農業を次世代につなげるための神山の挑戦を学ぶ講演会を開催

この記事は約3分で読めます。
西日本を中心に16の生協で構成されている一般社団法人グリーンコープ共同体(本部:福岡市博多区、代表理事:片岡宏明、以下グリーンコープ)は9月29日(金)、福岡県田川郡赤村に株式会社フードハブ・プロジェクト(本社:徳島県名西郡神山町)の白桃薫・共同代表取締役農場長を迎え、徳島県・神山町での、農業を次世代につなぐための「育てる、つくる、食べる、伝える」活動をテーマにした講演会を開催します。

現在、グリーンコープは赤村の生産者と力を合わせ、耕作放棄地を活用した飼料の国産化に取り組んでいます。さらに赤村で作られた国産の飼料を用いて、耶馬渓酪農組合と下郷農協と協力し、乳牛1,000頭規模の新たな酪農場を作ることも計画しています。

今回の講演で神山町での「現場の生の知見」を伺い、これから赤村の生産者とグリーンコープが共同で取り組む挑戦に活かしたいと考えています。なお講演会は、グリーンコープ関係者や赤村の生産者、メディア関係者に参加を限定して開催します。

  • フードハブ・プロジェクトとは

「地産地食」を軸に、地域で育てて、地域で一緒に食べることで関係性を豊かにし、神山の農業と食文化を次の世代につないで行くことを目的としたプロジェクトです。

具体的には、有機や無農薬で栽培した農産物を自社施設で加工、販売。また、神山を地域の人たちが地域の農家が育てた野菜を食べて支える「きっかけの場」として、食堂「かま屋、かまパン&ストア」を運営。店舗での神山町農産物の使用率を「産食率」と表し、独自で毎月発行している「かま屋通信」で広く、伝えています。産食率は今や町で約60%、県内農産物では約95%にも達していますが、さらに伸ばそうと挑戦を続けています。

  • 講演会概要

日時:9月29日(金)10:00~12:00
場所:赤村役場(福岡県田川郡赤村内田1188)
来賓:道 廣幸 赤村村長
参加者:赤村役場、赤村森林組合、赤村有機農業生産組合、株式会社鳥越ネットワーク、株式会社農創会、グリーンコープ関係者

※ オンライン配信も行い、グリーンコープの組合員、事務局が参加します
※ 講演会は赤村の生産者、グリーンコープ関係者、メディア関係者に参加を限定して開催します

  • 組織概要

一般社団法人グリーンコープ共同体
福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
代表理事 片岡宏明
https://www.greencoop.or.jp/

2018年、グリーンコープ生活協同組合連合会や、社会福祉法人グリーンコープ、労働協同組合など、九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)、近畿(大阪、兵庫、滋賀)、中国(鳥取、岡山、島根、広島、山口)、そして福島の16の生協、各種団体とともに「一般社団法人グリーンコープ共同体」を設立。ひとつのグリーンコープのように持てるものを共有・連帯しながら、それぞれの地域に根ざした生活協同組合として活動してきました。「安心・安全な食べものを子どもたちに食べさせたい」という母親の想いからはじまって、それぞれの地域を豊かにしていくことを目指しています。

タイトルとURLをコピーしました