クリニック業界のCTRを徹底分析!AI時代の検索で選ばれるSEO対策とは(2026年4月度:SEO会社ランクエスト調べ)

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SEO対策支援で4,300社を誇るランクエスト(https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ )は、クリニックのクライアントサイトを対象に、2026年4月の検索順位ごとのクリック率(CTR)を計測しました。

本調査では、検索結果上位10位にランクインした13,016件のクリニック関連キーワードを対象に、順位別のクリック率(CTR)の傾向を分析。加えて、SEO業界全体のCTRデータとの比較を行うことで、クリニック業界特有の検索行動パターンを浮き彫りにしています。

クリニックの集客において、検索結果でどの位置に表示されるかは、来院機会の創出に直結する重要な要素です。特に医療系の検索は、ユーザーが「信頼できる情報か」「自分に合う診療内容か」「通いやすい立地か」を慎重に見極めながら行動する傾向があり、一般的な商材以上に検索順位の意味合いが大きくなります。

一方で、検索結果には地図情報や口コミ、各種比較要素に加え、AIを含む多様な表示面が広がりつつあり、従来の「上位表示されれば自然にクリックされる」という考え方だけでは捉えきれない局面も増えています。

こうした環境下で、クリニック業界では実際にどの順位がどの程度クリックされているのかを、業界別に把握することは重要です。

そこで今回、SEO会社ランクエストは、2026年4月度の保有データをもとに、クリニック業界における検索順位1位〜10位のクリック率(CTR=クリック数÷表示回数)を分析しました。あわせて、比較対象としてSEO業界データも参照し、クリニック業界のクリックの傾向を整理しています。

(注) ランクエストが運営するメディア:https://rank-quest.jp/

◆ 2026年4月度:クリニック業界の順位別クリック率(CTR)

  • クリニック業界における検索順位別クリック率を見ると、1位が24.4%と最も高く、検索結果の最上位が流入獲得において大きな役割を担っていることがわかります。2位は7.3%、3位は2.8%となっており、1位と2位の差は17.1pt、2位と3位の差も4.5ptあります。

    検索結果の上位に表示されるかどうかで、クリック率に明確な差が生じている構造が見て取れます。

  • 一方で、4位は2.0%、5位は1.2%、6位は0.8%と、順位が下がるにつれてクリック率は緩やかに低下しています。特に5位以下では1%前後の水準となっており、検索結果の下位になるほどユーザー接触の難易度が高まっているといえます。

  • ただし、8位と9位がともに0.8%、10位でも0.7%のクリック率を維持しており、下位順位でも一定の流入が発生しています。こうした傾向から、クリニック領域では上位表示が重要である一方、ユーザーが複数の候補を比較しながら情報を探している可能性も示唆されます。

◆2026年4月度:クリニック業界と他業界(SEO業界)における検索表示順位別クリック率(CTR)の比較

※ SEO業界のCTR情報はランクエストサイト(https://rank-quest.jp/ )のデータに基づいています。
  • クリニック業界とSEO業界のクリック率を比較すると、1位はクリニック業界が24.4%、SEO業界が32.1%で、クリニック業界が7.7pt下回る結果となりました。

    2位も7.3%に対して13.9%で、6.6pt低くなっており、上位1〜2位ではSEO業界ほどクリックが集中していないことがわかります。

    3位では2.8%と2.9%で差は-0.1ptにとどまり、両業界の差はほぼ見られません。

  • 一方で、4位ではクリニック業界が2.0%、SEO業界が1.3%で+0.7pt、6位8位では+0.4pt、9位では+0.5pt、10位でも+0.2ptと、下位順位の一部ではクリニック業界のほうが高いクリック率を示しています。

    これは、クリニック業界では上位だけでなく、複数の検索結果を比較しながら検討するユーザー行動が一定程度あることを示している可能性があります。

  • ただし、5位では-0.4pt、7位では-0.4ptと、すべての順位で一貫して上回っているわけではありません。そのため、クリニック業界は「SEO業界と比較し1位への集中が弱く、下位にも一定のクリックが分散しやすい傾向がある」とみるのが適切です。

