東京フィル副理事長・ユニセフ親善大使の黒柳徹子とともに、東京フィルが1990年より毎夏8月15日に開催している「ハートフルコンサート」。コンサートのオープニングでは、ドヴォルザーク「スラヴ舞曲第8番」をお届けすることが決定しました。この作品は、指揮者・角田鋼亮が高校生時代に取り組んだという瑞々しい思い出の作品。フレッシュなコンサートの開幕をお楽しみいただきます。
- 公演概要
[日時・会場]
8月15日(月)14:00開演(13:00開場)東京芸術劇場 コンサートホール
[出演]
お話・語り:黒柳徹子
ヴァイオリン:前橋汀子*
指揮:角田鋼亮/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
[曲目]
ドヴォルザーク/スラヴ舞曲第8番
ベートーヴェン/ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番*
サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン*
小森昭宏作曲・黒柳徹子の語りとオーケストラによる /音楽物語『窓ぎわのトットちゃん』
[語り・原作:黒柳徹子 構成:黒柳徹子・飯沢 匡]
[料金] S席¥6,200 A席¥5,100 B席¥4,100 C席¥3,600 車椅子席¥3,100
※残席状況はお問合せください。※東京フィルフレンズ(年会費無料・随時入会受付中)会員様はお電話でのお申込みで10%オフ。詳しくは以下を参照または東京フィルチケットサービスへお問合せください。
https://www.tpo.or.jp/tickets/friends.php
[チケット問合せ]
東京フィルチケットサービス 03-5353-9522 (平日10時~18時/土日祝休)
東京フィルWEBチケットサービス https://www.tpo.or.jp/(24時間対応・座席選択可)
- 黒柳徹子の語りとオーケストラによる音楽物語『窓ぎわのトットちゃん』
今年のメイン・プログラムは小森昭宏作曲・黒柳徹子の語りとオーケストラによる「音楽物語『窓ぎわのトットちゃん』」。戦後日本最大のベストセラーであり、いまでも世界中35か国語で愛読されている黒柳徹子の自伝的物語『窓ぎわのトットちゃん』を原作とした本作。トットちゃん=黒柳徹子を形作ったという“トモエ学園”で過ごした小学生時代の原体験を、フル・オーケストラと黒柳自身の歌とナレーションでお贈りいたします。
作曲は『勇者ライディーン』『アストロガンガー』など時のアニメソングや童謡を数多く生みだした小森昭宏。全編にわたって登場する愛くるしい「トットちゃんのテーマ」にはじまり、トモエ学園のユニークな授業風景や友だちとの愉快で心温まる学校生活を、オーケストラの多様な音によって、場面が目に浮かぶように生き生きと描写していきます。
『窓ぎわのトットちゃん』(講談社)刊行40年記念に寄せて黒柳は「もし子どものときにトモエ学園に行っていなかったら、本当に、いまの私はないでしょう。」と綴っています。「君は本当は、いい子なんだよ。」と言い続けてくれたトモエ学園の校長先生、個性あふれる友だちとの出会い、焼夷弾が落ち燃えるトモエ学園の姿、第二次世界大戦が終わる少し前に、一人の女の子トットちゃんの生きた日々を、子どもの純粋な視点で描いた、小学生からお年寄りまで楽しめる音楽物語です。皆様のご来場をお待ちしています。
- 出演者について
お話・語り 黒柳徹子 Tetsuko KUROYANAGI, Navigator/Narrator
東京・乃木坂に生まれる。父はヴァイオリニスト、NHK交響楽団のコンサートマスター。トモエ学園から香蘭女学校を経て東京音楽大学声楽科を卒業しNHK放送劇団に入団。NHK 専属のテレビ女優第1号として活躍。その後、文学座研究所、ニューヨークのMERRY TARCAI(メリー・ターサイ)演劇学校などで学ぶ。アメリカのテレビ番組、ジョニー・カーソンの「ザ・トゥナイト・ショー」など、多くのテレビ番組に出演。また、タイム、ニューズウィーク、ニューヨーク・タイムス、ヘラルド・トリビューン、ピープルなどに日本の代表女性として紹介される。日本で初めてのトーク番組『徹子の部屋』は47年目をむかえる。著作『窓ぎわのトットちゃん』は800万部というベストセラーの日本記録を達成。アメリカ、イギリスなどの英語圏、ドイツ、ロシア、中国語圏、アラビア語圏など、35以上の言語に翻訳される。日本語版の印税で社会福祉法人トット基金を設立。ユニセフ(国連児童基金)親善大使としてアフリカ、アジアなどを訪問。メディアを通して、その現状報告と募金活動などに従事。日
本ペンクラブ会員。ちひろ美術館館長。東京フィルハーモニー交響楽団副理事長。日本パンダ保護協会名誉会長など。文化功労者。
https://totto-chan.jp/unicef/
Youtube 徹子の気まぐれTV https://www.youtube.com/watch?v=MPqZpyjfxHE ※8月3日18:00~生配信あり!
