980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、組織行動科学®の研究・教育開発を行うリクエスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:甲畑 智康)は、歴史・研究レビューに基づく実践提案『アートを、社会の中で誰もが使える実践へ』を、PDF形式で無料公開します。
本レポートは、アートを特別な才能の証明に閉じず、誰もが学び、試せる手段の一つとしてひらくために、参加の条件から、一仕事での実践、学習、判断、継承、事業としての継続までを整理したものです。全8部21章、付録5種、参照資料34件を収録しています。
目指すのは、一度の気づきで終わらず、得られた理解や手段が次の人の仕事にも使われること。その先にある新たな業態・産業への可能性と、実現に必要な条件も扱います。本リリースの図解10枚で全体像を示し、全文PDFで背景・根拠・実践方法を確認できる構成にしました。

- 全文レポート・実践記録様式をPDFで無料公開
- ビジネスパーソンは、アートから何を学べるのか
- 歴史から学ぶのは、作品だけでなく、制作を支える条件
- 参加の入口をひらき、専門性と選択の自由を守る
- 「センス」を、他の人には学べない理由にしない
- 直すのは、表現だけではない。「何をする仕事か」も見直す
- 問いがまだない人にも、一つの仕事から始める入口をつくる
- 良い関わりを、一回の出来事で終わらせない
- 新しい前提を判断へつなぎ、AIとの役割分担も設計する
- 新たな業態・産業へつなぐために、発想の後を設計する
- 「体験した」で終わらせず、別の仕事で使えたかを確かめる
- 全文PDFに収録した5種の付録
- 代表取締役 甲畑智康 コメント
- 本資料の位置づけと限界
- 本リリースで使用した図解10点を無料公開
- 組織行動科学®について
- リクエスト株式会社について
全文レポート・実践記録様式をPDFで無料公開
本リリースに添付のPDFから、本文・付録・参照資料をまとめてご覧いただけます。まず図解で全体像を把握し、詳しく確かめたい箇所を全文で読む使い方もできます。
『アートを、社会の中で誰もが使える実践へ』全文PDFをダウンロード
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ビジネスパーソンは、アートから何を学べるのか
ビジネスで「アート思考」を用いるとき、芸術の何を学び、日々の仕事で何を行うのでしょうか。
「感性を磨く」「常識を疑う」「自分の問いを持つ」。こうした言葉に価値がないのではありません。しかし、仕事の中で実践するためには、何に触れ、何を形にし、どのような応答を受け、何を見直すのかまで具体化する必要があります。
本レポートは、この問いを、芸術の歴史と実践、学習や参加に関する研究に照らして検討したものです。特定の才能や肩書を前提にせず、必要な知識・道具・支援を得ながら、誰もが学び、試し、確かめられる実践にするための条件を整理しました。
目指すのは、アートに触れた人に「気づき」が生まれることだけではありません。
その気づきを、事実と条件に照らした判断へつなぐ。そこで得た理解や手段を、次の人も使える形で残す。さらに、そこで生まれた良い関わりを、特定の人の善意や力量だけに閉じず、他者も担い、続けられる仕事へ育てていく。
本レポートでは、そのために必要な条件まで扱います。
歴史から学ぶのは、作品だけでなく、制作を支える条件
アートを生活や仕事へひらくことを、今回初めて生まれた発想としては扱いません。本レポートは、工房の学習、浮世絵の分業と協働、アーツ・アンド・クラフツ運動、バウハウス、山本鼎の教育・制作活動などを参照しています。
焦点は、作品の形式だけではありません。誰が学べたのか。どの技能や道具が制作を支えたのか。つくり手の労働と、利用者へ届く仕組みがどう結び付いていたのか。歴史を、現在の実践条件を考える材料として読み直します。
同時に、参加の偏りや資源の制約も扱います。過去を理想化したり、歴史的な先例があることだけで、今回の方法の効果を説明したりはしません。

参加の入口をひらき、専門性と選択の自由を守る
「誰もが使える」とは、全員に同じ表現や成果を求めることではありません。描く、話す、並べる、動かすなどから方法を選べること、必要な知識・道具・時間・支援が得られることまでを、実践の条件に含めます。
参加を見送る、途中で止める、個人的な経験を開示しない、公開を断るという選択も尊重します。参加を広げることと、アーティストや支援者の専門性・権利・対価を軽視することは別です。
また、芸術を楽しみ、表現し、鑑賞すること自体の価値を、業務上の効果だけで評価しません。仕事への活用を目的とする場合に、その目的に対して何が起きたかを確かめる立場です。