  • 上位獲得の重要性は変わらない一方で、検索ユーザーにとって必要な情報をタイトルや説明文に追加し、比較対象として選ばれやすい状態をつくることが、実務上の重要なポイントといえるでしょう。

1. 1位のCTRは24.4%、ただしSEO業界より7.7ポイント低い

  •  クリニック業界の1位CTRは24.4%でした。2位の7.3%と比べると17.1ポイント高く、最上位のクリック率の高さは明確です。検索結果の最上部に表示されることが、依然として大きな集客における優位性を持つことがわかります。

  • ただし、SEO業界の1位CTRは32.1%であり、クリニック業界はそれより7.7ポイント低い水準でした。2位も、クリニック業界の7.3%に対してSEO業界は13.9%で、6.6ポイントの差があります。つまり、クリニック業界ではSEO上位表示の価値は高い一方で、1位や2位にクリックが極端に集中しきっていない構造がうかがえます。

  • この背景には、医療系キーワードの検索ならではの慎重な比較行動がある可能性があります。診療科目、医師情報、診療時間、口コミ、アクセス、予約のしやすさなど、ユーザーが複数の判断軸を持つため、単純に最上位だけでなく複数の検索結果を見比べる動きが生じやすいと考えられます。

2. 2位以降は急減、3位で2.8%まで低下

  • クリニック業界では、2位が7.3%、3位が2.8%、4位が2.0%、5位が1.2%でした。特に1位から2位で17.1ポイント、2位から3位でも4.5ポイント下がっており、上位ほどクリック率が大きく減少する構造が見て取れます。

  • この結果から、クリニック業界でも「まずは上位表示」ではなく「できるだけ1位・2位に近づく」ことの重要性が高いといえます。3位時点でCTRはすでに2.8%まで落ち込んでおり、1位との差は21.6ポイントあります。検索結果の1ページ目に載っていても、上位と中位では集客力に大きな差があることがわかります。

  • 一方で、3位のCTRはSEO業界の2.9%とほぼ同水準でした。ここからは、クリニック業界特有の差は1位・2位ほど大きくなく、3位以降では一般的な検索行動に近づいていく可能性があります。

3. 4位以下は1%前後、下位にも一定の比較行動が見られる

  • 4位以下のCTRは、4位2.0%、5位1.2%、6位0.8%、7位0.6%、8位0.8%、9位0.8%、10位0.7%でした。5位を下回ると1%前後の水準に収束しており、クリック獲得の難易度は大きく上がります。

  • ただし、ここで興味深いのは、4位・6位・8位・9位・10位では、クリニック業界のCTRがSEO業界を上回っている点です。たとえば4位はクリニック業界2.0%に対しSEO業界1.3%、9位は0.8%に対し0.3%でした。

    差は大きくないものの、下位順位でも一定数のクリックが発生していることから、クリニック業界では「上から順に1件だけ見る」のではなく、複数ページを見比べる行動が残っている可能性があります。

  • 実際、今回の集計データでは、クリック数合計15万1,809件のうち、1位〜3位の合計は12万6,227件で、全体の約83.1%を占めました。依然として上位3位の存在感は非常に大きい一方で、残る約16.9%は4位以下に分散しています。

  • クリニック業界では「上位3位が重要」という前提は維持しつつも、4位以下でも情報の設計次第でアクセスするサイトの候補に入る余地があると考えられます。

◆ クリニック業界のSEOで押さえたい実務ポイント

  • 今回の分析から見えてきたのは、クリニック業界では1位の価値が依然大きい一方で、ユーザーが比較・検討を前提に複数結果を見る傾向が比較的強い可能性がある、という点です。

    ここでは、その前提を踏まえて、実務上どのようなSEO対策が重要になるのかを整理します。

1. 1位の価値は依然大きいが、上位の独占状況とは言い切れない

  • 1位CTR24.4%という数値は、十分に高い水準です。検索流入を伸ばすうえで、1位獲得の価値が大きいことは変わりません。特に来院意欲が高いユーザーを取り込みたい場面では、最上位表示は強いアドバンテージになります。

