■“普段づかい”できる数理最適化の解説書
「数理最適化」とは、現実の問題を数式に落とし込んで最適な答えを導く手法です。こう聞くと難しそうですが、たとえば収益アップを図りたいとき、商品を値上げすると販売個数が減るし、かといって値下げすると薄利多売となり疲弊するのが目に見えます。このようなときに、販売個数が最大化する上限価格を求めるのが数理最適化です。これ以外にも、「限られた時間でできるだけ多くの観光地を回れるように移動距離を最小化したい」「リスクを最小限に抑えられるよう投資先ごとに投資金額を分散したい」など、多くの人が一度は悩んだことがあるであろう難題を解決する“魔法のツール”といえます。本書は、この数理最適化を数学やデータサイエンスの知識がなくても学べるように、Excelを使いながらやさしく丁寧に解説しています。
■事例を理解し、Excelで実践することで数理最適化の活用方法が身につく
本書は、事例ごとに「課題発見」→「問題設定」→「Excel実践」の3つのセクションで、順を追って理解が進む構成になっています。まず「課題発見」のセクションでは「売上を最大化する商品単価を求めたい」「無駄のない観光ルートを知りたい」など、数理最適化の考え方を適用できる具体的な課題を紹介します。続いて「問題設定」では、数理最適化の手法をどう適用すれば、課題が解決できるか説明します。最後に「Excel実践」では、実際にExcelを操作して課題を解きます。こうした構成に沿って読むことで、課題を深く理解し、数理最適化の活用法がスムーズに身につきます。
■本書は以下のような方におすすめです
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数字に強くなりたい方
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意思決定に自信を持ちたい方
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データサイエンスを学びたい方
■紙面イメージ
■目次
Chapter1 泥棒が数理最適化を学んだら?
Chapter2 数理最適化で何ができるのか?
Chapter3【ケース1】商品価格を最適化して、売上を最大化しよう
Chapter4【ケース2】広告予算配分を最適化して、広告効果を最大化しよう
Chapter5【ケース3】金融資産の投資金額を最適化して、ポートフォリオのリスクを最小化しよう
Chapter6【ケース4】シフトスケジュールを最適化して、稼働人数を最小化しよう
Chapter7【ケース5】観光ルートを最適化して、移動距離を最小化しよう
Appendix 泥棒の問題を、Excelで解いてみよう
■書誌情報
書名:Excelで手を動かしながら学ぶ数理最適化 ベストな意思決定を導く技術
著者:三好大悟
発売日:2023年7月19日(水)
ページ数:272ページ
サイズ:A5判
定価:1,980円(本体1,800円+税10%)
電子版価格:1,980円(本体1,800円+税10%)※インプレス直販価格
ISBN:978-4-295-01735-6
◇Amazonの書籍情報ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4295017353
◇インプレスの書籍情報ページ:https://book.impress.co.jp/books/1122101121
◇書影ダウンロード:https://dekiru.net/press/501735.jpg
■著者プロフィール
三好 大悟(みよし・だいご)
慶應義塾大学で金融工学を専攻。大学卒業後、スタートアップのデータサイエンティストとしてコンサルティング事業などに従事。その後、大手流通小売系の事業会社にて、小売・物流・配送などの事業におけるデータ・AI活用を推進。株式会社リベルクラフトを設立し、AI開発・データサイエンスに関する受託開発やコンサルティング、教育・トレーニング事業を展開。
daigo.miyoshi@liber-craft.co.jp
以上
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