小売・医療・飲食など多様な現場で「市民開発者」を増やす実践型研修を行っているプロトアウトスタジオは、愛知県主催の学生起業家育成プログラムSTAPSの一環として、2026年1月名古屋のSTATION Aiにて学生向けワークショップ「生成AI×バイブコーディングでアプリ開発体験」を開催しました。

今回のワークショップは、作って終わりではなく、生成AIを開発の手段として扱いながら、ワークショップ後も再現できる力を身につけることを目的としております。まずは、Manusというユーザーの指示に基づいて自律的に思考・計画・実行する「自律型AIエージェント」を活用しアプリを素早く作成、その後バイブコーディングと呼ばれる手法を使ってアプリの雛形に機能追加・改善まで行う実践型のワークショップとなっております。
短い時間の中で、0からアプリを作成し、そこに自身で考えたアイデアを実装し、成果発表までを実施しました。

▪️生成AIでアプリ開発体験
1. オープニング
まずは、全体ゴールの確認からスタートします。
最初に講座の到達点を揃えることで、参加者それぞれの前提(経験値や得意不得意)が違っていても、この4時間で何を達成するのかという認識を合わせることができます。
その結果、途中で詰まったときも「今どこにいて、何を優先すべきか」が判断しやすくなり、質問もしやすい状態でハンズオンを行います。

2. ハンズオン前半:まず動くものを最速で作る
前半は、Manusを使って、日時とメモ、写真を残せる機能を持つアプリを作り、スマホで動かすところまで行います。
フレームワークや周辺ツールの初期設定など、アプリ制作には一定の前提知識が必要です。そこで本ハンズオンでは、アプリ制作にManusを活用することで、参加者の前提知識に差があっても、安定して動くアプリを用意することができます。後半のバイブコーディングと呼ばれる手法を使った改良に入る前に、全員が動くアプリを手元に持ち、「生成AIにどんな指示(プロンプト)を出すと、アプリのどこがどう変わるのか」を理解できる状態を作ります。

3. ハンズオン後半:バイブコーディングで機能追加・改善
後半は、Manusで作成したアプリにバイブコーディングを用いて、アプリに機能の追加を行いました。バイブコーディングとは、「こういった機能がほしい」「こんな雰囲気にしたい」といった曖昧な指示や感覚的な要望(Vibe)をAIエージェントに伝えるだけで、設計・実装・テストまでを自動化する手法です。
従来、アイデアを形にするためには、長期間の技術学習や専門知識の習得が必要でしたが、バイブコーディングにより、短時間でアイデアの具現化が可能となり誰でも実用的なアプリケーションを実現できるようになりました。
これにより、「技術を学ぶ」のではなく「AIを活用してアイデアを実現する」といった新しい体験の提供を実施しております。

4. 応用制作・発表
終盤では制作物の発表を行いました。作っただけで終わらず、各自が工夫したポイントを言語化して共有しました。【旬の食材を使いながら1日3食×1ヶ月分の献立を考えてくれるアプリ】など、学生全員が個性豊かなアイデアで様々なアプリを制作。ここでは、アプリの完成度よりも「どうしてそのアプリ・機能を制作したのか」「どこで詰まり、どう解決したか」「次にどんなことをしたいか」などを言語化して共有することを重視しています。作って終わりにしないことで、今回のハンズオンをこれからの生成AI活用に活かすことができると考えています。

▪️満足度90%以上!参加者の今後に繋がる体験
今回のワークショップ後に実施したアンケートでは、満足度の平均が9.1点(10点満点)と高い評価をいただきました。
ここでは、受講生の声の一部をご紹介します。
・ アプリ開発の「心理的ハードル」が大きく下がった
本研修の大きな変化として、アプリ開発は難しいという先入観が覆ったという声が目立ちました。具体的には、「アプリ開発のハードルがここまで下がっていると驚いた」「自分のアイデアを形にするハードルが下がった」といった感想をいただいております。「何か自分でも作れそう」という変化を実感していただけたことが感じ取れます。
・知ってるが使えるに変わった
「バイブコーディングの存在は知っていたが、使用にハードルを感じていた。実際に経験して自分でも使えると分かった」という声があり、知識が実践につながったことが確認できます。
さらに「今後の開発にも活かせそう」というコメントもあり、学んで終わりではなく、今後の行動につながりそうなことが感じ取れます。
・参加者の視野が広がる「交流」と「多様性」
「初めましての人とも交流し、助け合えた」「1人参加の人が多く、最後に雑談できて良かった」といった声もあり、学びに加えてコミュニティ体験としても機能していることがわかります。
「中学生・高校生も参加しており刺激になった」というコメントもあり、世代を超えた場が学習体験を豊かにしていることが見て取れました。

▪️企業研修としての価値
学びを「現場で再現できる力」に変える設計
プロトアウトスタジオの研修は、知識のインプットで終わらせず、限られた時間の中でも「成果物」と「再現可能な進め方」まで持ち帰れるように設計しています。DX人材育成において重要なのは、研修で得た学びが単発の体験で終わらず、繰り返し再現できる状態になっていることです。
その再現性を高めるため、本研修では以下のサイクルを短い時間で回します。
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手を動かす
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まず動くものを作る
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詰まる
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エラーや想定外に直面する
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解決する
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原因を切り分け、修正して前に進む
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共有する
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他者の工夫・詰まりポイントも学ぶ
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振り返る
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次に何を試すかを言語化する
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生成AIを活用すると開発スピードが上がる一方で、成果の質は、要件整理やレビュー・修正の運用に左右されます。本研修では、人間側が進め方を握り続ける練習を通じて、生成AIを今後も実践的に使える形に落とし込みます。
短時間のワークショップでも、受講後に各自が小さく試作できる状態を作り、効率化や新規企画のPoCに繋げられること。これが、研修の提供価値だと考えています。
社内のデジタル活用の文化を一緒に変えていきませんか
プロトアウトスタジオでは、生成AI活用・業務効率化・DX人材育成など、目的に合わせた法人研修の設計が可能です。社内の課題感(例:現場の自動化、RAG活用、部署横断での生成AIリテラシー底上げ)に合わせて、実務に接続する形で設計したい方は、ぜひご相談ください。
■開催概要
日時:2026/1/10(土)13:00〜17:00
会場:STATION Ai(名古屋)
【STATION Ai公式ホームページはこちら】https://stationai.co.jp/
対象:国内外の大学院・大学・高校・高等専門学校・専門学校・中学校に在学中の方
定員:24名(オフライン)
テーマ:生成AI・バイブコーディングでアプリ開発体験
■ プロトアウトスタジオ
企画力・技術力・発信力を同時に育成するプロトタイピング専門スクールです。
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