CONTEMPORARYサービスページ:https://ctpr.jp/
【現代アートのサブスクリプションサービス開始の背景】
社会や暮らしの変化が加速し、将来の予測が難しい不確実な時代と言われるなかで、ビジネスや社会活動におけるアートやアーティストの重要性が高まっています。例えば、企業がアートをオフィスに取り入れることは、社員に対するアートを通じた社風の表現や、既成概念にとらわれずに価値を生み出す「アート思考」の促進に加えて、働く環境や組織風土、社員のエンゲージメントの向上につながります。しかし、企業がアート作品を独自に選んで定期的に購入することは、適切な購入ルートや作家の選定などのノウハウが必要なため非常に困難です。一方、特に若手のアーティスト等がアート領域での活動を持続的に行うため、十分な資金調達等が可能な新しいビジネスモデルが求められていました*1。
こうした企業側とアーティスト側の双方の課題の解決に向けて、DMAとACAは今回、企業に向けて現代アートを定期的に提供するサービス「CONTEMPORARY」を展開します。
【現代アートのサブスクリプションサービスのポイント】
-
ACAが運営するアートプロジェクト「MEET YOUR ART」*2が企画し、DMAが「DNP高精彩出力技術 プリモアート®」*3で制作する現代アーティストの「版画/高精彩複製画」(A0サイズ:841mm×1189mm)を、1年に3回提供する企業向けサブスクリプションサービスです。企業は本サービスを通じて、オフィス等に最新のアートを設置し、社員や顧客にアート体験を提供できます。
-
1億画素のカメラの活用や職人の技術により、原画の色調や筆致などの質感を限りなく忠実に再現した高品質な版画を提供します。また、原画とは違って保管責任を問われることがないため、比較的低いリスクでアートを保有できます。
-
サービス利用料金の一部(各作品の制作費の50%)を参加アーティストに還元し、若手を中心としたアーティストの支援につなげます。
-
サービスを利用する企業に対し、Webサイト等に掲載できる公式のパートナーバナーの素材を提供します。企業はこのバナーの掲載によって、アートの活用やアーティストの支援を行っていることを対外的にアピールし、企業ブランディングの向上に活用することができます。
【今後の展開】
DNPグループはACAと協業し、これらの取り組みを通じて現代アート作品の版画の普及に努めるとともに、生活者や企業への価値の提供とアーティストへの収益還元を循環させるエコシステムの構築を目指します。
*1 経済産業省/「アートと経済社会について考える研究会報告書」:
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/art_economic/pdf/20230704_1.pdf
*2 「MEET YOUR ART」は、YouTubeのアート専門番組を中心に、ネットショップやフェスティバルなどを複合的に展開するアートプロジェクトです。アート専門番組でのアーティストインタビューや現代アートに関する知識の紹介、番組で紹介したアーティストの作品が購入できるネットショップの運営、アートを中心としたミックスカルチャーフェスティバルの開催などを通して、‘新たな手法で、多くの方へアートに触れるきっかけや、特に若手のアーティストを知る機会を創出すること’を理念に活動しています。
*3 「DNP高精彩出力技術 プリモアート®」は、DNPが長年培った画像処理の技術・ノウハウと出力機の発色機能を最大限に活用し、独自開発した「版画/高精細複製画」専用のカラーテーブルを利用しています。撮影には1億画素を超える高精細デジタルカメラ「PHASE ONE(フェーズワン)」を使用し、作品の色調や筆致、キャンバスや紙の目まで忠実に読み取り、限りなく原画に近い再現性のある作品に仕上げます。
<エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社の概要> https://avexcreatoragency.com/
エイベックスのグループ会社で、主にクリエイター領域のIP(知的財産)の開発を担っています。新たなプラットフォームやテクノロジー、ムーヴメントの中から生まれる多様なクリエイターとクリエイティビティをエンパワーし、時代性と多様性のあるIP をリアル・バーチャル横断で創出しています。
<株式会社DNPメディア・アートの概要> https://www.dnp.co.jp/group/dnp-mediaart/index.html
DNPメディア・アートは、DNPグループのスマートコミュニケーション事業分野で、コンテンツとメディアをつなぐプロセスとして、プリメディア制作やデータ加工処理を業務の柱としています。長年の印刷物制作で培った文字と画像の技術を強みとして、アナログ・デジタル、リアル・バーチャルを横断したメディア制作を行っています。
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。