弊社ではこの調査結果を踏まえ、夏休み期間に「AI時代に必要なスキル」をテーマにしたキッズプログラムを実施します。
■調査サマリー
(1)AI技術の発展により、教育や学習方法に変化を感じている保護者が8割
(2)子どもがAIを活用して宿題に取り組むことに対して8割が肯定的
(3)AIが子どもに与える影響について不安を感じている保護者が約8割
(4)保護者が子どもとの関わり方で注意している点は、「AIに頼りすぎずに子ども自身の経験を大切にすること」
(5)AI時代に子どもに身につけて欲しいと思う力、第1位は創造力
■調査背景
「ChatGPT」の登場を筆頭に、近年ますますAI(人工知能)の発展が進んでいます。AIを活用した便利なサービスやツールは、大人社会にとどまらず、子どもたちの教育や学習においても導入や活用が進み、弊社学びのプラットフォーム「ストアカ」でもAIを活用した子ども向け講座が登場するなど、広がりを見せています。
しかし、AIの普及により生じる変化や影響に対して、保護者の間ではさまざまな不安や疑問の声が寄せられている事実もあります。東京都教育委員会は、夏休みの宿題で「ChatGPT」の回答をそのままコピーして提出しないよう注意喚起する通知を出すなど、子どもとAIの関わり方については、行政・民間を問わず手探り状態が続いています。AIの普及が拡大する中で、保護者や社会は子ども達とどのように向き合っていくべきか。子どもを持つ保護者を対象に「子どもとAIの関わり方についての意識調査」を実施しました。
■調査概要
調査期間:2023年6月9日(金)〜 6月15日(木)
調査手法:WEBアンケート調査
調査対象:高校生までの子どもをもつ保護者
有効回答者数:113人
回答者の性別:女性78名(69%)、男性34名(30.1%)、その他1名(0.9%)
※本調査を引用いただく際は、「ストアカ調べ」とご記載ください。
■調査結果
(1)AI技術の発展により、教育や学習方法に変化を感じている保護者が8割
AI技術の発展による教育や学習方法の変化を尋ねた結果、「変化を感じている」と回答した人が全体の8割をしめました。
どのような変化か尋ねると、「習い事などもAIが先生になる場面がある」「学校の先生もAIをうまく活用しながら授業を進めている」など、教育者側の変化に関する点が多くあげられました。
(2)子どもがAIを活用して宿題に取り組むことに対して8割が肯定的
「子どもがAIを活用して宿題に取り組むことに対してどう思うか」を尋ねた結果、肯定的な意見が約8割をしめました。
「AI活用には肯定的だが、部分的に取り入れるまでに留めるべき」が60%、「AI活用に肯定的で、効率的な学習や理解を促進する」が25%でした。
一方で「AI活用に否定的で、自分一人の力でやり遂げるべき」が8%でした。
肯定的な意見の背景として、AIを活用することで子どもの学習効果が高まることや、AIが提供する個別化や自己学習のサポートが有益であることへの期待があると考えられます。
(3)AIが子どもに与える影響について不安を感じている保護者が約8割
「AIが子どもに与える影響についての不安感はあるか」と尋ねた結果、「ある」と答えた人が全体の76%にのぼりました。
具体的にどのような点に不安を感じているか尋ねた結果、最も多かったのが、「子どもがAIに依存しすぎることに対する不安」(55%)、次いで「子どもの創造性や自己表現を抑制するのではないかという不安」(46%)、「子どもたちのプライバシーやデータセキュリティが脅かされるのではないかという不安」(39%)という結果になりました。
(4)保護者が子どもとの関わり方で注意している点は、「AIに頼りすぎずに子ども自身の経験を大切にすること」
保護者が子どもとの関わり方で注意している点について尋ねた結果、最も注意していることは「AIに頼りすぎず、子ども自身の成長や経験を大切にすること」(57.5%)でした。次いで、「デジタルデバイスの使用時間の管理」(54%)、「リアルな人間関係とのバランスの取り方」(53.1%)でした。
(5)AI時代に子どもに身につけて欲しいと思う力、第1位は創造力
AIが普及している今だからこそ身につけてほしいスキルについて尋ねた結果、第1位は「アイデアを生み出す創造性」(28.3%) 、第2位は「自分の考えを他者にわかりやすく伝えるコミュニケーション力」(24.8%)、第3位は「自ら学び成長する力」(17.7.%)でした。
「アイデアを生み出す創造性」を選択した理由として、「答えありきではない考え方を身に着けてほしい」「人間ならではの創造性を発揮できるようにしてほしい」という理由が挙げられました。
