デクセリアルズ、フォトニクス領域の成長をリードする統合会社発足に向けてのお知らせ

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スマートフォン、自動車などに最先端の技術・材料・デバイスを提供するデクセリアルズ株式会社(本社:栃木県下野市、代表取締役社長:新家由久、以下、当社)は、2024年度を初年度とする次の中期経営計画での成長領域と位置付ける、フォトニクス※領域の事業成長をリードする統合会社を、2024年4月1日を目途に発足させ、事業を開始することを決定いたしました。
統合会社は国内連結子会社であるDexerials Precision Components株式会社(本社:宮城県登米市、以下、DXPC)と、株式会社京都セミコンダクター(本社:栃木県下野市、以下、京都セミコンダクター)の事業およびリソースを統合し、グループ全体のバックアップのもと、フォトニクス領域での事業成長を推進します。なお、統合会社の代表者や社名などの詳細は決定次第公表いたします。

■統合会社発足の背景と目的

当社は、現在の中期経営計画「進化への挑戦」において、変化が激しく、不透明感の強い事業環境でも持続的に成長するために、新規領域における事業成長の加速、既存事業の質的転換、および経営基盤の強化に取り組んでまいりました。この結果、昨年度の自動車領域での売上高が120億円を超えるなど、事業ポートフォリオの転換を推進し、さらに中期経営計画の当初計画値およびリフレッシュ計画の目標値いずれも前倒しで達成することができました。

2024年度を初年度とする次の中期経営計画においても、持続的成長の実現に向けて、新規領域における事業成長を通じた事業ポートフォリオの転換加速が欠かせないとの課題認識のもと、新規領域としてフォトニクス領域を新たに特定し、2022年3月に光半導体を手掛ける京都セミコンダクターをグループに迎えました。

このたび立ち上げる統合会社は、フォトニクス領域での事業推進の中心となる会社です。DXPCが無機光学デバイスを中心とするマイクロデバイスなどを手掛ける中で培ってきた「光をコントロールする技術」と、京都セミコンダクターが持つ「光半導体技術」、および両社のリソースを統合し、光半導体とマイクロデバイスの進化を推し進めながら、これらの技術を掛け合わせたフォトニクスソリューションの開発を推進します。

また、デクセリアルズグループの製品と、現在の京都セミコンダクターの製品を互いの顧客に販売するなど、統合会社を中心にグループ全体が連動して当該領域での事業成長に挑み、フォトニクス領域での事業をデクセリアルズグループの「コンシューマーIT」「自動車」に次ぐ第3の柱にすることを目指します。なお、具体的な事業戦略については、来年度発表予定の当社次期中期経営計画において発表するべく、今後詳細な検討を進めてまいります。

※ フォトニクス:光工学。光の検出・制御技術を用いて、光信号ベースで情報の生成や伝達、処理などをおこなう技術・ソリューションのこと。光通信や光センシング、将来的には光コンピュータなどに応用が見込まれる。

■Dexerials Precision Components株式会社および株式会社京都セミコンダクター 概要

会社名

Dexerials Precision Components株式会社

株式会社京都セミコンダクター

本店所在地

宮城県登米市中田町宝江新井田字加賀野境30

栃木県下野市下坪山1724

代表者名

代表取締役社長 佐竹 俊哉

代表取締役社長 新家 由久

事業内容

マイクロデバイス製品の設計、技術、企画管理、製造管理

光半導体デバイス事業

受発光半導体デバイス・複合半導体デバイスならびにモジュールの開発、製造及び販売

資本金

100百万円

353百万円

設立日

2020年10月1日

1980年4月26日

(現体制における法人設立は2016年5月24日)

売上高

(2023年3月期)

4,332百万円

4,366百万円

 

 <デクセリアルズ株式会社について> https://www.dexerials.jp/
デクセリアルズ株式会社は、企業ビジョンとして「Value Matters 今までなかったものを。世界の価値になるものを。」を掲げ、スマートフォン、自動車領域等に機能性材料を提供するメーカーです。異方性導電膜(ACF)、光学弾性樹脂(SVR)、反射防止フィルム、表面実装型ヒューズ、工業用接着剤、両面・片面テープ等の電子部品、接合材料や光学材料等の製造、販売をグローバルで展開しています。

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