横浜のまちを綺麗に。FMヨコハマ、オオスミ、ピリカとともに、タカノメを活用した市内近辺のごみ分布調査を連携実施

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一般社団法人 SAVE OUR BEAUTIFUL OCEANと横浜エフエム放送株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:兒玉智彦) 、株式会社オオスミ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役 大角 武志)と科学技術の力であらゆる環境問題を克服することを目指す株式会社ピリカ(東京都渋谷区、代表取締役:小嶌不二夫 以下ピリカ)は、横浜市内外近辺のごみ分布調査サービス「タカノメ徒歩版」「タカノメ自動車版」を活用したごみ拾い調査を5月に連携実施しました。 FMヨコハマは横浜市立大学の学生のボランティア協力も得て、「タカノメ徒歩版」を活用し、新横浜駅周辺、野毛、伊勢崎町界隈を調査しました。また、オオスミは業務用車両に「タカノメ自動車版」を搭載し、業務中に走行した市内外広域の調査を実施しました。

  • 横浜のまちの現状を知り、街の美化活動推進へ貢献を目指す

FMヨコハマ(84.7MHz)は開局以来、『WE LOVE SHONAN』や『Keep Green & Blue』など、番組連動で海のクリーン化を啓発してきました。2020年35周年イヤーを期に、さらに発展する形で、“守ろう!私たちの綺麗な海” キャンペーンを局全体として実施し、ごみ拾いイベントや海ごみについての出張出前授業を展開しています。すでに清掃活動は市内様々なところで実施されていますが、まちの中のごみの現状を把握し課題を特定することで、課題解決につながる清掃活動を実現するべく、この度の調査を実施しました。

また、オオスミは環境調査を主軸事業とし、事業活動におけるごみの削減、会社周辺や海岸のごみ拾い活動などを行ってきています。自社や個人レベルでのごみ問題への取り組みを行う中で、環境調査の会社としてできることを今後より広げていくべく、会社拠点のある横浜市の地域貢献にも繋がる本プロジェクトに参画、調査の協力連携に至りました。

タカノメ徒歩版の調査は、5月2日に横浜市立大学の学生のボランティア協力も得て実施し、新横浜駅周辺、野毛、伊勢崎町界隈の調査を行いました。また、タカノメ自動車版はオオスミの社用車に搭載し通常の業務ルートを中心に、本社のある横浜市瀬谷区から新横浜方面や市内各所のごみ調査を実施しました。両社の調査結果を共有しあい、今後データを活用してどういった美化活動へ繋げられるか、今後も分析を進めてまいります。 

  • 街中の路上ごみを可視化する、ごみ分布調査サービス「タカノメ」

ピリカが開発・提供するごみ分布調査サービス「タカノメ」は、スマートフォンで撮影した道路や歩道の動画データを分析し、街中のごみの種類や数量を計測するシステムです。画像認識技術を活用し、ごみの分布や深刻さを計測することが可能になり、歩いて調査を行う「タカノメ徒歩版」は主に自治体や企業に導入され、清掃活動ルートの改善や、美化施策の効果測定等に活用されています。

ピリカは、更に、広範囲の調査を実施するための車載型サービス「タカノメ 自動車版」を2021年に開発。車のダッシュボードにタカノメアプリが搭載されたスマートフォンをおくことで、業務走行中に道路のごみの分布状況を調査することが可能です。岐阜県や三重県をはじめとする自治体、また運送業や廃棄物処理業などを手掛ける企業ですでに導入が始まっており、既に地球11周分、47万km分 のごみの路上散乱状況を調査しています。