また、「自分の考えを他者にわかりやすく伝えるコミュニケーション力」を選択した理由としては、「デジタルが進化しても自分自身の気持ちを伝えるのは、自分自身でしかないと思うから」「技術が発展しても人同士のコミュニケーションは必要だから」など、AIが代替できない人間同士のコミュニケーションの重要性を指摘する声が多く挙げられました。
■まとめ
調査結果より、多くの保護者がAIの学習への活用に肯定的な意見をもつ一方で、AIが子どもに与える影響に不安が存在することが明らかになりました。
保護者の中には、AIの普及によって子どもの創造性が抑制されるのではないかという懸念を抱いている反面、AIを学習効果を促進するサポートツールとして肯定的に捉えています。また、AIを活用することで、子どもが新たな知識やスキルを身につける機会を広げることについての期待の声も寄せられています。
この調査結果から明らかなのは、保護者がAI時代の子育てにおいてリスクとメリットの双方を認識しているということです。慎重にバランスを取りながら、子どもの学びや成長にAIを活用する方法を模索しています。また、AIが普及した今だからこそ、創造力やコミュニケーション力など、AIが代替できない考え方やスキルを子どもに身につけさせたいと考えています。
ストアカでは、AIを効果的な方法で学びに取り入れることができる「AIと共存する」講座と、AI時代だからこそ創造力や思考力などを身につける「AI時代を生き抜く」講座を、両面から展開し、急速に変化する社会を生き抜くために必要な力を育む学びを提供します。
■ KIds Program 2023 〜AIと生きる、子どもたちの力を育もう!〜
ストアカでは夏休み期間に子ども向け「AIと生きるための、夏季特別プログラム」を実施しています。
「AIと共存する」、「AI時代を生き抜く」2つの切り口で展開された人気講師や企業との特別コラボレーションプログラムとなっています。
子どもたちの現代社会で求められる、AIを活用するスキルや、思考力や創造力を培うオリジナル講座を多数開催します。
特設ページはこちら:https://www.street-academy.com/campaign/summer-kids2023
<講座紹介(一部)>
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「AI時と共存する」〜AIやプログラミングについて学べる講座〜
13歳からの初めてのChatGPT講座(学生対象)
講師:菊池 みゆき
講座の詳細はこちら:https://www.street-academy.com/myclass/159709
この講座では13歳以上の学生を対象に「Chat GPTの使い方&付き合い方」を学ぶことができます。注意点や活用方法を正しく理解し、ChatGPTを効果的に学習に活用する方法をレクチャーします。また、ファクトチェックの方法など、正しい情報の取得方法についても学んでいきます。
この講座を通じて、ChatGPTを適切に活用し、「AI家庭教師」のように使っていくことで、学習効率を向上させたり、深い学びを実現するスキルを身につけましょう!アカウントを持っていない方や初心者も歓迎です。子どもとChatGPTの付き合い方に悩んでいる保護者の方も、安心してお子様にご参加頂ければと思います。
【漢字が好きになる】オリジナル必殺技をつくりだせ!!【AI活用】
講師:中道 貴洋
講座の詳細はこちら:https://www.street-academy.com/myclass/135551
「漢字」がテーマの超おもしろゲームで遊んで、自然と漢字を学んじゃいましょう!授業後半には、ゲームで作った必殺技を、最新AI「Chat GPT-4.0」と画像生成AI「DiffisionBee」によって美麗イラストに仕上げる過程を体験します!授業では、「漢字=何度も書かされる嫌なもの」という先入観をくつがえし、「漢字だけど楽しい!こんなにおもしろい学び方があるんだ!」と子どもが気付くきっかけを得ることをねらいとしています。また、最新AIを駆使して、できた必殺技をプロクリエイターが作成したような美麗イラストにすることで、漢字に愛着を持ち、記憶の定着率を劇的に向上させていきます。
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「AI時代を生き抜く」〜今こそ求められる創造力や思考力を養う講座〜
宿題バッチリ!脚本家が教える読書感想文講座
講師:篠原 明夫
講座の詳細はこちら:https://www.street-academy.com/myclass/4630
誰でも楽しく、必ず書ける読書感想文講座です。
夏休みの宿題で悩んでいる子供たちにとって、感想文は書くのが難しいもの。保護者の方も書き方がわからず指導に困っているのでは?
