「Stryker ENT Navigation System」の本体は幅25センチ、奥行36センチ、高さ21センチ、本体重量は11キログラムと、コンパクトなボックス型です。耳や鼻の手術を手掛ける全国の医療機関のうち、ナビゲーションシステムを導入しているのは約3割にとどまっているとみられ(*2)、本製品の導入によって耳鼻咽喉科手術の治療成績向上ならびに術中の合併症リスクの軽減(*3,4)が期待されます。
弊社では2020年に発売した鼻腔内術後パッキング材「NasoPore(ナゾポア)」や、耳管・副鼻腔狭窄部拡張用バルーンカテーテル「XprESS(エクスプレス)」などの製品を相次ぎ導入し、耳鼻咽喉科領域でのポートフォリオの拡充ならびにビジネスの更なる成長を目指しています。また本製品を通じて、今後急速に進化・拡大が見込まれるコンピューター支援手術(computer-assisted surgery)分野への貢献と、患者さんへより質の高い医療を提供いたします。
*1:ENT:Ear(耳)、Nose(鼻)、Throat(喉)の頭文字を組み合わせ、耳鼻咽喉領域を表す言葉です。
*2:全国の耳鼻手術を手掛ける医療機関約800施設を対象とした弊社独自調査によります。
*3:志村文代 安田真美子 小林真由美 大前祥子 末次敏成 井田裕太郎 松野栄雄 枝松秀雄. ナビゲーションと内視鏡を併用する耳鼻咽喉科領域の手術. 耳鼻咽喉科展望. 2009. 52(5)P.82-85.*4:大内俊孝 野村泰之 岸野明洋 永田善之 戸井輝夫 大島猛史. 鼻副鼻腔手術における磁場式ナビゲーションシステムの使用経験. 日大医学雑誌. 2018. 77(1)p.29-33
■日本ストライカー株式会社について
整形外科、外科、脳神経外科、脳血管内科、耳鼻咽喉科、口腔外科、救急医療等、様々な診療科目で革新的な製品とサービスを提供するストライカーコーポレーション(本社:米国ミシガン州)の日本法人です。ストライカーは世界をリードする医療機器企業の一つでありお客様である医療従事者の皆様とともに、世界75カ国を超える国々で、年間1億人以上の患者さんへの治療に貢献しています。詳しくはwww.stryker.com/jpをご覧ください。