メドメイン、テクマトリックスグループ参画に関するお知らせ ― 病理AIの社会実装を加速 ―

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メドメイン株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役CEO:飯塚 統、以下「メドメイン」)は、テクマトリックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:矢井 隆晴、東証プライム:3762、以下「テクマトリックス」)および同社グループのPSP株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:依田 佳久、以下「PSP」)との間で、テクマトリックスおよびPSPが、当社株主より株式を取得し、議決権の過半数を保有することを内容とする基本合意書を締結いたしましたので、お知らせいたします。

本取引により、メドメインは今後テクマトリックスグループのもと、より強固な経営基盤を活かし、デジタル病理および病理診断支援AIの社会実装を一層加速してまいります。

▪️メドメインについて

メドメイン株式会社は、「テクノロジーでいつどこでも必要な医療が受けられる世界をつくる」をコーポレートミッションに掲げ、世界中の医療従事者のパートナーとして、デジタル病理を支援するAI搭載クラウドシステム「PidPort」の開発・提供を行っています。

PidPortは、国内において大学病院を有する大学の6割超に導入されているほか、海外の医療機関においても活用されており、臨床・研究・教育現場での実運用を通じて信頼性と実効性を高めてきました。

当社は、病理プレパラートのデジタル化からクラウドを介した遠隔診断支援、高精度かつ迅速な病理AI解析までを一気通貫で提供し、医療機関の規模や地域にかかわらず質の高い病理診断環境の構築を支援しています。

また、当社のコア技術である病理AI開発においては、転移学習を活用した独自の高速開発基盤を確立し、全身の多臓器に対応可能ながん検出AIを有しています。

▪️背景と目的

メドメインは2018年の創業以来、病理診断支援AIおよびデジタル病理プラットフォームの開発・提供に取り組んでまいりました。その取り組みの一環として、2022年にクラウド型の医用画像管理システム(PACS)で国内シェアトップのPSPとの資本業務提携を行い、メドメインが有するAI開発技術を含む病理診断関連技術・システムと、PSPが展開するクラウド型PACSや遠隔画像診断等の技術基盤を融合させたサービス開発を推進してまいりました。

両社は継続的な技術開発と協議を重ねる中で、これまでの成果を、AI技術を高度に統合したデジタル病理診断プラットフォームへと発展させ、本格的にサービス化していくためには、より一体的な組織運営体制の構築が不可欠であるとの認識に至りました。

病理診断支援AIの臨床現場における実運用が本格化する局面を迎える今、継続性のある医療機器承認プロセスへの対応体制の確立、ならびに今後集積されるデジタル病理関連データの医学研究への還元を含む、より高度な事業展開を推進することを目的として、本基本合意に至りました。

▪️今後の取り組み

本取引を契機に、以下の取り組みを一層強化してまいります。

  • AI医療機器としての承認・実装体制の強化
    病理診断支援AIの医療機器承認取得に向けた体制を強化し、継続的な薬事対応および品質管理体制の高度化を図ります。グループの医療分野における知見やガバナンス体制を活用し、長期的かつ安定的なAIプロダクト基盤を構築してまいります。個別のAI開発に留まらず、臨床現場で継続的に使われ続けるAI医療機器の確立を目指します。

  • データ基盤の高度化
    PSPのクラウド型PACSおよび遠隔画像診断基盤との連携を一層深化させ、デジタル病理データの安全かつ大規模な集積・解析基盤を構築します。これにより、多臓器・多疾患領域へのAI展開を加速するとともに、医療機関・研究機関との共同研究を通じて、新たな診断支援アルゴリズムの創出および研究成果の臨床応用を加速してまいります。

  • 全国展開の推進
    PSPが全国に有する2,600施設のPACSの顧客基盤、販売・サポート体制を活用し、全国の医療機関への導入拡大を進めてまいります。あわせて、地域医療連携の推進と共に、施設間を安全かつ円滑につなぐデジタル病理ネットワークの構築を進め、専門性の高い病理診断がより広く実施される環境整備に取り組んでまいります。

