このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施したものです。
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イベント概要
・イベント名 「灯台ナイトマーケット」
・開催概要 富山県黒部市生地地区にそびえ立つ「生地鼻灯台」の下でナイトマーケットを開催
・日程 2023年11月3日(金・祝)
・開催場所 生地鼻灯台周辺
・参加人数 来場者およそのべ800人
・主催 生地地区灯台利活用プロジェクト実行委員会
・協力団体 ファンタジーIKUJI実行委員会
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「灯台ナイトマーケット」とは…
生地鼻灯台は、全国でも珍しい「まちなか灯台」。この灯台がある生地の町は、江戸時代には北前船(きたまえぶね)の寄港地として、明治初期から昭和にかけては北洋漁業の拠点として、様々に交錯する人々の想いで賑わった場所でした。「この賑わいを令和にも」という想いのもと、その「立地」と灯台の灯りが映える「夜」を活かしたのが、複合型イベント「灯台ナイトマーケット」です。
生地海岸からの夕陽は「日本の夕陽百選」に選ばれており、灯台バルコニーからの夕陽や富山湾、立山連峰の眺めは抜群で、朝から夜まで、生地鼻灯台を楽しんでいただけます。このイベントは、住民や事業者、自治体と共に企画を運営し、定期的な開催を目指しています。
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初回は悪天候でしたが、2回目は晴れバージョンでの実施!灯台の下に賑わいが!
当日、会場には「白黒」ボーダーの生地鼻灯台の姿を意識した「白」と「黒」のテントと、夜市らしい雰囲気のLED照明を配置し、灯台の下に特別な「夜市」の空間を用意しました。1回目の10月21日の開催時はあいにくの悪天候下での開催でしたが、この日はまるで夏のような陽気に恵まれ、「晴れバージョン」の会場設営とプログラムを実施することができました。
ナイトマーケット開始の16時に向けて、地元・黒部だけでなく、富山県内はじめ、長野県や新潟県から、Instagramやその他のSNSでイベントを知った方々が足を運んでくれました。射的などのゲームコーナーには小さな子どもたちが。イベントでの目玉の、生地地区の伝統調理のひとつ「魚のたて焼き」コーナーや、海鮮がふんだんに入った焼きそば、地元のかまぼこが入ったおでんコーナーにはお年寄りまで、幅広い家族連れで終始にぎわっていました。特別に制作した火鉢で実行委員会のスタッフが丁寧に焼き上げる「たて焼き」は、前回頑張って大きい魚を焼き過ぎたという反省のもと、切り身にしたり、小さめの魚種を多めに仕込み、売れ行きも好調でした。屋外でライトアップされた灯台の下での食事やお酒、音楽を楽しみに来場された方々はそれぞれお気に入りの場所で過ごしていました。
11月に入ったにも拘わらず、最高気温は30℃近くまで上がる汗ばむ陽気。16時の「灯台ナイトマーケット」スタート時には若干気温は下がったものの、「ビールが美味しいゆうべ」となり、まだ日が残るなか、ドリンクとともに飲食のマルシェが賑わいました。
この日、朝10時30分からは「海と灯台ウィーク」に併せて、伏木海上保安部が灯台開放を行うとともに、灯台横のカフェ・北洋の館で、灯台写真展を開催、「灯台ナイトマーケット」の前哨イベントとして盛り上げに一翼を担ってくれました。
日没後の灯台のライトアップも含め、来場者、スタッフ共に特別な時間を過ごすことができました。
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スタッフが力を合せ賑わいの場づくりの協力
天候に恵まれ、日中の灯台登頂者は130人。その後、ナイトマーケットスタッフが夕方まで運営を行い、合計およそ450人が灯台に登りました。ナイトマーケットに足を運んだ人はおよそ800人。1回目は寒い中、暖を取りながら実施しましたが、この日は、スタッフの熱気に加え、夏日ということも手伝い、Tシャツに短パン姿でも汗をかきながらの運営となりました。
次回は、2週間後の11月18日(土)を予定しています。晴れとなるか雨となるか雪となるか。実行委員会では、来年度の開催に向けて、様々なチャレンジ要素を入れ込んでいく予定です。
<団体概要>
団体名称 :生地地区灯台利活用プロジェクト実行委員会
URL :https://instagram.com/ikuji_night_market/
LP:https://ikujinightmarket.jp/
活動内容 :生地鼻灯台を起点として、地域の盛り上げ・活性化、ムーブメントを作るべく活動を行う。
海と灯台プロジェクト 新たな灯台利活用モデル事業
日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」。その取り組みのひとつである「新たな灯台利活用モデル事業」は、灯台の様々な利活用モデルを創出することで、灯台の存在意義を高め、灯台を起点とする海洋文化を次世代へと継承していくことを目的としています。
海と日本プロジェクト公式サイト https://uminohi.jp/
海と灯台プロジェクト公式サイト https://toudai.uminohi.jp/