スマートフォン、PCからも利用が可能で、専門家によるカウンセリングを手軽に受けることができる。
従来のサービスと異なり、アバターを用いることで、より自己開示しやすく配慮している点が特徴的である。
近年未成年者への性犯罪や、芸能関係者などの自殺などが相次いでいるが、これら医療やカウンセリングにアクセスしにくい層にとってもアバターを介し、スマートフォンを用いることで、より手軽に、より素早く相談できる環境が整うこととなる。
同社は、必要なところに必要な医療資源が届く事で、さまざまな事象の予防につながるのではないかと期待している。
VR空間での医療相談サービスなどを手掛ける株式会社 VR Healthcare(代表取締役:葉梨輝、東京都港区)は、アバターを用いて匿名性を担保した上でカウンセリングを受けることのできるサービス「メタバースこころの相談所」を2023年7月3日に発表した。
アバターを用いると自己開示しやすくなることは、「プロテウス効果(変身効果)」として2007年、スタンフォード大学のニック・イーとジェレミー・ベイルソンにより提唱されている。メタバースがトレンドワードとして認知されるようになってきた昨今だが、VR原住民という言葉が示すように、本格的にVR空間を用いたサービス事業は未だ普及半ばである。
同社では、2022年7月より世界で最も人口の多いVRSNSであるVRChatにて無料の医療相談サービス「VR医療相談集会」を運営しており、VR空間でのカウンセリングに有用性を見出しているが、高性能PCやヘッドマウントディスプレイ(HMD)などの必要性が、VRSNSサービスの普及の足枷となっていると感じていた。
そのため、今回開始となった「メタバースこころの相談所」では、より手軽にスマートフォンや一般的なスペックのパソコンでの操作できるよう 株式会社HikkyによるVRプラットフォームであるVketCloudを利用しサービスを展開する。
同社はスマートフォンからも利用が可能なことで、アバターを利用するメリットを生かしたまま、老若男女問わず医師、専門家へのカウンセリング可能な環境が構築されたと自負する。まずは⼀部の個⼈向け(ToC)および 、企業の福利厚⽣や同社の受託する産業医サービスの⼀貫として提供(toBtoC)し、「メタバースこころの相談所」の普及に務める。近年中により⼀般化した個⼈向けサービスへの拡⼤を予定している。
大手芸能事務による子ども達への性犯罪や、芸能関係者などの自殺がニュースを騒がせている昨今が、医療やカウンセリングにアクセスしにくいこれらの層にもより早く、手軽にアクセスしてもらうことで、様々な事件の予防につながるのではないかと同社は期待している。
本件に関するお問合せ先
株式会社VR Healthcare
メールアドレス:vrhealthcare2022@gmail.com
Twitter (@VrHealthcare)DMでも受付可能。