Terra Drone株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:徳重 徹、以下 テラドローン)は、子会社でベルギーに拠点を置く運航管理システム(UTM)プロバイダーのUnifly NV(以下、ユニフライ)が、欧州第2位の規模のアントワープ=ブルージュ港に導入されている自社開発のUTMプラットフォームを大規模アップグレードしたことをお知らせします。

ユニフライは、EUのドローン実装に向けた規制の枠組みまで含めた運航管理に関するU-Space(※1)を実際の環境や社会と統合していくことを目的とした「SAFIRプロジェクト」の一環として、2018年に実証を開始しました。2019年には、アントワープ=ブルージュ港において、ユニフライのUTMを活用した複数機運用および衝突回避のデモンストレーションを実施いたしました。その成果を受け、ユニフライは2020年にアントワープ=ブルージュ港と正式導入契約を締結し、現在、本格運用を実施しています(※2)。
ユニフライは、航空当局であるベルギーの航空管制サービスプロバイダー(ANSP)であるskeyesとベルギーの主要国際空港を運営するBrussels Airport Companyによる合弁企業SkeyDroneと連携し、アントワープ=ブルージュ港で活用されるUTMの開発・構築を担っています。アントワープ=ブルージュ港は、世界でも特にドローン活用が進む港の一つです。グローバルにおいて最先端のドローン・エコシステムを構築しており、これまでに以下の運用実績を積み上げています。
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承認された許可申請数: 27,621件
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実施された運航(ミッション)数: 7,665件
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実施されたBVLOS(目視外飛行)数: 2,371件
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登録オペレーター数: 250名
本取り組みにおいて、ユニフライのUTMは、数千件規模のドローン運航に加え、自律的なサンプル輸送や、港全域に拡張可能な産業用途ドローンアプリケーションを支える基盤となっています。
今回のアップグレードは、混雑し複雑な港湾環境におけるドローン運航の安全性および運航者の利便性向上を目的としています。具体的には、障害物データの更新を含む空域情報の改善により、混雑し複雑な港湾環境でも状況認識の精度が向上し、より安全なドローン運用を支援できるようになりました。また、ユーザー体験(UX)の刷新として、ジオゾーン表示の明確化、地図レイヤーの刷新、翻訳の更新、直観的な画面ガイダンスの導入し、サポート体制の拡充として、オンラインヘルプ環境の整備や多様な視認条件に対応するダークモードを導入しました。これによりUTMプラットフォームにおけるユーザーインターフェースおよびデータ管理機能が改善し、ドローン運航者の利便性の大幅な向上が実現しました。
テラドローンは引き続き、ユニフライによる航空当局や主要インフラ拠点とのパートナーシップを通じてUTMを提供し、安全性の向上、ドローン運航者の操作・手続きの簡素化を促進し、より安全で拡張可能なドローン活用を支援してまいります。
ユニフライのリリースはこちらをご確認ください。(英語)
URL:https://www.unifly.aero/unifly-and-skeydrone-deploy-major-utm-platform-upgrade-at-the-port-of-antwerp-bruges-enhancing-safety-and-user-experience/
※1 U-space:EUにおけるドローンの社会実装に向け、規制の枠組みも含めた運航管理に関する概念
※2 関連プレスリリース: https://terra-drone.net/18188
Terra Drone株式会社
テラドローンは、「Unlock “X” Dimensions(異なる次元を融合し、豊かな未来を創造する)」というミッションを掲げ、ドローンの開発及びソリューションを提供しています。また安全かつ効率的なドローンの運航を支援するための運航管理システム(UTM)の開発・提供や、国外を対象にした空飛ぶクルマ向け運航管理システムの開発にも注力し、幅広い産業に貢献しています。
テラドローンは、測量、点検、農業、運航管理の分野で累計3000件以上の実績を誇っています。また、当社グループを通じて提供されるUTMは、世界10カ国での導入実績があります。こうした成果により、Drone Industry Insightsが発表する『ドローンサービス企業 世界ランキング』で、産業用ドローンサービス企業として2019年以降連続でトップ2にランクインし、2024年は世界1位を獲得しました。さらに、経済産業省主催「日本スタートアップ大賞2025」では、国土交通分野の社会課題に向けた取り組みが高く評価され、「国土交通大臣賞」を受賞しました。
テラドローンは、ドローンや空飛ぶクルマの普及を見据え、“低空域経済圏のグローバルプラットフォーマー”として社会課題の解決を目指します。
詳しくは http://www.terra-drone.net
Unifly NV
ユニフライは、ベルギーに本社を置くUTM(Unmanned Aircraft System Traffic Management)テクノロジープロバイダーであり、主にドローンや空飛ぶクルマの運航管理システムを開発しています。欧米8カ国で国全体へのUTM導入実績があり、同分野における世界的なリーディングカンパニーです。テラドローンは2016年に戦略的パートナーシップ契約を締結、資本提携も行い、2023年には51%の株式を取得して子会社化。ドイツ政府傘下のANSP(航空管制サービスプロバイダー)であるDFSも同社の知見や技術力を高く評価し、2018年に出資して第二筆頭株主となっています。
詳しくは https://www.unifly.aero/


