【団塊クラブ】
【背景】
団塊世代が全て75 才(後期高齢者)となる2025 年を間近に控え、社会保障や医療費などが問題視されています。
アクティブシニアといわれ大きな消費活動が期待された団塊世代も、経済的な将来への不安などで、その機会も
減少しました。
また、「やることがない」「会う人がいない」ということから活動も消極的になり、それにより心身の健康悪化の
一因にもなっています。
【経緯】
当社はこの問題を日本の大きな課題と捉え、解決の一端を担うべく本年2 月に設立しました。
「団塊クラブ」は団塊世代(昭和22~24 年生)、ポスト団塊世代(昭和25~27 年生)の方だけが入会できるイ
ベントコミュニティーです。
入会費・年会費などは一切無料で、会員はコミュニティー内で開催される各種のイベントに参加したり、自分で
イベントを主催することができます。
同世代の新しい仲間と「遊び・学び・繋がる」ことを目的とし、それにより、人口ボリュームの突出している団
塊世代の方が「元気で長生き」されることで、社会保障費・医療費の削減や、その子供世代の介護の減少にも繋
がります。
私の両親も団塊世代で、父には昔から「その年代でしかできないことを精一杯楽しめ」と育てられました。
父自身、歳を重ねてからも一生青春で、その時ににしかできないことを楽しむと公言していたのですが、49 歳の
若さで、脳梗塞で倒れ、全身不随となり体の自由と言葉を失ったまま22 年間過ごし亡くなりました。
元気であれば、生涯青春を謳歌したであろう父の介護を通して、父から受けた愛情を同世代の方々(団塊世代)
に恩返ししたいと言う気持ちも、当クラブを立ち上げた経緯の一つです。
【開催イベントの例】
「青春歌謡を聴きながらコーヒーを飲む会」「フォークソングで乾杯の会」「健康麻雀の会」など、
趣味主体のイベントや、「琵琶湖一周サイクリングの会」「毎週土曜日の朝に10km 歩こう会」「秋の紅葉
ウォーキング」などの健康イベント、「SNS 勉強会」「ユーチューバーになろうの勉強会」など、様々なジャ
ンルの企画があります。
会員自身がイベントを企画して仲間を集めることできるので、多種多様なイベントが発生します。
また、独身者限定で「団塊世代のお見合いパーティー」も決定しています。
【今後の展開】
まずは関西地方で会員数を増やし、全国に広げていきます。
機能面としては、「団塊世代同士の『売ります・買います』」や、「一緒に○○のコンサート行きませんか?」
などの掲示板機能を近日追加予定です。
また、会員と地域需要のマッチングなども行う予定です。
(例)地域の子育て世代とのマッチング(保育所への送迎依頼など)
地域の需要を団塊世代が受けることで、地域や下の世代とのあいだにwin-win の関係を築き、社会性や自
己承認・実現欲求の向上から、さらに健康寿命の増進につなげていただきます。
更に、町の廃校を活用して、シニア世代が楽しく通える「シニアの学校(仮称)」の設立も計画しています。
超高齢社会の中、シニア世代の健康寿命を伸ばすことで、様々な問題解決にチャレンジしていきます。