■化粧品による肌トラブルの現状
化粧品はもはや生活を彩る必須アイテムになりましたが、そんな化粧品による肌のトラブルによって、メイクや
おしゃれを楽しめないという声は少なくありません。実際に全国の20〜40代女性約1,000名に調査したデータ※1
によると、30%以上の人が、購入した化粧品によって症状が悪化するなどの肌トラブルを経験していることが報告されています。また
、2022年に独立行政法人国民生活センター
に寄せられた「化粧品の危害」相談は、前年比約30％増の4,296件※2でした。
※1 ナイル株式会社（東京都品川区）インターネット調査（2022年）
調査対象：全国の20代～40代女性1,032人
※2 相談内容には肌トラブルに関連する契約・購入に関するものも含まれます
■『化粧品トラブル外来』開設の背景
〜化粧品による肌のトラブルによって、メイクやおしゃれを楽しめないという現代人の力になりたい〜
『化粧品トラブル外来』の構想は、こんな院長横井彩の長年の思いから始まりました。
化粧品は生きるのに必須ではありませんが、現代社会における多くの人の生活の質を維持・向上させるために必要なものになりました。『化粧品トラブル外来』は、自分に相応しい化粧品がどんなものか、今後どんな化粧品なら使って良いのか知りたい、そんな方々のニーズに応えるための取り組みです。
■化粧品アレルギー検査について
院長横井彩が、皮膚アレルギーの専門診療科にいた経験から、化粧品によるトラブルや必要に応じてアレルギー検査を行っています。化粧品が皮膚に接触したことによるアレルギーが疑われた場合は、血液検査ではなく、皮膚に物質を貼り付けて反応を確認するパッチテスト※3を行います。
※3 パッチテストとは、アレルギー性接触皮膚炎を確かめたり原因物質を調べる際に行う皮膚アレルギーの検査です。物質の接触によって起きるアレルギーは主に皮膚に出る症状であり、このアレルギーは皮膚科以外の医療者にとっては馴染みのない疾患です。そのため、化粧品などのアレルギーを相談した際にも通常の血液検査が行われることがあります。しかしアレルギー性接触皮膚炎の原因は血液検査では調べられません。接触により起こる皮膚の炎症に関する検査は、実際に皮膚に物質を貼って反応を見る「パッチテスト」が唯一の検査です。
化粧品のアレルギー検査をしたいと受診される方には、まずは問題が起きている肌の治療が優先であるということをお伝えしています。肌に炎症がある場合は、何よりもまず適切な治療を速やかに行うことが大切です。
■日本橋いろどり皮ふ科クリニックの概要
施設名： 日本橋いろどり皮ふ科クリニック（ NIHOMBASHI IRODORI DERMATOLOGY CLINIC）
所在地： 〒103-0027 東京都中央区日本橋3-8-16ぶよおビル2F
開 院： 2021年2月2日
院 長： 横井 彩
U R L ： https://www.irodori-hifuka.jp
■院長 横井彩 プロフィール 日本橋いろどり皮ふ科クリニック院長 石川県金沢市出身2003年秋田大学医学部卒。同皮膚科・形成外科にて広範囲にわたる皮膚科学の診療や研究に従事、2015年助教。2017年藤田医科大学総合アレルギー科講師。2018年〜都内クリニックにて院長を務めた他、複数の皮膚科クリニックにて診療に従事。2021年2月日本橋いろどり皮ふ科クリニックを開院。皮膚科学会認定専門医・医学博士。
■院長 横井彩からのメッセージ
『スキンケアへの強い関心を診療に活かしたいと皮膚科医を志しました。その想いは 20 年以上経った現在も変わらず、ニキビや敏感肌などスキンケアの影響が大きい疾患の治療に力を入れています。皮膚科学を学ぶ中で、普段使っている化粧品でもアレルギーを起こすことがあり、そのアレルギー検査が受けられる施設は少ないという事実を知った時、その受け皿の一端になりたいと思いました。
専門医取得後に皮膚アレルギー領域で有名な大学で学ぶ機会を得ましたが、その間数百例のアレルギー検査に携わる中でその想いはより強くなりました。
現代社会で、洗浄料やヘアケア製品も含めた化粧品を一つも使わずに生活している人はいません。
私たちの生活を彩ってくれる化粧品を、より多くの方が安全に楽しむためのお手伝いをという想いで、当クリニックに「化粧品トラブル外来」を開設しました。』
■お問合せ先
日本橋いろどり皮ふ科クリニック広報担当
contact@irodori-hifuka.jp
