当協会では2001年より毎年、国内のコンテンツ産業の市場規模の調査を行っております。本白書ではその市場規模の詳細データを掲載するとともに、マンガ/アニメーション/映画/音楽/ゲーム/オンラインゲーム/ライブエンターテインメントなどのコンテンツ分野別動向や、モバイルコンテンツサービス/放送/新聞/出版などのメディア分野別動向、アメリカ/中国/韓国の海外動向を、国内外の専門家の執筆により明らかにしております。今回は、「AIコンテンツ生成ツールの出現」を特集テーマとして、コンテンツ産業の各分野でのAIの活用や将来的な取り組みを紹介するなど、コンテンツビジネスの “いま” を知る必携の書となっています。
〇2022年のコンテンツ産業の市場規模
市場規模は13兆2,698億円(前年比104.5%)調査開始以来、過去最高となったコンテンツ産業
2022年のコンテンツ産業の市場規模は13兆2,698億円、前年比104.5%と前年に続き伸長し、
13兆円を超えた。当協会が調査を開始して以来、最高額となる。
コンテンツ区分別にみると、規模が大きい順に動画が4兆2,945億円(前年比100.6%)、静止画・テキストが3兆256億円(同97.0%)、複合型が2兆4,801億円(同115.0%)、ゲームが2兆2,500億円(同98.2%)、音楽・音声が1兆2,196億円(同142.3%)。動画と複合型、音楽・音声区分が前年から増加した(図表1)。
ネットワークが5兆円超え、最大規模更新。コンテンツ市場シェア4割に迫る
メディア区分別では、ネットワークが5兆2,218億円(前年比105.4%)、放送が3兆4,336億円(同99.2%)、パッケージが2兆9,900億円(同93.8%)、劇場・専用スペースが1兆6,244億円(同148.7%)となった。
コンテンツ市場の成長を牽引し存在感を強めてきたネットワークがついに5兆円を超え、調査開始以来、最大規模を更新した。メディア別の構成比率の過去10年間の動向をみると、ネットワークが放送、パッケージを抑え、前年に引き続き首位となった。
2022年の構成比率は、大きい順にネットワーク39.4%、放送25.9%、パッケージ22.5%、劇場・専用スペース12.2%で、ネットワークはコンテンツ市場の中でシェア4割に迫る規模に成長した(図表2)。
〇2022年のデジタルコンテンツ産業の市場規模
市場規模は10兆1,545億円 前年比104.7%に増加
2022年のデジタルコンテンツの市場規模は、10兆1,545億円(前年比104.7%)と前年を上回り、順調な成長を遂げた。コンテンツ市場全体に占める割合は76.5%と4分の3を超える規模となっている。
『デジタルコンテンツ白書2023』 目次
第1章 特集「AIコンテンツ生成ツールの出現」
第2章 日本のコンテンツ産業の市場規模
第3章 日本のコンテンツ産業政策
第4章 コンテンツの分野別動向
(マンガ/アニメーション/映画/音楽/
ゲーム/オンラインゲーム/ライブエンターテインメント)
第5章 メディアの分野別動向
(モバイルコンテンツサービス/放送/新聞/出版)
第6章 海外動向(アメリカ/中国/韓国)
資料編 (コンテンツ産業統計資料/ヒットコンテンツ2022レビュー)
■書誌情報■
◇名 称:『デジタルコンテンツ白書2023』
◇監 修: 経済産業省 商務情報政策局
◇編集・発行: 一般財団法人デジタルコンテンツ協会
◇仕 様: A4変型・172ページ
◇発行日: 2023年9月1日
◇定 価: 22,000円(本体20,000円+税10%)(ISBN978-4-944065-32-5 C3000)
◇購 入: DCAJホームページ https://www.dcaj.or.jp/project/dcwp/index.html
政府刊行物センター及び全国の書店でもお買い求め頂けます。お近くの書店等にお問合わせ下さい。
■本件のお問い合わせ:一般財団法人デジタルコンテンツ協会 白書編集事務局
e-mail dcajhakusyo2023@dcaj.or.jp
~AIコンテンツ生成ツールの出現『デジタルコンテンツ白書2023』発刊セミナーを開催~
開催概要:以下をクリックしてご確認ください。
< Peatixお申込みサイト> http://dcaj20230908semi.peatix.com
発刊に伴いまして9月8日に「発刊セミナー」を開催します。
セミナーでは、当協会で集計を開始して以来の最高額となった2022年の日本のコンテンツ産業
市場規模の解説と巻頭特集「AIコンテンツ生成ツールの出現」に基づいたパネルディスカッションを
実施します。