▶導入事例公開:https://www.photron.co.jp/case/recording/soukadaigaku.html
◆導入の背景
創価大学は、2007年に学生・教職員の学内情報を統括した学習支援ポータルサイトを構築するなど、早くから ICT教育の活用に力を入れてきました。映像コンテンツを活用した講義後の事後学習のフォローと教育の質向上を目的に、2013年にフォトロンの講義収録システム「Cbox」、動画コンテンツ管理配信システム「Power Contents Server」を導入し、活用していました。
これらのシステムの導入時期は携帯キャリアの過渡期だったため一部利用できないブラウザがあったことや、収録講義ごとに個々の学生の視聴履歴をきめ細かく管理し『学習成果の可視化』を推進しようとしていたこともあり、創価大学では、システム全体のバージョンアップを検討し始めました。創価大学の設備・システム関係を担当する同大学教務部教務課の杉本政人氏は当時をこう振り返ります。
「それまでも学内専用ポータルサイトではレポートやアンケートの提出状況、小テストの結果などが把握できるようになっていましたが、収録した講義を個々の学生がどれだけ閲覧しているのか、その科目に対してどれぐらい時間をかけて努力しているのかを数値化して把握できるようにしたいと考えたのです。」
学生の講義の習熟度アップに対する収録システムの貢献度の高さや、日々のフォローに対するフォトロンへの信頼、また、「Spider Rec」が従前のシステムに比べて1教室当たりの導入コストが低いことなどから、ネットワーク収録システム「Spider Rec」、学習動画共有プラットフォーム「CLEVAS」の導入を決定しました。
◆導入の効果
ネットワーク収録システム「Spider Rec」、学習動画共有プラットフォーム「CLEVAS」の導入により、従来同様の機能に加えて、収録講義を受講した学生一人ひとりのログイン情報や視聴履歴をよりきめ細やかに管理できるようになりました。
ところが、2020年に新型コロナウイルス問題が発生し、大学を取り巻く状況は一変しました。対面での講義が難しくなったことから、創価大学では、2020年 3月に Zoomと契約し、4月 13日から 2020年度の講義を原則オンラインでスタートさせることになりました。杉本氏はこう話します。
「Zoom と既存のシステムを API で繋ぐにあたっては、フォトロンにさまざまご協力をいただきました。いきなりすべての講義が映像コンテンツとして扱われることになりましたが、本学では映像を通じて受講する土壌が醸成されていたので、先生にも学生にもそれほど戸惑いはなかったようです。」
◆今後の展望
今後のシステムの活用について、杉本氏は次のように話します。
「新システムによって管理が可能になった収録講義の、学生一人ひとりの視聴履歴とログインデータを何らかの形で早々に活用していきたいと考えています。たとえば、収録しているAという科目の講義が全 15 コマあったら、「〇〇さんは 10 コマ視聴しているけど、まだ視聴していない授業が5コマありますよ」という告知を当該学生にするような活用です。あるいは、テストの点があまり良くない科目があったら、もっと収録動画を見るよう促すなどの活用も考えられます。新システムを導入してからの視聴履歴はすべて残っていますから、それも分析しながら、早期の活用を目指したいと思います。」
◆創価大学 収録/配信システムワークフロー
◆ネットワークカメラ収録システム Spider Rec について
ネットワークカメラの映像を一括で収録・管理/静止 画撮影できるネットワークカメラ収録システムです。 最大 4映像まで同期収録・再生が可能。配信システムとの組み合わせで、スムーズな動画配信が可能です。
・Spider Rec 製品ページ
https://www.photronmandesolutions.co.jp/education/products/spiderrec.html
◆学習動画共有プラットフォーム CLEVAS について
動画へのコメント/評価の書き込みや共有・分析が可 能な配信システムです。マルチデバイス対応のオンデマンド/ライブ配信や自動収録配信、アクセス制御、視聴分析など、動画配信システムに欠かせない機能も搭載し、大学講義/教育実習/医療実習/研修セミナーなどにおける効果的な学習活動を支援します。
・CLEVAS 製品ページ
https://www.photron.co.jp/products/recording/clevas/
- 株式会社フォトロンについて
独創的で先進的な新技術を使って、画像処理の最先端市場を創造し、世界を目指してまいります。
・会社名:株式会社フォトロン
・本社:〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング 21階
・代表者:代表取締役社長 瀧水 隆
・創業:1968年7月10日
・資本金:1億円
・事業内容:放送用映像機器、民生用および産業用電子応用システム(CAD関連ソフトウェア、ハイスピードカメラ・画像処理システム、その他)の開発、製造、販売、輸出入
・URL:https://www.photron.co.jp/
・Twitter:https://twitter.com/Photron_PR
- 株式会社IMAGICA GROUPについて
1935年の創業以来、新たな“映像”の価値創出に挑戦し続け、これからも「世界の人々に”驚きと感動”を与える映像コミュニケーショングループ」を目指してまいります。
・会社名:株式会社IMAGICA GROUP(東証プライム市場、証券コード:6879 イマジカG)
・代表者:代表取締役会長 長瀬 文男
代表取締役社長 社長執行役員 布施 信夫
・所在地:〒105‐0022 東京都港区海岸一丁目14番2号
・創立:1935年2月18日
・資本金:33億6百万円
・事業内容:映像コンテンツ事業、映像制作サービス事業、映像システム事業等を営むグループ会社の事業の統括
・URL:https://www.imagicagroup.co.jp/
・Twitter:https://twitter.com/IMAGICAGROUP