▪️本取引後の運営

テクマトリックスおよびPSPは、当社株主より株式を取得し、議決権の過半数を保有する予定です。これにより、メドメインはテクマトリックスの連結子会社となる見込みです。

今後は、両社が有する技術基盤、顧客ネットワーク、開発・販売体制などの経営資源を効果的に活用し、デジタル病理および病理AI領域における提供価値の最大化を目指します。

▪️両社コメント

テクマトリックス株式会社 取締役 専務執行役員 / PSP株式会社 代表取締役社長 依田 佳久

2022年7月に合意した資本業務提携を起点として、メドメインの持つAI開発技術とPSPが持つクラウド型医療情報基盤技術を融合させたサービス開発を進めています。その過程でメドメイン社が開発してきた病理分野におけるAI技術のレベル、その臨床現場への応用価値の高さへの確信を深めました。デジタル病理という新しい市場を創出することは、IT技術のみならず、医療現場への更なる理解と洞察、絶対数の不足する病理医を支援し新しいワークフローを組み立て、更に医療制度を含めた環境作りへの継続的な提言など、取り組むべき課題は多岐に渡ると認識しています。メドメイン社を長期視点でサポートし、両社一体となり病理診断分野のデジタル化、関連するAI技術の確実な社会実装を目指します。

メドメイン株式会社 代表取締役CEO 飯塚 統

創業以来、私たちはがん診断の根幹を担う病理診断領域の課題を解決するため、デジタル化と、病理AIの開発・社会実装を一貫して追求してきました。病理医の専門性とテクノロジーを融合させることで、診断の質を高め、地域や施設規模に依らず高度な医療を届ける世界の実現を目指しています。

今回のテクマトリックスグループ参画は、私たちの挑戦を次のステージへと進める重要な転換点です。PSPとのこれまでの提携で培ってきた技術基盤に、グループの強固な経営基盤、医療分野での実績、全国規模の顧客ネットワークが加わることで、デジタル病理診断プラットフォームの社会実装をより確実に推進できると確信しています。

病理診断支援AIは、臨床現場における基盤技術として本格的な実装段階を迎えています。私たちは、日本発のデジタル病理プラットフォームを発展させ、その社会実装を推進することで、医療の質の向上と医療従事者の負担軽減、そして医学研究の発展に貢献してまいります。

テクノロジーの力で、いつどこでも必要な医療が受けられる世界の実現に向け、グループ一体となって挑戦を続けてまいります。

▪️各社の概要

メドメイン株式会社

会社名

メドメイン株式会社

所在地

福岡県福岡市中央区赤坂2-4-5

代表者

飯塚 統

事業内容

病理診断支援AIソフトウェア・クラウドサービスの企画・開発・運営および販売

資本金

1億円

設立

2018年1月11日

顧問

経営顧問:浅子 信太郎 財務アドバイザー:深田 啓介

URL

Medmain | メドメイン株式会社
テクノロジーでいつどこでも必要な医療が受けられる世界を – メドメインでは世界中の医療従事者のパートナーとして、Deep Learning / AI を用いた、病理画像診断の解析システム「PidPort」の開発・運営を行なっています。

テクマトリックス株式会社

会社名

テクマトリックス株式会社

上場市場

東証プライム、コード:3762

所在地

東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス 24F

代表者

矢井 隆晴

事業内容

ネットワークセキュリティ、医療画像管理システム、コンタクトセンター支援、組込みソフトウェアの安全支援、教育分野向けITソリューション等、幅広い領域でITサービスを提供

資本金

12億9,812万円

設立

1984年8月30日

PSP株式会社

会社名

PSP株式会社

所在地

東京都港区港南一丁目2番70号 品川シーズンテラス 25階

代表者

依田 佳久

事業内容

医用画像システム及び放射線分野の業務支援システムの開発提供
医療関連のクラウドサービス・AIの開発支援プラットフォームの開発提供、PHRサービスの開発提供

資本金

11億円

設立

1989年8月1日

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