  • ただし、SEO業界と比較すると、1位・2位のCTRは相対的に低く、クリニック業界ではユーザーがやや広く検索結果を見ていることが示唆されます。したがって、「1位を取れば十分」という発想ではなく、上位表示に加えて、SERPs上での見え方も調整するとよいでしょう。

2. AI時代の検索では、順位だけでなく“選ばれる理由”の明確化が重要

  • 検索結果の表示形式が多様化するなかで、ユーザーは以前より短時間で比較し、必要な情報だけを選び取るようになっています。こうした状況では、単に「上位にいること」だけでなく、なぜそのクリニックを選ぶべきかが一目で伝わることが重要になります。

  • 具体的には、タイトルや見出しに診療対象・専門領域・地域性を明確に入れること、初見でも信頼感が伝わる構成にすること、比較されても選ばれやすい要素を早い段階で提示することが有効です。

  • 特にクリニック業界では、治療内容だけでなく、予約のしやすさやアクセス、院の特徴まで含めた総合的な情報設計が、CTR改善と来院に対する意欲の両方に影響すると考えられます。

監修者:杉本 貴之(Takayuki Sugimoto)

株式会社ecloreにて年間120社超のSEOコンサルを担当。SEO分野で培った分析力と多数の企業との豊富なコミュニケーション経験を活かし、消費者の購買行動や市場動向を深く理解。

一次情報に基づくコンテンツの監修を通じ、信頼性が高く質の優れた情報発信を積極的に行っている。

【保有資格】SEO検定1級、Googleアナリティクス認定資格

調査概要

調査期間:2026年4月1日~2026年4月30日

調査機関:株式会社eclore

調査対象:ランクエストのクリニッククライアントサイト

有効回答数(サンプル数):13,016キーワード

対象キーワードは、ランクエストのクリニッククライアントサイトにおいて2026年4月に検索結果の1位から10位に表示されたものに限定し、各順位ごとのクリック率を分析しました。

調査方法:

  • Googleサーチコンソールのデータを使用し、対象キーワードの検索順位別クリック率(CTR)を算出しました。

  • クリック率(CTR)は、クリック数を表示回数で割り、その結果に100を掛けてパーセンテージとして表しています。

<<調査結果の利用条件>>

  1. 情報の出典元として「4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト」を明記してください。

  2. ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:

https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/

ランクエストについて

ランクエストでは、「徹底的にSEOで集客するプロ集団」というコンセプトのもと、4,300社を超える企業様にサービスを提供してまいりました。

自社に最適なSEO施策が全くわからない方のために、コンテンツ制作や内部対策の実施など幅広い施策を提案できる専属のSEOコンサルタントがサポートします。

社内リソースが厳しくSEO対策を丸投げしたい方は、ぜひご相談ください。

Point①自社リソースを改善できる『ランクエストの丸投げSEO』

多くのSEO業者は施策の提案までが役務範囲で、施策の実行はクライアント任せか追加費用がなければ対応してもらえない、ということも珍しくありません。しかしランクエストでは、徹底的に考え抜かれたSEO計画を、施策の実行まで追加費用無しで対応させていただいております。

Point➁正社員のライターチームによる品質担保

コンテンツを高品質に維持するために、全ての記事構成を内製で対応しています。毎週更新される100以上の厳格なコンテンツ制作ルールを遵守しつつ、必ず編集長がチェックする徹底的な品質維持体制をとっています。さらに、SEO効果の高いオリジナルコンテンツの制作も対応可能です。

Point③SEO対策に留まらない全方位のWebマーケティング事業

SEOに限らずリスティング広告や、SNSの運用など、多岐にわたる施策をご案内しています。施策単体の効果にとらわれない複合的なプランニングで、マーケティングのトータルコンサルティングを提供し、クライアントの期待に最大限に応えます。

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所在地 :東京都新宿区新宿2丁目8-6 KDX新宿286ビル4階

HP    :https://rank-quest.jp/

事業内容:主にSEOコンサルティングと記事制作に関する事業

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