しかし、この講座なら心配無用!
たった3時間で原稿用紙3枚の感想文を確実に書き上げることができます。
なかなか書けない子も、講師が書き終わるまで手厚く指導します。この講座では講師が書かせるのではなく、子供たち自身の力を引き出すことを重視しています。読書感想文を書くことが苦手だった子供たちも、実際、一度この講座に参加すると、読書感想文を書くことが楽しみになり、笑顔いっぱいで毎年繰り返し参加する子供たちもいるそうです。ぜひこの夏休み、子供たちの苦手意識を解消し、読書感想文を楽しく書けるようになりましょう!
創造力を養う!夏休み【 絵日記の描き方 講座】
講師:CHIBA YUKIE
講座の詳細はこちら:https://www.street-academy.com/myclass/159099
絵日記や観察日記、本のポップなど、楽しみながら創作する方法を学べます。
絵日記では、テーマや構図の切り取り方、簡単で楽しい描き方を教えてもらえます。子供たちは自由な発想で思い描いたイラストを実際の絵日記に取り入れ、自分自身の物語を描き上げることができます。
観察日記では、育てている植物や物の色や匂い、大きさ、模様、手触りなどに気づいたことをどう絵に表現するか、分かりやすくお伝えします。
さらに、学年に合わせた自由研究のアイデアや、本のポップの描き方もご要望にあわせて学ぶことができます。この講座は、子供たちの自由な発想力や創造性を引き出し、楽しみながら創作に取り組むことを応援しています。ぜひ夏休みの時間を有意義に過ごし、お子様の自己表現の力を育んでみませんか?
その他、人気講師・企業とのコラボレーション講座を多数開催。
詳細はこちら:https://www.street-academy.com/campaign/summer-kids2023
<お得なキャンペーン実施>
プログラムリリースを記念し、お得なプレゼントキャンペーンも実施します。
期間中にプログラムを受講した方の中から抽選でAmazonギフトカードが当たります!
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■サービス:「ストアカ」について
ストアカは、教えたいと学びたいをつなぐまなびのプラットフォームです。累計受講者数121万人、講座満足度97.5%でレビューも多数掲載。あらゆる方が安心して質の高いレッスンを受けられるサービス運営を目指しています。学びたい方は、趣味やビジネススキルなど全480ジャンルから学びたいものを1回から気軽に学べます。教えたい方は、自分のスキルや経験を教えるレッスンやセミナーを自由に開設できます。オンラインで簡単にレッスンが開催できるZoom連携、月額課金、カスタマイズレッスンや時間制相談の受付など、多様な形の教えるを実現する機能を提供しています。
■運営会社:ストリートアカデミー株式会社について
2012年7月設立。「まなびの選択肢を増やし、自由に生きる人を増やす」をミッションに、個人向けに教えたいと学びたいをつなぐまなびのマーケット「ストアカ」を運営。企業向けには社員のリスキリングや仕事効率化に役立つインタラクティブなLIVEセミナーを人事研修や企業内大学向けにオンラインで提供する「オフィスク」を展開。
■法人向けサービス「オフィスク」について
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