「センス」を、他の人には学べない理由にしない
感覚や直観を否定したり、すべて文章に変換することを求めたりはしません。
一方で、「この人だからできる」「慣れれば分かる」という説明だけでは、他の人が何を学び、何を試せばよいのかが見えなくなります。
そこで、見比べたもの、手を止めた箇所、仮に形にしたもの、受け取った応答、修正した内容を残します。言葉にしきれない部分には、実物、素材、動作、版の違う図なども使います。
誰かの才能を判定するためではなく、実践を支えた知識・道具・関わりを、他の人も学べる手がかりにするための整理です。

直すのは、表現だけではない。「何をする仕事か」も見直す
本レポートは、当社が既公表資料で示した、次の操作的定義を基礎にしています。
アート思考とは、既存の言葉や基準では捉え切れない現実を、未確定なまま形にし、その形と素材・他者・状況との往復によって、現実の見方、探究すべき問い、価値仮説をつくり直す思考実践である。
すでに決めた案を整えるだけでなく、その案をつくった自分の見方も検討対象にします。
例えば、仕事の流れを描いて初めて、相手に渡した後のことを十分に理解していなかったと気づく。その空白を確かめることで、何をする仕事なのか、何を成果とするのかを捉え直す入口にします。

問いがまだない人にも、一つの仕事から始める入口をつくる
深い関心や独自の問いを、最初から持っていることは求めません。最近の依頼、提案、会議、引継ぎなど、一つの場面について、いまの理解を未確定なまま形にするところから始めます。
分からない部分を推測で埋めず、形そのものや、相手・素材・現場から返る応答を確かめます。賛成だけを集めるのではなく、自分の見立てと違うこと、まだ表せていないことを受け取り、次に確かめたい問いへつなげます。
必要な知識は学び、現実に合った基準は使います。見方を変えること自体を目標にはせず、確かめた結果、維持したものとその理由も残します。 付録には、この経過を一仕事として記録する様式を収録しています。

良い関わりを、一回の出来事で終わらせない
本構想が目指すのは、相手に賛成してもらうことだけではありません。相手が状況を理解し、選び、相談し、必要なときには断れることも含めて、関わりの良さを考えます。
「巡る」とは、こちらに感謝や利益が返ることだけではなく、得られた理解や手段が、相手と次の人との関わりにも使われることです。そのために、何を、誰へ、どの条件とともに引き継ぐかまで扱います。
意見を聞くことと、決定に影響できることも区別します。何を問い直せるか、誰が決めるか、採用しなかった意見へどう応答するかを明らかにし、便益と同時に、負担や不利益、異議も確かめます。

新しい前提を判断へつなぎ、AIとの役割分担も設計する
新しい見方が生まれたことと、その見方で仕事を変えてよいことは同じではありません。根拠、別の説明、関係者への影響、権限、相談・停止の条件を確かめ、責任ある採用や試行へつなぎます。
AIは、形づくり、問いの候補、比較、記録の整理などの補助に使えます。ただし、AIが生成した相手の反応や現場の説明を、実際に確認した事実の代わりにはしません。
既公表の「見えないAI誤用」とも接続し、AIへの委任量ではなく、必要な問い直し・根拠の確認・判断・結果確認が仕事の中に確保されているかを検討します。AIが問いや案を出すこと自体を問題とするものではありません。

新たな業態・産業へつなぐために、発想の後を設計する
「何を価値として提供する仕事なのか」を捉え直すことは、役割や提供方法を組み直す入口になります。ただし、新しい案ができたことと、利用されるサービス、継続できる事業が成立したことは別です。
本レポートでは、利用者、便益を受ける人、費用を負担する人、提供する人を分け、技能、協働先、責任、対価・財源、費用を検討します。準備、調整、記録、保守、引継ぎも、継続に必要な仕事として扱います。
産業形成を考える場合は、複数の担い手、継続需要、取引、人材育成、情報・評価の基盤を別途確認します。新しさや拡大だけを成果にせず、公共的・協同的な運営、規模の縮小、継続しない選択も含めて判断します。

