からのアドバイスをもとに決めた 20%
・自分たちでファイナンシャルプランナーに相談した 12%
・その他 3%
■62%が「予算内におさまった」、38%が「予算をオーバーした」と回答。予算内におさめるためにした工夫と、予算をオーバーした要因。
予算内におさまったか、予算をオーバーしたかを聞いたところ、以下の結果となりました。
・予算内におさまった 62%
・予算をオーバーした 38%
予算内におさまった人に「おさめるためにした工夫」を、予算をオーバーした人に「オーバーした要因」を聞きました。
▼予算内におさめるためにした工夫
購入した住宅種別ごとの、予算内におさめるためにした工夫は以下の通りです。(原文まま)
<新築戸建て>
・とにかく本当に必要な条件だけに絞った。
・予算をぎりぎりに設定しないこと。お金をかける部分と省略しても気にならない部分をわけること。
・ハウスメーカ―の選定をしっかりした。
<中古戸建て>
・欲張らず身の丈に合った物件を探す。
・高価な嗜好品を省いた。
・徹底的にコストを考え、妥協した。
<新築マンション>
・家選びの譲れない条件を設定し、それ以外の条件のことには目をつぶった。
・立地、広さ、間取り、階数、室内の豪華さなど、プライオリティーの低いものから、条件変更を行う。
・はじめに予算の上限をしっかり話し合って決めておいた。
<中古マンション>
・予算内で物件をさがす。仲介会社の担当者と信頼関係を結ぶ。
・築年数や駅までの距離などの条件を緩める。
・借入可能額と金利、月額返済可能額の確認と購入後の貯蓄をよく検討した。
▼予算をオーバーした要因
購入した住宅種別ごとの、予算をオーバーした要因は以下の通りです。(原文まま)
<新築戸建て>
・想定よりも高級なハウスメーカーに決めたことと、認定低炭素住宅の取得のために太陽光の設備が必要となったため。
・地盤強化という本当に必要だったかわからない追加費用がかかった。
・元々の予算をしっかり決めていなかった。
<中古戸建て>
・家具家電の取り付け代がかかった。
・予想以上に住宅購入に必要な書類を作成する費用がかかった。
・いいのを見るとそちらが欲しくなって、ついつい予算オーバーした。
<新築マンション>
・当初の見通しが甘かった。
・床暖房などのオプションがかさんだ。
・メーカー側が、最初の見積もり時より実際の値段を高く設定してきた。
<中古マンション>
・知識不足だった。
・思ったよりお金をかけてしまった。
・もともとの予算設定が低かった。
■購入した住宅の満足度は80%が「満足している」、20%が「不満がある」と回答。満足と不満の理由。
購入した住宅に満足しているか、不満があるかを聞いたところ、以下の結果になりました。
・満足している 80%
・不満がある 20%
▼満足の理由
購入した住宅種別ごとの、満足の理由は以下の通りです。(原文まま)
<新築戸建て>
・想像した通りの住宅になった。
・予算に見合ったものが出来たから。
・予算はオーバーしたものの耐震性も心配なくなり、保障もあるので。
<中古戸建て>
・いい間取りの物件が買えた。
・中古にしては綺麗だったため。
・贅沢をしなければ今の暮らしを維持することが出来たから。
<新築マンション>
・設備が充実している。暮らしやすい。
・希望通りの物件で住み心地も良い。
・駅近なのに静かな環境で、日当たりもよいから。
<中古マンション>
・職場との距離、マンション自体のクオリティ、住環境など条件がとても良いので。
・予算相応で身分相応な物件だと感じるから。
・フルリノベーションしたから。
▼不満の理由
購入した住宅種別ごとの、不満の理由は以下の通りです。(原文まま)
<新築戸建て>
・価格の割には狭い。
・雑草が生えやすく困っている。
・欠陥住宅の疑いがある。
<中古戸建て>
・ボロい。
・まだ前のオーナーが住んでいる時に内覧したので隅々まで見れなかった。
・中古なのに高い。
<新築マンション>
・隣にビルが建ち、見晴らしが悪くなった。
・値段が高すぎること。
・狭かった。
<中古マンション>
・中古なので少し傷んでいる箇所がある。
・管理会社の対応が悪い。
・実際の生活と想像の違い。
- 総括
前年に続き、1年以内に購入された住宅種別は「新築戸建て」がトップであり、住宅購入者の半数以上が「自分(知人のアドバイスを含む)」で算出したことがわかりました。
また多くの人にとって、人生でいちばんの大きな買い物になり得る「住宅」。62%が予算内におさまったという一方で、38%が予算をオーバーしていることがわかりました。
自身で算出すると、現在の年収から「賃料と同等であれば大丈夫だろう」という予測のもと、安易に決めてしまいがちですが、支払いがギリギリの返済計画や予算オーバーは、のちのち起こるかもしれない家族構成の変化や事故や病気、怪我などの「想定外」に対応することができなくなってしまうかもしれません。
不動産仲介からリノベーション施工までをワンストップで手がける当社では、住宅購入時、自ら情報収集して決めた予算ではなく、ファイナンシャルプランナーなど、第三者から見た客観的な「安心予算」で購入することを推奨しております。
また、「予算をオーバーした要因」の回答から、購入先や担当者との信頼関係も満足度に大きく関わることがわかります。
購入者が安心して払い続けられる住宅予算を算出し、またその予算をしっかりと守り、中古の場合は建物の管理状況をしっかりとチェック、リフォームやリノベーションをする場合も、施工まで妥当性の感じられる会社を見つけ、信頼できる担当者と出会えるかどうかが、住宅購入の満足度を左右するのではないかと考えます。
今回の調査結果を踏まえ、ゼロリノベは今後も「大人を自由にする」住宅事業を展開してまいります。
- 出典について
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- アンケート概要
調査の方法:webアンケート方式
調査の対象:東京都在住の既婚男女1,000人
調査実施日:2022年9月6日
調査主体:株式会社groove agent(ゼロリノベ)/コーポレートサイトURL:https://www.zerorenovation.com
※本リリース内容を掲載いただく際は、出典「ゼロリノベ調べ」(URL=https://www.zerorenovation.com/)と明記をお願いいたします。
※本リリース内容はゼロリノベブログ(https://www.zerorenovation.com/blog/pr2209_housebudget/)からもご確認いただけます。
- 株式会社groove agentについて
2011年より中古住宅購入とリノベーションのワンストップサービスをスタート。
「大人を自由にすること」を目的に、住宅ローンや間取りにとらわれることのない「小さいリスクで家を買う方法」セミナーを無料開講し、物件探しから住宅ローン、リノベーションの設計・施工・アフターフォローまで、中古住宅購入とリノベーションの一連の流れをワンストップでサポートしています。
- 会社概要
会社名:株式会社groove agent
代表取締役:鰭沼 悟(えびぬまさとる)
設立:2011年11月11日
所在地:東京都港区北青山2丁目12−42
事業内容:不動産仲介、リノベーション設計・施工
コーポレートサイトURL:https://www.zerorenovation.com
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