<協業の背景>
Geoloniaのあらゆる地理空間データを可視化•API化する技術と、Ultimatrustのデータ蓄積や分析におけるAI技術と組み合わせ、独自のデジタルツインが手軽に始められる環境構築を推進します。現在、さまざまな分野でのデジタルトランスフォーメーション(DX)やスマートシティ構築を加速させる新たなサービスが望まれています。
例えば、洪水や土砂災害を引き起こす大雨や短時間降雨の回数は年々増加しています。それに伴い、より正確で最新の情報に基づいた防災・減災情報の提供が急務となっています。合わせて、これらの情報が手軽に確認できる汎用的かつ直感的なインターフェースの提供が望まれています。これらの情報は様々なセンサーやデータを統合して総合的に扱う技術と、それを表現する技術の二つが重要となります。
高速・軽量・カスタマイズ性が高い地図を提供するGeoloniaと、データ連携基盤、AI処理、データ分析AIバックエンド側に強みを持つUltimatrust社が連携することで、両社の製品・ソリューションの強みがより補完されます。また、それぞれの販路でお客様に提供することで売上の拡大を図ってまいります。
<Geolonia Mapについて>
地理空間情報は地形、人流、交通情報、都市情報、天候、ハザードマップ、衛星データ、IoTデータなど多岐にわたり、ファイルのサイズも大きくなります。こうしたビッグデータを蓄積し、リアルタイムに分析することで、防災、業務の合理化、サービスの開発などさまざまな分野で生み出すことができます。
Geolonia では既存の地理空間情報データをそのまま地図にしたり、データAPIとして配信したりしてきました。これに加えて、一元管理、蓄積されたデータを元に分析結果、予測を提供することで、個社独自のデジタルツイン構築をサポート、推進いたします。
<データ連携基盤 Wisbrainについて>
Ultimatrust株式会社が提供する、データを収集・分析し利活用する情報分析処理基盤です。クラウドとオンプレミスをシームレスに動作させることが可能であり、モジュール化されたソフトウエアを用いて、個別の課題ごとに最適な環境構築を柔軟かつ迅速にカスタム開発が可能です。
提供される環境は、プライベートなクラウド環境です。自社でデータを蓄えることで、複雑化した複数のデータインフラストラクチャにおける一貫性を保ちサイロ化を防ぐことで、人の勘や経験だけに頼らない永続的な企業活動をサポートします。
株式会社Geoloniaについて
-
[会社名]株式会社Geolonia
-
[代表者]代表取締役CEO 宮内 隆行(空間ID 検討委員会メンバー)
-
[設 立]2019年9月
-
[本社]東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号 渋谷道玄坂東急ビル2F−C
-
[事業概要]位置情報に関連するクラウド事業(ウェブ地図提供事業)/位置情報に関連するシステム開発・開発支援/各種データ販売・ロケーションプラットフォーム提供。国土地理院パートナー、オープンGISイニシアティブメンバー。
Ultimatrust株式会社について
-
[会社名]Ultimatrust株式会社
-
[代表者]代表取締役社長 小澤 巌
-
[設 立]2015年2月
-
[本社]東京都千代田区神田駿河台1-7-10 YK駿河台ビル8F
-
[事業概要]Ultimatrust は、2015年に小澤巌が設立しました。「IoTからIoFへ〜ものが繋がる時代から機能が繋がる時代へ〜」をミッションに、Digital Twin 基盤 Wisbrain プラットフォームを通じて持続可能な社会づくりに貢献します。大型国際空港や商業施設、工場、物流施設、公共機関等で導入実績を積み重ねています。