株式会社Momo(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:大津 真人、以下「Momo」)は、建設現場の生産性向上を目指すプロジェクト「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト(通称PRISM、以下「PRISM」)」において、蜂谷工業株式会社様と共同開発した「自動削孔長・削孔径計測/出来形管理」ソリューション「削孔Palette」の一般提供を開始いたします。本ソリューションは、令和3年度のPRISMプロジェクトにおいて*A評価を獲得しています。
(*A評価:試行は十分な成果があり、技術の導入効果や社会実装の実現性について高く評価できる、と評価されています)
「耐震補強工事の施工管理業務において生産性向上を図りたい」との要望を受け、削孔長・削孔径の測定、写真撮影、および出来形管理図(調書)の自動化を目指し、本開発がスタートしました。
削孔Paletteによる作業状況(人員1名)
■削孔Paletteの特徴:
・対象工種:「耐震補強工事」「橋梁付属物工(落橋防止装置工)」など
・使用用途:施工管理(出来形管理)/段階確認など
・システムの特徴:
1.計測が可能(1人で削孔長・削孔径の測定・写真撮影が可能)
2.出来形管理表(調書)が自動で作成可能(本システムから出力されるExcelファイルと写真をそのまま出来形管理図として保存・提出可能)
削孔Palette(製品全体イメージ)
画像解析により、削孔径を算出
■仕様・精度
詳細はMomoまでお問合せください。
■実績:
西日本高速道路株式会社中国支社が発注した「山陽自動車道 第二西藤橋他1橋耐震補強工事(令和3年度PRISM施工案件)」において試行導入し、精度や作業時間の約90%、作業人員の約66%削減効果を確認(3人一組での作業の場合)
<従来の管理手法との比較>
・作業時間の縮減/施工管理の効率化・高度化:
1.削孔長・削孔径の測定・写真撮影に係る工数の削減
2.出来形管理図(調書)と出来形成果表作成工数の削減
・作業人員の削減:従来は3人で測定および撮影を行なっていたが、本システムは1人で可能
・特許申請済み(出願番号:特願2022-135977)
・実証現場での施工計測を実施済み
・コンクリートを用いた模擬実験での検証済み
・NETIS登録申請中
・2023年10月より本システムの一般提供を本格的に開始(※レンタル価格等についてはMomoへお問い合わせください)
<参考リンク>
・国交省「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト(https://www.mlit.go.jp/tec/tec_tk_000062.html?msclkid=1bf81922d02611ecb69c2767895ec763)
・Momo HP (https://momo-ltd.com/)
■株式会社Momoについて
回路設計・通信・データベース・解析・可視化・UIまでを一気通貫で実現するPalette IoTを擁し、IoTサービスの社会実装を行っており、農業・建設・公共・工場など幅広い分野での実績がある。
所在地
(神戸本社) 〒650-0024兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-14 大島ビル33号室
(大阪オフィス) 〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島2-7-1
設 立:2016年3月9日