-
国際的な「使命」、ネイチャーポジティブ実現の必要性
国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)において採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」や、それを踏まえた「生物多様性国家戦略2023-2030」において、2030年目標としてネイチャーポジティブ(自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させること:「自然再興」)の実現が掲げられています。
社会・経済の基盤である生物多様性の損失を回復に向かわせる自然再興(ネイチャーポジティブ)には、脱炭素社会の実現(カーボンニュートラル)、循環社会への移行(サーキュラーエコノミー)といった取組と相互に連携しながら取り組むことが求められています。
-
3施策の融合によるシナジー(相乗効果)と、目標の同時達成
「ネイチャーポジティブ」「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」3つの施策の融合によるシナジー(相乗効果)と、それによる目標の同時達成を目指すため、2050年における本市のあるべき姿とその取組を、「2050 Sustainable(サステナブル) Vision(ビジョン) 那須塩原~環境戦略実行宣言~」として公表し、「ネイチャーポジティブ宣言」としても位置付けました。本宣言を行った基礎自治体は全国で3番目であり、栃木県内では初となります。
-
【取組第1弾】ネイチャーデザインTシャツを原資に自然環境保全を推進
本戦略の具体例の第1弾として、本市の取組に賛同した「Parks Project Japan」により、本市が位置する日光国立公園と那須野が原をイメージしたTシャツが製作されました。
今回、本市職員向けに作成されたこのTシャツには、裁断くず等の100%アップサイクル生地を使用し、国が提唱する「デコ活※」としてオフィス服装改革をするとともに、売上の一部が国立公園等の自然環境保全に充てられます。
※デコ活…脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動
今後も持続可能なまちづくりの実現に向けた取り組みを進めます。
市公式ホームページ