​TigerGraph 日本法人のゼネラルマネージャー兼VPとして齊藤英輔が就任

この記事は約7分で読めます。
エンタープライズ向けグラフテクノロジーを開発・提供するTigerGraph社<https://www.tigergraph.com/> は本日、日本法人であるTigerGraph株式会社(住所:東京都港区)<https://www.tigergraph.co.jp/> を設立するとともにゼネラルマネージャー兼ヴァイスプレジデントとして齊藤英輔(さいとうえいすけ)が就任しました。

齊藤は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)ジャパン、Twilio Japanの創業メンバーとして、テクノロジー企業の成長と拡大のための基盤を構築してきた豊富な経験を有しています。TigerGraph社では、日本におけるGTM(Go to Market)戦略および実行、日本GTMチームの構築、サプライチェーン、デジタルツイン、不正検知ソリューションの販路拡大に取り組みます。

TigerGraphは、分散型ネイティブ グラフ データベース上に構築されたグラフAIプラットフォームを提供し、ユーザーがデータから、競争力を強化するための新たなインサイトを見出すことを支援します。これらのインサイトは、データを人、場所、モノの視点からモデリングすることで、データのパターンや類似性を分析・識別することで明らかにされます。例えば、あるお客様がどのようにビジネスと関わっているのかを、ビジネス全体を俯瞰して見ることができます。すべてのデータを関連付け、データサイエンス・アルゴリズムで分析できるようになれば、収益やコストに直接影響する新しい洞察を見出すことができます。

 TigerGraphは、グラフ技術の活用を容易にするため、開発者、データサイエンティスト、ビジネスユーザーを対象としたソリューションを提供しています。開発者は、グラフ アプリケーションの開発を加速させるビジュアルIDE(ノーコードおよびローコードアプリケーション開発ツールキット)とともに、SQLのようなクエリープログラミング言語を使って直接作業することができます。また、データサイエンス・ユーザーのために、55以上のオープンソースのアルゴリズムを備えたグラフ・データサイエンス・ライブラリーが組み込まれており、機械学習ワークベンチにより、データサイエンティストは自分のJupyterノートブックに直接インサイトを取り込むことができます。 また、他の分析アプリケーションと同様に、ビジネスユーザーは直感的なインターフェイスを通してデータを見たり、操作したりすることができます。

ガートナー社によると、2021年に10%だったグラフテクノロジーの市場は、2025年にはデータと分析のイノベーション領域の80%で使用され、組織全体の迅速な意思決定を促進するようになると言われています。

TigerGraph導入実績
中国最大、世界第2位の電力会社であるState Grid社<State Grid>は、TigerGraphを活用しリアルタイムEMS(エネルギー管理システム)を構築しました。同社は工業生産と国家安全のために、電力の需要と供給のミスマッチを識別し、送電網における重要性の低い区域の電力消費を下げる一方で、より重要性の高い区域へ電力を転用しています。こうした作業は、従来は複数の並列コンピュータでRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)により実施されますが、TigerGraphを活用することで従来の手法よりも96%の分析時間を短縮することができました。

同社におけるTigerGraphの活用実績は、現在、日本で問題となっている電力需要問題の解決に応用することが可能です。

またJaguar Land Rover社<Jaguar Land Rover>は、需要の変化に迅速に対応し、サプライチェーンの供給オプションの迅速な評価と生産計画の調整をおこなうためにTigerGraphを導入しています。製造プロセス全体を把握するために必要なデータは複数のデータソース(サプライヤー、部品/PLM、モデル構成/BoM、製造構築、予測システムなど)に分散されているため、意思決定を行うために手作業によるプロセスが繰り返し必要でしたが同社はTigerGraphを活用することで、これまで3週間かけていた意思決定を45分に短縮し、生産計画を見直すことでビジネスリスクを35%軽減しています。

上記以外にも UnitedHealthcare Group、Intuit、China Telecom、HBO、Xandr、JPMorgan Chase、Microsoft(XBox)、GoJekなど、さまざまな業界のグローバルフォーチュン500企業で導入されています。

日本における事業開始並びに日本担当ゼネラルマネージャー就任に対するコメント
TigerGraph社の創業者兼 CEO である Yu Xu 博士は「日本は TigerGraph社 にとって大きな可能性を秘めている市場です。今回齊藤のような経験豊富なリーダーと共に日本市場に参入できることを嬉しく思います。齊藤が自身のエンタープライズ、クラウド、IT分野での経験を融合させ、アジア太平洋地域における当社の勢いをさらに加速させてくれることを期待しています」と述べています。

TigerGraph株式会社ゼネラルマネージャー兼ヴァイスプレジデントとして就任した齊藤英輔は「グラフ テクノロジーは、世界規模で成長を続けており、最先端の技術と製品によってその牽引役を担っているTigerGraph社に参画できたことをうれしく思います。データマネジメントは日本企業が成長するうえで必須条件です。パートナー企業とともにTigerGraph社のグラフ テクノロジーの普及を推進し、日本企業の成長を支援していきます」と述べています。

ソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズのマネージング・パートナーであるDennis Chang氏は次のように述べています。「TigerGraphは、独自のグラフ分析プラットフォームを通じて、企業が大規模かつ複雑なデータアセットからインサイトを導き出すことを可能にしています。これは従来のデータベーステクノロジーでは実現できなかったことです。企業がより速く、より良い意思決定をできるよう支援する、同社の日本展開をサポートできることをうれしく思います。」

TigerGraphの日本におけるコンサルティングパートナー企業である株式会社電通国際情報サービス 執行役員 海野 慎一氏は「世界の製造業におけるグラフデータベースの普及が急速に進む中、日本での自動車を含む製造業のデジタル化、データマネジメントの導入による効果は明らかです。TigerGraphとの連携を通して、当社の専門領域である製造業のDXを支援できることをうれしく思います」と述べています。

ソリューション パートナーであるウルシステムズの代表取締役会長 漆原 茂 氏は「TigerGraph社の日本市場参入を心から歓迎します。一層複雑化していく企業内の高度なデータ分析にはグラフデータベースの活用が欠かせません。エンタープライズ分野で実用に耐えうる性能とスケーラビリティをもったTigerGraphは、その中核となるソリューションです。ウルシステムズは2018年以来、TigerGraph社との技術的交流を深めてきました。これまで両社で培ってきた知見を活かしTigerGraph導入のプロフェッショナルサービスを提供してまいります」と述べています。

TigerGraph社について    

TigerGraphは社、コネクテッドデータを対象とした高度な分析と機械学習のためのプラットフォームを提供しています。業界初で唯一の分散型ネイティブグラフデータベースをベースにしたTigerGraphの実績ある技術は、不正検知、アンチマネーロンダリング(AML)、実体解決、顧客360、レコメンデーション、ナレッジグラフ、サイバーセキュリティ、サプライチェーン、IoT、ネットワーク分析などの高度な分析と機械学習のアプリケーションに対応しています。詳細はこちらをご参照ください。 tigergraph.com/cloud

TigerGraphは、豊かな経験を持つTeradata、Twitter、Google、Oracle、IBMの出身者によって設立されました。カリフォルニア州レッドウッドシティに拠点を置き、北米、アジア太平洋地域、ヨーロッパの14か国にオフィスを展開し、日本オフィスは15番目の拠点となります。

TigerGraph株式会社について
設立:2022年4月7日
代表者:ゼネラルマネージャー兼ヴァイスプレジデント:齊藤英輔
所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目23番1 アークヒルズフロントタワーROP806
報道関係者ならびに一般の方からの問い合わせ:info@tigergraph.com

タイトルとURLをコピーしました