「インドのシリコンバレー」ベンガルール地域との投資・貿易ビジネスチャンス! 中小機構とベンガルール商工会議所がビジネス協力でMOUを締結

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独立行政法人中小企業基盤整備機構(理事長:豊永厚志 本部:東京都港区)は、10月18日(水曜)、インド・カルナータカ州・ベンガルール商工会議所(Bangalore Chamber of Industry and Commerce:BCIC)との間で、ビジネス機会を創出する商談会の開催、ビジネス・ミッションの派遣や受入など、幅広い分野で日印ビジネスの一層の促進、展開に向けて協力、支援していくことで合意しました。

同日、当機構理事の金子知裕がインド・ベンガルール市にて、Devarajan(デヴァラジャン)ベンガルール商工会議所会頭等と会談し、覚書(MOU)に署名しました。中小機構は、今回のMOU締結により、日本の中小企業に、ビジネスマッチングサイト「J-GoodTech(ジェグテック)」や「海外CEO商談会」などを通じて、ベンガルールをはじめとしたインド全域への海外進出の機会拡大を図ってまいります。

両機関の連携による新しい取組は、主に次の3つです。

  1. 両機関が推薦する中小企業を紹介する「インド特設マッチングサイト」をJ-GoodTech(ジェグテック)内に新設します。

  2. 商談成約率7割を超える「海外CEO商談会」をインドのスタートアップ企業および航空機産業が集積するベンガルール地域企業を対象に実施し、日本の中小企業の新製品開発や海外展開・輸出等を推進します。

  3. 両機関が連携し、日本の中小企業とスタートアップを含むインド企業の商談から成約までを支援する体制を構築します。

上記の取組などを通じて、日本とインドの経済交流の活性化を図るとともに、日本の中小企業等の海外展開に向けた更なる支援を行ってまいります。

インドでの署名式の写真 中小機構金子理事(前列左から2番目)、 ベンガルール商工会議所デヴァラジャン会頭(前列右から2番目)インドでの署名式の写真 中小機構金子理事(前列左から2番目)、 ベンガルール商工会議所デヴァラジャン会頭(前列右から2番目)

【注釈】

スタートアップ・エコシステム

スタートアップや大企業、投資家、大学・研究機関、自治体など、産学官のさまざまなプレイヤーが集積または連携することで共存・共栄し、先端産業の育成や経済成長の好循環を生み出すビジネス環境を、自然環境の生態系になぞらえたもの。

<J-GoodTech(ジェグテック)>

中小機構が運営する国内中小企業、大手企業・海外企業をつなぐビジネスマッチングサイト。国内中小企業24,000社、国内大手企業900社、海外企業8,000社が活用し、輸出・海外展開、新製品開発、共同開発、合弁会社設立など、年間10,000件のマッチングを実施しています。

<海外CEO商談会>

国内中小企業との連携を希望する海外企業の経営者(CEO等)と海外展開を目指す日本の中小企業者との商談会を2012年度より実施。海外政府機関等が推薦した海外企業が参加し、直接商談できることが最大の特徴。国内にいながら、日本語での商談が可能な商談会です。

<独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)>

中小機構は、事業の自律的発展や継続を目指す中小・小規模事業者・ベンチャー企業のイノベーションや地域経済の活性化を促進し、我が国経済の発展に貢献することを目的とする政策実施機関です。経営環境の変化に対応し持続的成長を目指す中小企業等の経営課題の解決に向け、直接的な伴走型支援、人材の育成、共済制度の運営、資金面での各種支援やビジネスチャンスの提供を行うとともに、関係する中小企業支援機関の支援力の向上に協力します。

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