株式会社 SEIKA CORPORATIONとルワンダ共和国ゴルフ連合は、同国スポーツ省の正式承認の下、女子ジュニア及びユース選手の発掘と育成に関するプログラムの協働実施に関する基本合意書を締結

2023年9月4日、株式会社 SEIKA CORPORATION（本社群馬県太田市代表取締役兼ヘッドコーチ野本一錫）とルワンダ共和国ゴルフ連合（本部キガリ市ビル・カヨンガ会長）は、キガリ・ゴルフクラブに於いて、同国初の女子ゴルフのオリンピック選手を育成するための【ルワンダ・ゴルフ・シーローズ・プロジェクト】を協働で開発・実施するための包括的パートナーシップ基本合意書を締結しました。これまで資金不足やコーチ不足、社会的偏見により、無駄にされてきた多くの女子ジュニアやユースの才能や情熱に光をあてる国家的試みになります。また、上記合意書は、同国スポーツ省（本省キガリ市オーロレ・ミモザ・ムンヤンガジュスポーツ大臣）により正式承認され、同プロジェクトの活動に対する同省による支持と協力が表明されました。同時に同省から、駐ルワンダ日本大使と駐日ルワンダ大使に対しても、同プロジェクトへの公式な協力要請がなされました。今後は、同国ゴルフ連合、スポーツ省、及び、オリンピック委員会との継続的協議と準備を経て、2024年1月には現地キガリ市内でキックオフ記者会見に臨む予定です。

（パートナーシップ基本合意に至った社会的背景とプロジェクトの大義）

ルワンダを始めとするアフリカ諸国の多くの少女達は、スポーツに対する溢れる才能や情熱を持っているにも関わらず、資金不足を筆頭に、レベルの高いコーチ不足、及び、”女性は家を守るべきであり外に出てスポーツに打ち込むべきでない”という根強い伝統的・社会的偏見から、長きに渡りスポーツを断念することを強いられてきました(女性のスポーツ参加比率 28% : 男性の72%に対して / 2015 National Statistical Report on Sports Development)。そこで私たちルワンダ・ゴルフ・シーローズ・プロジェクト(R.G.S.P.)では、ルワンダ共和国スポーツ省、同国ゴルフ連合、及び同国オリンピック委員会と協働で、更にはスポンサーやドナーからの継続的な資金投資や援助で、スポーツへの溢れる情熱と才能（身体的・精神的）を併せ持つ若い女性アスリートたちをルワンダから発掘し、彼女たちに世界最高峰のゴルフ・トレーニング・メソッド（韓国式スイングメソッドと感情・思考・フォーカスのマネジメントに優れた日本式禅マインドフルネス・トレーニングを融合させた合宿式ゴルフアカデミー)を継続的に無償提供。彼女たちのポテンシャルを最大限に引き出すことで、ルワンダとアフリカの誇りと喜びと希望となる、初のルワンダ生まれの女子ゴルフの「シ―ロー」（女性のヒーローの意味）を誕生させ、 2028 年ロサンジェルス・オリンピックへの出場を目指します。彼女たちは、日韓の平和スポーツイニシアティブにより、ルワンダとアフリカの女子ゴルフの発展に寄与するだけでなく、アフリカのスポーツ界に依然として残る女性に対する偏見や男女間の不平等、国家間・国家内に存在する格差を是正したシンボリックな存在となります。その彼女たちの世界での活躍を通じて、この地球上に真にジェンダー平等な社会を実現させることこそが私たちの大義です。

（ルワンダ共和国内におけるジェンダー平等の先進性と重要性について）

2023年の世界経済フォーラムのGlobal Gender Gap Reportによると、ルワンダ共和国は世界第12位（146ヵ国中）のジェンダー平等先進国（米国43位、日本125位）。因みに、国会議員の女性比率は、61.3%で世界１位（日本は10%）。ただ、スポーツ分野のジェンダー平等は依然として遅れており、スポーツ競技者における女性の割合は3割弱と少なく(2015 National Statistical Report on Sports Development)、政府内、業界内での課題意識は非常に高い。

（包括的パートナーシップ基本合意書の概要）

大義

ルワンダ国内から溢れる情熱と才能を合わせ持つ女子ジュニアやユースを発掘し、彼女たちが最大限にポテンシャルを発揮できる機会と環境を提供することで、この地球上に真にジェンダー平等な社会を創り出す。

ビジョン