「体験した」で終わらせず、別の仕事で使えたかを確かめる
実践の場で気づきがあっても、それが職場で使われるとは限りません。本レポートでは、実際に行ったことを取り出し、次の仕事へ対応づけ、一件で試し、条件の違う場面で使い直すための支援まで扱います。
そのうえで、経過をたどれること、他者が実施できること、別の場面で使えること、効果の範囲を説明できることを区別します。「誰でも再現可能」は、同じ成果の保証ではなく、参加・実践・確認・再使用を支える設計目標です。
成功だけでなく、変化がなかった場面、必要だった支援、負担や不利益も残します。手引き、記録、支援者用の確認事項、検証・改訂を一組とし、方法そのものを更新する構想です。

全文PDFに収録した5種の付録
歴史をたどる年表1種と、実際の一仕事で用いる記録・確認様式4種を収録しています。記入様式は、印刷して使うほか、項目を手元の実務記録に転記して活用いただけます。
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付録 |
収録内容 |
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付録A 歴史上の接点をたどる |
選択的な年表と、現在の実践へ持ち帰る問い |
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付録B 一仕事の実践記録 |
最初の見方、形、応答、描き直し、判断と結果の記録 |
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付録C 支援者のための確認事項 |
参加方法、基礎知識、問いかけ、行き詰まりへの対応 |
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付録D 仕事・業態への接続設計 |
価値の対象、担い手、対価・費用、品質・責任、試す条件 |
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付録E 検証・改訂の記録 |
実施条件、比較方法、変化と不利益、未確認事項、改訂理由 |
付録は、能力の採点や新規性・市場性の判定を行う診断尺度ではありません。すべてを埋めることを目的にせず、不明・未確認・非該当を区別して使います。
代表取締役 甲畑智康 コメント
アートを特別な人だけのものにしない。「センスがあるから」で説明を止めない。そして、アーティストの専門性を尊重しながら、誰もが学び、試せる手段の一つとしてひらきたいと考えています。
目指すのは、面白い案が出たという体験だけではありません。その関わりによって、相手が少しでも理解し、選び、次の人と関われるようになる。そこで得たものが、別の人にも渡り、良い関わりが巡っていくことです。
それを特定の人の善意や力量に閉じず、他の人も担い、続けられる仕事へ育てたい。新たな業態や産業への可能性も見据えながら、何を行い、何が起き、誰に負担が生じ、何を直す必要があるのかを、実際の仕事から確かめていきます。
本資料の位置づけと限界
本資料は、当社の既公表資料と、歴史・権利・教育・参加・事業・評価に関する資料を選択的に参照した、理念と実践設計の提案です。世界の芸術史を網羅する通史や、網羅的な系統的レビューではありません。
歴史的事実、学術研究、政策・指針、運営団体の実践紹介、当社の定義・提案・仮想例を区別しています。参照した人物や機関が、当社の方法を承認・検証していることを意味しません。参照先と確認範囲は、全文PDFに記載しています。
芸術一般の唯一の定義、検証済みの診断尺度、すべての人への効果保証、新産業創出の実証結果を示すものではありません。当社の既公表資料に記載されたデータ規模も、今回の方法の効果を検証した調査標本としては扱っていません。
本リリースで使用した図解10点を無料公開
『アートを、社会の中で誰もが使える実践へ|図解版』
本リリースで使用した図解10点を、1つのPDFにまとめて公開しています。
本テーマの全体像を短時間で確認したい方や、社内で共有する際の資料としてご活用いただけます。
▶『アートを、社会の中で誰もが使える実践へ|図解版』PDFをダウンロード
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組織行動科学®について
組織行動科学®は、組織で働く人の思考と行動が「なぜ起こり、なぜ続くのか」を、事業環境、歴史、経験から明らかにし、より善く再現するための研究・実践体系です。
リクエスト株式会社は、980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、企業で働く成人の研究と教育開発を行っています。


リクエスト株式会社について
リクエスト株式会社は、組織行動科学®を基盤に、企業で働く人の行動、判断、経験形成、組織学習に関する研究と実践支援を行っています。
代表取締役の甲畑智康は、2003年に東京藝術大学美術学部を卒業後、企業の人材育成・組織開発に20年以上携わってきました。芸術における創造の過程と、企業における判断形成の双方を背景に、AI時代の「判断デザイン」「判断経験設計」「判断構造設計Pro」の体系化を進めています。

会社名:リクエスト株式会社
代表者:代表取締役 甲畑 智康
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
公式サイト:https://requestgroup.jp


