茨城県常総市が「おいくら」でリユース事業をスタート

この記事は約5分で読めます。
茨城県常総市(市長:神達 岳志)と株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林 泰士、東証プライム・証券コード3135、以下「マーケットエンタープライズ」)は、2023年8月23日(水)より、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートいたします。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、常総市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指します。

■背景・経緯

 常総市では、市民へのリユース啓発は行なってきたものの、次のアクションとなる具体的な施策導入には至らずにおりました。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心に事業展開しており、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してまいりました。そうした中でマーケットエンタープライズが働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」※1を用いた今回の取組が実現しました。

※1 「おいくら」とは

おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームです。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができます。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ110万人(2022年11月現在)の方にご利用いただいております。

 ウェブサイト:https://oikura.jp/

■常総市の課題と「おいくら」による解決策

 常総市では、粗大ごみの回収を戸別収集で行なっています。これまでは、大型品や重量があるなど運び出しが容易ではない不要品でも、電話による事前申し込み後に、住民が自宅の外へ運び出す必要がありました。そのため、市民からは、「電話ではなくインターネットを用いた電子申請で収集の申し込みをしたい」など、利便性向上を期待する声が寄せられていました。「おいくら」は、希望すれば、自宅の中まで訪問し対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも、インターネットを通じた売却が容易にできるようになります。加えて、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となります。なお、市民のサービス利用に関する費用負担はもちろん、常総市の費用負担もありません。

■今後について

 8月23日(水)13時(公開時間が前後する可能性があります)より、常総市ホームページ内(https://www.city.joso.lg.jp/kurashi_gyousei/kurashi/gomi_kankyou/recycle/mitsukaido/gomi/sodai.html)に「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になります。常総市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や、社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながります。また、昨今では、働き方や住環境の見直しなどにより、不要品処分のニーズが多様化しております。本取組によって、簡単にかつ廃棄ではなく売却という形で不要品のリユースができることを市民が認知することにより、「リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができます。加えて、市民の不要品処分やリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながります。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた、社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指してまいります。

■茨城県常総市

茨城県の南西部、都心から55キロメートル圏内に位置しており、東はつくば市・つくばみらい市、西は坂東市、南は守谷市、北は八千代町・下妻市にそれぞれ接しています。四季を通じて穏やかな太平洋型の気候で、東部には広大な水田地帯が広がります。西部は丘陵地で、集落や畑地、平地林が広がっていますが、住宅団地や工業団地、ゴルフ場などが造成され、近郊整備地帯として都市機能の強化が図られています。2006年に水海道市と石下町が合併し、現在の市域が編成されました。

人口: 61,292人(男31,024人、女30,268人)(2023年8月1日現在)

世帯数:25,817世帯(2023年8月1日現在)

面積:123.64平方キロメートル

 ウェブサイト:https://www.city.joso.lg.jp/

■株式会社マーケットエンタープライズ

マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開し、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006年の設立以来、成長を続けています。2015年6月には東証マザーズに上場。2021年2月に東証一部へ市場変更の後、2022年4月にはプライム市場へ上場しております。ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、リユースプラットフォーム「おいくら」や、80か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続けており、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ640万人を達成しました。常総市の「おいくら」サービス導入により、導入自治体は全国で57にのぼります。

「おいくら」自治体向けウェブサイト:https://oikura.jp/lg/

 マーケットエンタープライズ ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/

タイトルとURLをコピーしました