対談では、メタバースにおいてAIが警察官の仕事を担える可能性や犯罪の事前察知への活用、また、人間とAIのインターフェースの融合などについて議論されました。
メタバースでのトラブルを刑事事件として扱うには、それを証拠化する技術や知識に精通している必要があり、リアルの警察官ではプライバシー保護の観点からも現状対応が難しい、と雨宮氏。
それに対し横山氏は、メタバースなどのデジタルにおける犯罪にも対策が必要と指摘した上で、仮に、AIの処理能力が人間の知能速度を超えた場合、データベースから犯罪および犯罪者を事前に予測&察知することで、犯罪そのものを制御できる可能性もあると語りました。
また、AI技術の進歩やメタバースの普及によってデジタル社会への依存性が高まり、結果、将来的にはAIと人間のインターフェースが無くなる可能性についても討論されました。
AI活用による犯罪の事前察知やメタバースでのAI警察官が仮に将来実現したとしても、AIの悪用や犯罪そのものの根絶は難しいと考察し、メタバース上での法律相談を可能にするロボット弁護士の重要性についても話し合われました。
対談は以下URLよりご視聴頂けます。ぜひご確認ください。
対談内で話題にあがった、ロボットコンサルティングのサービス「ロボット弁護士」は、ローンチに向けて現在開発中です。
この「ロボット弁護士」は、メタバース上の法律について相談できる AI サービスで、メタバースの法に精通した弁護士事務所が監修しています。
メタバース空間を想起させる UI や ChatGPT との連携による高度な AI の返答により、高いレベルでのサービス体験をユーザーに提供することが可能で、必要に応じてリアルの弁護士にも相談できるサービスです。本サービスにより、法律相談をもっと身近に感じる社会を目指します。
メタバース上の法律に関する新たな時代の幕開けを一緒に迎えましょう!
【会社概要】
会社名:株式会社Robot Consulting
所在地:東京都港区新橋5丁目22番6 ル・グラシエルBLDG.2 6階
代表取締役:横山 英俊
設立:2020年4月
URL:https://robotconsulting.net/
事業内容:メタバース上での士業プラットフォーム開発、AIを用いたソフトウェア開発及び販売、ロボット等の企画、研究、開発、製造、販売、修理、ロボット等のシステム商品化及び利用普及の促進