オール紙化の思考から生まれた、作業時間50%削減の「日本パッケージングコンテスト」工業包装部門賞受賞作品をジャパンパック2023へ出展

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株式会社トヨコン(本社:愛知県豊川市)が開発した、「ロールアームパッド・内装材」が2023日本パッケージングコンテストの工業包装部門賞を受賞しました。SDGsへの取り組み、特に脱プラへの関心の高まりを受け、既存の気泡緩衝材やクッション材の梱包仕様からオール段ボール仕様へ変更することを目的として開発した作品です。受賞作品は、東京ビッグサイトにて開催のジャパンパック2023の弊社出展ブース(東4ホール606ブース)でサンプルを展示します。

  • 出展作品について 

「ロールアームパッド・内装材」は、既存の気泡緩衝材やクッション材の梱包仕様からオール段ボール仕様へ変更する目的として開発いたしました。梱包資材10%、荷姿サイズ25%、輸送費10%、作業時間50%と既存の梱包仕様より削減しています。さらに、部品点数も3点と最小点数に抑えました。

  

❖ロールアームパッドの画像・詳細はこちら
https://pages.toyocongroup.co.jp/rs/153-WWH-040/images/R.A.Pmarketo-1.png

  • 開発の目的 

ハードディスクなどの精密機器6種の梱包仕様を既存の気泡緩衝材やクッション材の梱包仕様からオール段ボール仕様による設計依頼から開発がスタート。

HDDの製品特性(衝撃に弱い精密機器部品)を段ボールパッドで衝撃から守るのはもちろんのこと、輸送時に製品の開梱作業が複数回あり、開梱、梱包作業を容易に行える構造体の開発に留意しました。

開発留意点は下記の2点です。

①衝撃から守ること

衝撃に弱い部分がある精密機器製品の特性を段ボールパッドにより衝撃から守る

②開梱・梱包作業の簡易化

輸送時に複数回行う必要がある製品の開梱作業を開梱と梱包作業を容易に行える構造

  • ロールアームパッドの特徴と構造

特徴は以下になります。

①単純に巻き込んで作成する四角のロール構造に曲げを加え、剛性を高めリユース性を高めた。

②作業性を向上させるため、上押さえと下押さえを一体化させ開梱時に梱包材の取り出しを不要とした。

③内装材のロック部を軽く押すことで自動で上部押さえが開封し(ワンタッチ開封)、製品の取り出しを容易に設計。

内装材「ロールアームパッド」=パッドをくるくる巻いて折りこんで四角い構造体で製品を支える構造。外箱は、サイドを可変する折込構造とした。6種類の精密機器製品の長さに対しては可変パッドを用いて対応。

  • ジャパンパック2023出展

ロールアームパッドは、2023年10月3日(火)- 6日(金) 東京ビッグサイトにて開催予定のジャパンパック2023の弊社出展ブース(東4ホール606ブース)においてサンプルを展示いたします。

                    2023日本パッケージコンテスト工業包装部門賞受賞

  • 株式会社トヨコンについて

株式会社トヨコンは、価値の共創を経営理念とし、お客様を 「支え」、「つなぎ」、「守り」、新たな価値を創ることを目指す物流総合商社です。
 梱包作業から倉庫管理、包装資材の販売、包装設計、輸送手配や倉庫保管など、物流業務のトータルソリューションを提供いたします。
<会社概要>
 代表者   :明石耕作
 設立    :1964年9月
 事業内容  :包装資材及び物流機器販売、包装設計、システム開発、倉庫管理業務、梱包業務、組立事業
 資本金   :1億円
 従業員   :186名(2023年9月)
 URL    :https://www.toyocongroup.co.jp
 お問い合わせ:https://www.toyocongroup.co.jp/contact/
❖トヨコンの包装設計改善事例はこちら

 https://www.toyocongroup.co.jp/sdgs-dojo08/

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