Instagram https://www.instagram.com/tetsukokuroyanagi/
ヴァイオリン 前橋汀子 Teiko MAEHASHI, Violin
2022年に演奏活動60周年を迎えた前橋汀子は、日本を代表する国際的ヴァイオリニストとして、その優雅さと円熟味あふれる演奏で、多くの聴衆を魅了し続けている。これまでにベルリン・フィルを始めとする世界一流の多くのアーティストとの共演を重ねてきた。近年、小品を中心とした親しみやすいプログラムによるリサイタルを全国各地で展開。一方、バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティ―タ」全曲演奏会や、2014年からは弦楽四重奏の演奏会にも取り組む。最新CDの秋山和慶指揮、オーケストラ・アンサンブル金沢との『ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調、ロマンス第2番ヘ長調』が2022年6月に発売。著書「私のヴァイオリン 前橋汀子回想録」が早川書房より、最新刊「ヴァイオリニストの第五楽章」が日本経済新聞出版より出版されている。2004年日本芸術院賞。2011年春に紫綬褒章、2017年春に旭日小綬章を受章。使用楽器は1736年製作のデル・ジェス・グァルネリウス。
https://teikomaehashi-violin.com/
指揮 角田鋼亮 Kosuke TSUNODA, Conductor
東京藝術大学大学院指揮科ならびにベルリン音楽大学国家演奏家資格課程修了。2008年カラヤン生誕100周年記念の第4回ドイツ全音楽大学指揮コンクール第2位入賞。これまでに、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、上海歌劇院管弦楽団、札幌交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団等と共演している。2016-2020年、大阪フィルハーモニー交響楽団指揮者。2016年、セントラル愛知交響楽団第145回定期演奏会が高く評価され「第11回名古屋ペンクラブ音楽賞」、2019年「令和元年度愛知県芸術文化選奨文化新人賞」、2020年「名古屋市文化振興事業団第36回芸術創造賞」を受賞している。現在、セントラル愛知交響楽団常任指揮者および仙台フィルハーモニー管弦楽団においても指揮者のポジションを務めている。いま日本で最も期待される若手指揮者の一人として活躍の場を拡げている。
http://www.kosuketsunoda.com
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団Tokyo Philharmonic Orchestra
1911年創立。2022年に創設111年を迎えた、日本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフ。Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティ コンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」等の自主公演、新国立劇場等でのオペラ・バレエ演奏、『名曲アルバム』『NHKニューイヤーオペラコンサート』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』『NHK紅白歌合戦』などの放送演奏により、全国の音楽ファンに親しまれる存在として高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開し、海外公演も積極的に行い、国内外から高い評価と注目を集めている。
2020~21年のコロナ禍における取り組みはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ず よみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い~』などのドキュメンタリー番組で取り上げられた。
1989年からBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を結んでいる。東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。
Homepage http://www.tpo.or.jp/
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