■横浜エフエム放送株式会社について

FMヨコハマは、1985年日本初の独立系FM局として誕生。神奈川県を放送対象として地域に根ざした放送を行い、地元横浜を象徴するメディアとして心地よい音楽を中心にさまざまな情報を発信しています。 「Keep Green & Blue」をスローガンにこれまで様々な環境トピックスを発信。2020年の開局35周年イヤーには、改めて「SDGs」とその目標14番目の「海の豊かさを守ること」、海洋ごみ問題に着目し、ごみ拾いイベントや海ごみついての出張授業を行っています。また、産学連携への取り組み、動画コンテンツ、ポッドキャスト制作、音楽ライブやスポーツイベントの実施など、放送以外の展開も数多く実施しています。2年後の2025年には、開局40周年を迎えるにあたり、現在、神奈川県内各地域との関わりをより強固に、そしてリスナーの皆さんとイベントを通してさらなる交流を図るイベント「FMヨコハマキャラバン」を実施しています。周波数は84.7MHz(小田原80.4MHz・磯子87.0MHz)。可聴エリアは神奈川県全域、近隣1都7県の一部です。

また、当社のこの活動は「日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で行なっております。

 

■株式会社オオスミについて

1968年に大気汚染や水質汚濁などの公害問題の解決に寄与すべく創業した、55年の歴史がある環境調査・測定・分析・コンサルティング会社です。工場の排水分析や騒音振動測定、作業環境測定、土地取引の際に発生する土壌汚染調査や建設工事に伴うアスベスト調査等を行っています。

近年は、新たな地球環境問題である気候変動や海洋プラごみ等の解決に取り組むべく、カーボンニュートラルに向けたCO2削減のコンサルティング事業やマイクロプラスチック調査・分析にも注力しています。

また、「私たちは 地球に暮らす人々に『安全』と『安心』を環境面から提供しつづけます」を使命に掲げ、事業を通じた社会課題の解決だけでなく、環境マガジン『ゼロ・クロニクル』の発行や、毎年テーマを変えて開催している環境イベント『LOUD&PEACE』など、広く一般の方にも環境問題を身近に感じてもらうための活動も行っています。

本年の「LOUD&PEACE」は『ごみ問題』をテーマに、2023年9月8日(金)に横浜市役所1階で開催予定、どなたでも参加できます。

 

■株式会社ピリカについて

科学技術の力であらゆる環境問題を解決することを目指し、2011年に大学の研究室で非公式のプロジェクトとして始まり、同年に法人化。様々な環境問題の中でまず第一歩目としてごみ(特にプラスチック)の自然界流出問題に注力しています。

ごみ拾いSNS「ピリカ」は2011年にリリースし、現在120の国と地域から累計3億個のごみが拾われています(2023年8月4日現在)。累計ありがとう数は約3,000万、ごみ拾い活動を通じて多くのコミュニケーションが生まれています。自治体や企業による清掃活動の可視化と促進を目指す「見える化ページ」等の導入も拡大しています。

また、流出ごみを計測する共通基準を生み出すべく、路上ごみの量や分布を定量的に計測する方法として「タカノメ」、さらに独自のマイクロプラスチック流出量を調査する「アルバトロス」を開発。アルバトロス調査により、海洋・陸のごみの流出状況をオープンデータで発表し、課題発見と解決に向けた協業・連携を展開しています。流出ごみ対策や資源化などのコンサルティングも新たに開始し、科学技術の力であらゆる環境問題解決を目指すべく、様々な連携・パートナーシップを通じて事業を展開しています。

2021年第1回環境スタートアップ大賞にて「環境大臣賞」受賞。2023年第6回日経ソーシャルビジネスコンテストにて「大賞」受賞。

 

会社概要

社名:株式会社ピリカ(英名 Pirika, Inc.)

※ピリカはアイヌ語で「美しい」という意味の言葉です。

所在地:東京都渋谷区宇田川町2−1渋谷ホームズ1308

事業内容:ごみ拾い促進プラットフォーム「ピリカ」/ごみ分布調査サービス 「タカノメ」/マイクロプラスチック調査サービス「アルバトロス」の開発、運営

設立年月日:2011年11月21日

URL:https://corp.pirika.org/

 

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